バシリジさんありがとう!

 フェイスブックのメッセンジャーに、スイスのバシリジ(Vasiliji)さん(男性)からメールがあった。彼とはすでにフェイスブックフレンドになっているらしいが、なにかをやりとりした記憶はない。メールには怪しげなリンクが貼ってあり「あなたにお目を通していただければたいへん光栄です」と書いてあった。
 ふつうこういうリンクは絶対に開かない。
 だから2〜3日ほうっておいた。しかしバシリジさんのプロフィール写真がなんだかいい奴っぽいムードを醸しているので、ある日彼のウォールを覗いてみた。するとだんだんと彼が悪い奴とは思えなくなり、思い切ってリンクを開いた。そしたらそこに当方のメアドを記入する欄があり、記入するとこんどはPC宛に長いメールが届いた。届いたメールにお返事すると、今度はインタビューのメールが届き、それに答えるとその次は、そしたら又その次は‥という具合に、次々と対応せざる得ない、とてもめんどうくさいプロセスを経て、下の、非常にかっこいい記事が出来あがった。
 全文英語ですがどうぞご覧ください。
 https://bit.ly/334dsdG
 もしかすると翻訳機能を使ってバシリジさんもこれを読んでいるかもしれない。まずはバシリジさんにお礼を述べます。バシリジさんありがとう。けれどかなりめんどかったです。次はもっと簡単にお願いしますね。
 バイバイ!!

 受けたインタビューのひとつに、お気に入りの模型屋を写真付きで紹介してほしいという項目があり、困った。好きな模型屋の写真は持ってなく、模型屋といえば現在絶交中の「ワム」(モデル・ワム)の写真しかない。仕方なく「ワム」を「My favorite hobby shop」とする虚偽の事実を掲載してしまった。どうかおゆるしください。

小さなペンギン作品

 写真の作品は、ぼくの教室の生徒でも見たことのないひとが多いだろう。
 ひさしぶりに小さなペンギン作品(1/12)が戻ってきたので、いまあちこちを修理している。修理が終わったらペンギンギャラリー(そういう店が実在する)の社長がやってきて持ち帰ってしまうので、その前に、チラッと写真を撮った。
 つくったのは確か2004年だった。おなじ年に、ひとまわり大きい、つまりふつうの大きさの「ペンギンギャラリー」という作品(作品ギャラリーに掲載あり)もつくり、更にその9年後に「ペンギン兵が立つ酒場」という作品(これも作品ギャラリーに掲載がある)もつくった(2013年)。それら一連のペンギン作品のはしりになったのが本作である。小さいが、明るくのびのびとした、とてもよい作品だとおもう。
 あとでちゃんと写真を撮って作品ギャラリーに掲載する予定。

ちなみにいま「ペンギン兵が立つ酒場・制作教室」を開催中だが、コロナ禍がはじまって以降、もう長いこと、一回も開かれていない。

DC-3はNGだった

 (10/23日付記事の続きです)
 マンガ「ねじ式」のファーストシーン上空には真っ黒に描かれた大きな飛行機が飛んでいる。その黒い絵から機種を特定してほしいといわれ、わたしは東京ソリッドモデルクラブのT氏に連絡した。ほどなくそれが米軍のダグラスDC-3だとわかり、さいわいプラモデルが市販されているので、つくるのはそうむずかしくないとのこと。その旨を才谷監督の右腕であるA氏に報告すると「ぜひつくって下さい。プラモでOKです。原作通りの絵にしたいので、飛行機のディティールはほとんど見えませんので‥」とおっしゃった。
 結局T氏がプラモをつくり、できあがった飛行機(1/72)を持って、先日阿佐ヶ谷の監督の事務所にお邪魔した。
 到着後ただちにT氏を紹介するとT氏はさっそく飛行機の説明をはじめた。そのとたんに場の空気が一変。ブツを見るなり監督からビシバシとスルドイ突っ込みが入り、あっというまに持参したダグラスDC-3は見事NGの海に沈んでしまったのである。監督曰く「50年前の円谷特撮ゴジラの飛行機みたいだ」。曰く「ミッドウェイ(今年公開された映画)と比べ見劣りがする」等々、NGワードのオンパレードを浴びた。また「カメラはできるだけ機窓に寄り、中に乗っている人の気配までを感じさせたい」や、「おなじ飛行機がベトナムに飛び、ナパーム弾を打ち、人を殺す」など、など、いろんなシーンを考えているようだ。
 な〜んだよ、A氏の言ったことと、まったく違うじゃん!
 つくったT氏が怒り出すんじゃないかと心配したが、ぜんぜんそんなことはなかった。けっきょく説明(監督演説?)は2時間以上にもおよび、そのあと全員で近所のホルモン焼き屋へと移動。大量のNG砲が飛び交った割には、なぜかT氏と才谷氏の相性はすこぶる良く、次の飲み会(映画会?)の約束まで交わしていた。ならちょうどよい。
 「飛行機のことはお互いに直接連絡をとり合って、あとは勝手に進めてくださいね」
 と、飲み屋の出口で、おふたりに告げ、わたしはもう飛行機のことは考えないでもよいことになった。
 あーよかった。

ホルモン焼き屋@阿佐ヶ谷。左列奥が才谷監督、左列手前が右腕A氏、右列奥がHAGA、右列手前がT氏。

募集を締め切りました

   10/17日付けの当欄で参加者を募集した「ブーランジェリー制作教室」ですが、おかげさまで定員の7名に達しましたので、すでに募集を締め切らせていただきました。ほんとうはもっと大勢の方々にご参加いただき、超・密な講座をやりたかったのですが、このコロナ禍ではそうもいきません。
  ——新メンバーは以下の7名です。
  *有名女生徒のM.I.さん(女性)
  *同ご令嬢 N.F.さん(女性)
  *模型の鬼 S.M.さん(男性)
  *ネイルの達人 M.K.さん(女性)
  *神楽坂のオジン H.K.さん(男性)
  *愛媛姫のF.K.さん(女性)
  *ミニバスケット王のK.T.さん(女性)

