Hang(ハン)さんがやってきた

 台湾のHank Chengさんをご存知だろうか。フェイスブックで5000、インスタグラムで8万人のフォロワーを誇る、いま売り出し中の有名ミニチュアリストである。
 夏の北海道のショーで、ぼくの隣のテープルがHangさんだったが、彼の顔があまりにも怖かったので、そのときにはあんまり話をしなかった。そしたら今月になって、突然彼からメールがあり、月末に東京へ遊びに行くので、ぼくのギャラリーを是非見学したいという。いくら顔がこわいからと言って国際親善上断るわけにもいかず、おそるおそるOKした。
 そして22日の土曜日、羽田から直行でわたしのスタジオを訪れた彼は、とりあえずはギャラリーを見学し、教室を見学し、そのあとは、この日の生徒氏らと一緒に、例のお好み焼き屋・テケテケへと繰り出した。
 テケテケでの彼は決してこわいお兄さんではなく、イメージとはまったく違う生粋のベジタリアンだった。肉もイカもまったく口にせず、ただ野菜のみを食べ、流暢な日本語を笑顔でしゃべった。日本が大好きだという彼は、むかし4年間高円寺に住んでいたことがあるという。そんなHang氏のはなしを聞いているうちに、最初の怖さは徐々に消え失せ、いつの間にかわれわれは彼の大ファンになってしまった。
 Hangさん、もう怖くありませんので、また遊びに来てくださいね。
(彼の作品はHang Chengで検索すれば、山ほど見ることができます)

ぼくの隣の黒シャツがHangさん
Hangさんの隣は彼のガールフレンド


2018年12月24日