「作家展終了」

  以前ここでアナウンスさせていただいた「JDAミニチュア・ドールハウス作家展vol.3」に、拙作一点(デカルト通りのブーランジェリー)を出品し、展は、おとといの夕刻無事に終了いたしました。(下の写真)。
  JDA(Japan Dollshouse Association)が主催する催しには、前会長の時代からもう20年以上、毎年続けて出品してきましたが、今回は少し間が空いての出場でした。そのあいだに、会場である「東京都立産業貿易センタービル浜松町館」は近代的なハイテクビルへと生まれ変わり、周辺を含めた想像以上の変貌ぶりには非常に驚きました。。
  むかし洋服の商売をやっていたころ、アパレル各社がよく展示会場としてこのビルを使っていたので、旧ビルには特段の馴染みがあり、JR浜松町駅から歩5分の道のりを何回も歩いたものでした。いまの仕事に転じてからは、今度はJDAがこのビルでショウを開催するようになり、そんなわけで、わたしの浜松町通いは、もう40年以上になる。
  その歩き慣れた駅からの道が、今回行ってみると、途中から空中の道へとつながり、道は10メートル以上の高さをキープしたまま、直接貿易センタービルへと接続している。道は更にゆりかもめ竹芝駅の改札口へもつながり、そのまた先にまで伸びている。なんたることか。浦島太郎になった気分であった。
  そんなわけで、道やビルは新しくなったが、ショー(作家展)の中身はむかしと変わらず、広さ300坪ほど(もっとか?)の会場に50組(?)ほどのディーラーがテーブルをならべ、フードや草花や食器などのミニチュアグッズを販売するお馴染みのスタイルで、作家展と名乗る割にはその名にふさわしい作品はほとんど見かけなかった。だが想像していたよりもはるかに混んでいて、会場は常に100名以上の客で満たされていた。

右がぼくで左が元生徒スギちゃん(60歳)。
スギちゃんは現在北海道滝川市にアトリエを構え「男のドォルハウス」のキャッチフレーズでさまざまなドールハウス活動を行なっている。我がクラブ(渋谷クラフト倶楽部)の会員であり、なおかつ「札幌クラフト倶楽部」の主宰者でもある。コロナ禍が長かったので、会うのはずいぶんひさしぶりだったが、ちょっと見ぬまにグッと貫禄がつき、バッチリかっこよくなっていた。