模型の家の殺人

 むかしお世話になった模型雑誌の元編集長が最近執筆したミステリー小説「模型の家の殺人」がやっと手元に届いた。なにやら葉田一洋(はだいちよう)なるミニチュア作家が作中重要なキーパーソンを演じていると聞き、かねてより読みたいと願っていた一冊だ。
 しかし届いたその日には読む気がなく、焼酎片手に表紙を眺め、一体どこに自分がでてくるのかとパラパラっとページをめくってみた。すると前半127ページに、なんと模型教室の講師として登場する。
「頭に赤いバンダナを巻き黒いエプロンをした背の高い老人が教室の前方に立ち、皆に声をかけている。多分彼が講師の葉田だろう—–」
 な〜んて、かっこいいフレーズとともに現れたものだからつい気分を良くして、そのまま2〜3ページ、ふらふらっと先を読んでしまったのがいけなかった。その日は結局予定を変更し、朝までかかってぜんぶ読み通すハメに陥った。ややこじつけ的な箇所も多く、また随分と荒唐無稽なストーリーではあるが、それでもグイグイ引っ張られた。そして葉田一洋の態度や、しゃべり方などは、まるで自分を見ているようで気持ち悪くなった。
 ぜひお読みください。
 アマゾンで買えます。
 (2019/10/6日と12/15日付け当欄にも本件に関する記事があります)

「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」
(最初の題は「模型の家/紙の城」でしたが、このたび改題して出版されました)

ぜひ買ってください!

 下の写真、わかるかなあ。アマゾンでなにかを買うと、あなたへのオススメ商品とか言って、こっちの購入傾向から割り出した書籍などをいくつか並べてくる、みなさんよくご存知のアレです。
 おとそ気分で何気なくそれを見ていて「おお!」っと声をあげた。写真左上に掲載されている拙著「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」に星五つの満点評価がついていたからだ。右下の養老孟司本や、左下の大沢在昌本などが星四つなのに、である。
 思わずタブレットを女房のところへ持っていき
 「オイちょっとコレを見ろよ、オレの本が星五つだぞ」
 なんてバカな説明してしまった。
 でもあとでよく考えたら、拙著を購入した非常に少数の方々がつけてくれた満点評価(たった2人か?)がそのまま反映されただけのこと。対して養老本や大沢本や反日本となると購入者数が非常に多いので、さまざまな評価にも晒され、簡単に満点は取れない。満点は「あんまり売れてない」ってことの証なのだ。
 なのでみなさんぜひ買ってください。
 拙作写真集「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」を。
 アマゾンで買えます。
 (本書に関しては当ホームページ「Books」のセクションにも情報があります)。

あけましておめでとうございます

 毎年年末になると京都に住む長男夫婦が二人の孫を連れて帰省する。しばらくは賑やかだったが、3日に彼らが帰り、急に静かになった。
 さて、今年はなんと言ってもオリンピックが話題だが、自分的には3月にオープンする「復元トキワ荘/マンガミュージアム」のほうがよほど気になる。わたしはこの件の基礎調査に協力しているし、復元推進のための模型(1/50)もつくっている。
 そこでだが、最近の新聞記事を見ると、復元されるトキワ荘の壁はベージュ色と書いてあるが、これは多分間違っている。
 20年前に最初のトキワ荘をつくったとき、壁をベージュ系に着色し、屋根を普通の日本瓦にしたところ、元住人の藤子不二雄A氏(安孫子素雄氏)から、壁はピンク、屋根は赤だったというご指摘をいただいた。その直後に藤子氏の事務所で、壁の色を示す当時のカラー写真を見せていただいたことがある。加えてトキワ荘の大家・天野喜秀氏から、「壁はピンクでした。屋根はセメント瓦の赤でした」と、直接伺ったことがあり、以後わたしは、壁はピンクだったと信じている。
 ところが大家氏はその後認知症となり、藤子氏は「トキワ荘のことはすでに言いつくした。今後はもう一切言及しない」と公言し、今回の復元事業にはかかわっていない。よって、たとえ間違いであったとしても、復元トキワ荘の壁はベージュ色になるようだ。
 ちなみにぼくの模型は一作目以降、壁の色はすべてピンクだ。しかし屋根は赤だったり、黒だったり、グレーだったり、そのときどきの気分で、いろいろである。
 本年もどうぞよろしく。