   ちなみにブーランジェリーとはパン屋のことです。この20年のあいだに少なくても5回以上、この小さなブーランジェリーの制作講座を開催してまいりました。いつになるかわかりませんが、そのうちまたはじめるつもりです。今回おしくも選にもれた方々は次回ぜひご参加ください。

写真は2019年のブーランジェリー教室のようす。募集をかけるとたちまちいっぱいになってしまう講座です。いつになるかわかりませんが、次回開催時の予約を受け付けますので、希望者は、参加可能な曜日をお知らせの上、お申し出ください。次回確実にご案内することができますので。

熊の髑髏(どくろ)ができた!

  できたといってもわたしがつくったわけではない。練馬のS.U氏(通称シゲちゃん)がつくったクマのドクロである。(以下つげ義春のマンガ「ねじ式」の映画化にまつわるなしです。8/8日、10/10日付けの当欄に先行記事がありますので、そちらから先にお読みください)。
  「ねじ式」冒頭からふたコマ目に、下のようなドクロが、写真とおなじように、流木に引っかかった状態で晒されている絵がある。ところがマンガに描かれたそのドクロは、顎(あご)から下の部分が欠落した「不完全なドクロ」なのだそうだ。なのでシゲちゃんは欠落部分を復活させた、顎や歯や牙もついた状態での「完全なドクロ」を、最初はつくっていた。
 わたしが見に行った時点では確かに顎がついていた。
 しかし原作の絵に顎はない。
 「顎はいらないよ‥」
 彼のスタジオで作品を見るなりわたしはそう言った。そのときシゲちゃんの心がキレたのかもしれない。わたしが帰ったあと、顎つきのドクロはコナゴナにたたき壊され(ツイッターに映像あり)、その一週間後に、今度は顎のない、マンガとおなじ「不完全なドクロ」が完成した。
 さっそく監督(才谷氏)の元へ送ったところ「監督的にはOKのようです!」という、悪くないコメントを頂戴した。
 これにてねじ式一号作品の終了だ。
 次は「ダグラスDC-3」である。

ウエノ・シゲユキ氏作「骨と枝」(1/7)。ドクロは、真鍮製骨組みの上にエポキシ系樹脂を盛り、さらにその上に樹脂粘土(スカルピー)を盛って整形した。枝は本物の枝を利用して整形し、着色した。なおシゲちゃんは20年前からずっと「渋谷クラフト倶楽部」の会員です。

ブーランジェリー制作教室/生徒募集!

 コロナ禍以降すっかりダラケている。
 このままずーっとダラケ切っていたいのだが、ある有力な女性生徒氏から「はやくブーランジェリー制作教室をはじめてください!」という再三再四にわたるご要望(圧力?)を受けまして、重い腰を上げ、下記教室を始めることにいたします。

   ①ブーランジェリー(1/12)制作教室。
 ②初回開催日: 11/15日午前11時〜午後3時/はがスタジオにて。
 ———初回終了後に次回の開催日を決めます。
 ③受講料: 一回11,000円(消費税込み)
 ———木材支給。塗料や特殊素材は自己調達してください。
 ④希望者はお申し出を!

 日曜の昼間に開催する講座です。完成までに要する日数は、参加者の技量にもよりますので不明です。先着7名まで。早い者勝ち。
 ふるってご応募ください。

「ブーランジェリー/B」(1/12)

ねじ式のこと

 8月8日付け当欄で「ねじ式」における背景の制作に関して、ぼくの教室の生徒か、元生徒さんの中で、だれか手伝ってくれるひといませんかと募集したことがあった。(詳細は当日の記事をお読みください)。
 てっきりスルーされると思っていたこの募集に対し、なんと2名もの有志が名乗り出てくれた。渋クラ(渋谷クラフトクラブ)現会長であるJ.Y氏と、沼津のベンツ・ドライバーY.K氏のふたりだ。また、ぼくの生徒ではないが、練馬の造形師であるS.U氏も、必要に応じて手伝ってくれることになり、最強のメンバーが揃った。
 ちなみに「ねじ式」とは鬼才つげ義春氏の代表的漫画作品のタイトルである。
 現在この作品をストップモーションの人形劇として映画化するはなしが進んでいて、映像における人形以外の部分、つまり背景部分の制作を「はがさんに頼みたい‥」と、最初はそう言われていた。しかしわたしが固辞したため、今回はこの3人が汗を流すことになった。
 もうすでに‥‥
 ①渋クラ会長のJ.Y氏が漫画の図柄にあわせて機関車を改造中です。
 ②沼津のY.K氏が「今井商店」(古い店)の店先を研究中です。
 ③練馬のS.U氏が風化した熊の髑髏(ドクロ)を制作中です。
 ④加えて飛び入り参加のY.T氏がダグラスDC-3を制作中です。

 以上のように、すでにいろいろとつくりはじめてはいるが、まだひとつも仕上がってきていない。
 ——–追ってまたご報告いたします。

某月某日、某所にて、関係者一同によるパーティーがあった。わたしの隣はつげ義春氏のご長男、柘植庄助さんだ。庄助さんによると父(義春氏)は元気だが、もうマンガは書いていないとのこと。