久しぶりのチーフン

 2009年8月にチーフン・スタークという韓国系アメリカ人が来日し、丸一か月駒形橋の安宿に滞在して、自転車で毎日ぼくの工房へと通い、工作修行をしていたことがあった。(2009/8/13日付けの当欄に記事あり)。当時千石の教室へも二度ほど顔を出し、確か放課後へも同行したことがあるので、ご存じの諸兄も多いはずだ。
 そのチーフンが6年ぶりにひょっこり現れて、ひさしぶりの顔を見せてくれた。なんでも最近は陶芸に凝っていて、そのメッカ益子で開催された陶芸市を見るために再来日したという。
 ソウル生まれのチーフンは10才のときに米アイオワ州スターク家の養子となり、ぼくのところで工作修行をしていたころはブルックリン(ニューヨーク)に住んでいた。その後アイオワの父親が亡くなり、いまは再びソウルにいるそうだ。建築設計を本業とする39才の独身男性である。
 一緒に向かいの焼肉屋「イケちゃんの店」へ行くつもりでテンパッテいたところ、その日はいつまでたっても店が開かなかった。しょうがないのでちょっと先のもんじゃ焼き屋まで足を伸ばして、テイクアルコール!
 イケちゃんはいつも営業時間がいい加減で非常に困る。

白シャツの若者がチーフン


2015年11月7日