豊島区から届いた年賀状
3/22日オープンだそうだ。

来年もよろしく。

 この時期になると、ここ5年ぐらいいつも考える。「来年からはもう当欄は執筆しません!」あるいは「月一回に減らします!」などと勝手に宣言してしまい、翌年からもう書かなくても済むようになったら、どんなに気が楽だろうかと。
 10年前だったら当時はまだ結構元気だったので「近況①」「近況②」(当時は近況報告と言っていた)、ときには「近況③」まで、いろいろと書くことがあった。しかしこのごろはジジイ化が深まったおかげで特に新しいプロジェクトはやってないし、新作もつくっていない。代わりに病院通いがやたらと多くなり、やれ入院したとか、腰が痛いとか、だんだんそんなはなしのネタしか見つからなくなってきた。
 だから今年こそは断筆宣言するつもりでいた。
 ところがひょんなことから当ホームページが新デザインに変わり、当欄も新形式になった。なったとたんに何も書かないわけにはいかず、断筆の夢は仕方なく2〜3年お預けにして、来年もまたこのまま書き続けるしかなさそうだ。
 今年ももう終わり。
 本当に早いものだ。

我が家の山茶花(さざんか)

忘年会

 昭和60年ごろは12月になると世の中は忘年会一色となり連日馬鹿騒ぎをしていた。一次会から二次会へと流れる人々で街はあふれ、三次会でしけ込んだカラオケスナック(当時カラオケボックスはまだ主流ではなかった)でマイクの争奪戦が起こったり、タクシーの奪い合いによる喧嘩が日常茶飯事だった。あれから30有余年、このごろ忘年会ってなしはめっきり聞かなくなった。最近とんとお呼びもかからない。そんなご時世に、我が渋谷クラフト倶楽部では、いまだにやってますよ。
 下がその写真です。
 場所は池袋の高級もんじゃ焼きの店「Na味」(なみ)。この店のオーナーの奥方がわたしの教室の生徒で、なおかつオーナーの次女もまた生徒であることから、ここを使うのはこれで2回目。クラブ員とゲストで計33名が集まった。
 御多分に洩れず我がクラブも年々高齢化が進み、むかしは朝まで飲んだくれていた愚生もいまや71歳。二次会へもカラオケスナックへももちろん行かず、終了後はおとなしく家へ帰りましたとさ。

2019年12月15日
ぼくは右側にいます

めちゃくちゃ気になる

 むかし世話になったウタダ・トシアキという模型雑誌の元編集者が、わたしをモデルにして小説を書いた。それが某出版社主催のミステリー大賞の一等賞に選ばれ、賞金1200万円をゲットしたというはなしを、以前ここに書いた。(10/6日付け当欄)。
 そのウタダ氏から、先日またメールが届いた。
「芳賀さま。こんばんは。ウタダです。単行本のタイトルが決まりました。『紙鑑定士の事件ファイル/模型の家の殺人』です。2020年1月10日発売ですが、芳賀さんをモデルにさせて頂きましたので、献本させていただきます。詳しくご報告しますと、葉田一洋という名前のミニチュアハウスの作家が登場します。また一部ですが、ミニチュアハウスの世界を描いています。不勉強で至らぬ描写があるかも知れませんが、どうかご容赦ください。とり急ぎお知らせまで。ウタダ‥」
 ん!? 葉田一洋って、もしかして「はだいちよう」って読むの?
 めちゃくちゃ気になる。
 献本するって言ってるが、本はまだ届いていない。

以前ウタダ氏が編集していた雑誌
左下に私の名前が

ジャーン!

 先週の木曜日(12/5)に、ついに、このホームページを、ニューデザインにチェンジいたしました。なんの前触れもなく、いきなりでしたので、びっくりした人も多かったと思います。そしてよくぞこの「talks」にたどり着きましたね。以前当欄は「近況報告」という名称でしたが、今回「talks」と変わったこともあり、リンク場所をみつけられなかったひともいたようです。
そのほかにも、やれ「works」のページが重すぎる(開くのに時間がかかりすぎる)とか、インデックスがわかりにくい、地図が正しいスタジオの位置を示していない、等々、等々、いろいろと不備はあろうかと思います。しかしそういったことは、時間をかけて根気よく直してまいりますので、どうか気長に、あたたかく見守ってください。
 このたびの新デザインは、わたしの工作教室の生徒のひとり、黒い髪のテルミーさんによってつくられました。彼女はこの数ヶ月、連日連夜、パソコンにしがみついて、トロトロになりながらも、とうとう新バージョンアップの日を迎えたのですから、さぞかしお喜びのことと存じます。テルミーさんおめでとう!!! これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 そして最後に、2001年から今日まで、ずっとわたしのホームページ(旧デザイン)を管理運営しつづけてくれた茶色い髪のマッキーさんに、たいへんお疲れさまでしたと申し上げたい。20年の長きにわたり、本当に、ほんとうにありがとうございました。今後はどうか上から目線で、気楽にテルミー版を楽しんでください。

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