白いダノンをリフォームしました

 むかしつくった作品をいま見ると、気に入らない箇所ばっかりが目につき、無性に直したくなる。ふだんはぐっとこらえているが、こんな時期なので、思い切って「白いダノン」(アートインボックス作品1/12)をリフォームした。
 本作を制作した1997年ごろは、壁掛け式という用途を満たすため、アートインボックス作品はできるだけ薄くつくるよう心がけていた。当時の作品はどれも厚さ130ミリ(舗道部分を含めて)しかない。したがって店の中が覗かれぬよう、どの作品もウィンドウにはブラインドが下がっている。ところが本作はブラインドの隙間からけっこう内部が見えていて、まず第一にそこが気に入らなかった。
 よって今回は、内部に奥行き感をもたらすため、店の裏側をうしろに7センチ出っ張らせ、店内を増床した。おかげでブラインドのスキマから覗いた景色がだいぶんよくなった。ついでに二階の窓の内部も増床し室内に電灯を点けた。そのためカーテンがほんのりピンク色に輝いて見える。(下の写真)。
 前回言及した「緑色のダノン」も数年前に店内を増床している。「錠前屋のルネ」も「炭酸入りのレモネード」も、その他いくつかのふるい作品はヒマなときに増床し、みんな一軍に上がった。ところが本作の場合は、肝心かなめの絵(店頭の絵)がダメなのでまだまだ二軍だ。そのうちコロナの第二波でもくれば、そのときには絵も直してあげたい。

リフォーム後の写真「白いダノン」。
正式題名「ル・マタン・ブロン(白い朝)」