帰ってきました

 21日午後シカゴから帰ってまいりました。
 旧知のディーラーたちが口々に〝今年は低調〟と述べていたが、客数は例年の7掛けか8掛け程度だったのか、盛り上がりはいまいちだった。しかしぼくのテーブルは、昨今の円安基調に助けられ、円に直して考えれば、それほど悪い売り上げでもなかった。
 ほかにもいくつかの好材料があった。
 その①:近作「エドワード・モースの店」の依頼主、アフマド・アルタニ氏からはじめて作品の礼を言われたこと。ストーブの炎がとてもラブリーだと言ってくれた。そのあとぼくの品物を1000ドルほど買ってくれ、美しい奥様を紹介してくれた。
 その②:知り合いのディーラーからアートインボックスを買いたいと言われ、恐る恐る超高プライスを提示したところ、ちっとも高くないと返され、内心ドッキリしたこと。
 もしかしたら彼はほんとうに買う気なのかもしれない。
 その③:以前からのファンだという米国人(Mr.Darren)がわざわざニューヨークから会いに来てくれ、マンハッタンでの芳賀展開催を熱烈提案してくれたこと。
 その方はなにか当地でのコネがあるらしく、もしかしたらミュージアム@ニューヨークでの拙展開催も可能かかもしれない。等々。ほかにもいくつかのおもしろいはなしがあった。
 さいわい腰痛はそれほど悪化することはなく、なんとか歩いて家まで帰り着くことができて、今はほっとしている。

Darren and me


2015年4月23日

シカゴショウがはじまります

  いよいよ来週末シカゴショウ(Chicago International 2015)がはじまります。
 わたしは17日(水)の午後成田を発ってディーラーとしてショウに参加し、21日の夕刻帰国予定ですが、わたしの教室関係者では以下の方々も同時に現地入りします。
*ふるはしいさこさん(元生徒/ディーラーとして)
*伊藤順子さん(元生徒/買い付けのため)
*一色美世子さん(元生徒/買い付けのため)
*舟木ゆりえさん(生徒/ショウ見物)
*河野博文さん(生徒/小生の手伝い要員として)
*中川さえさん(元生徒/ディーラーとして)
*正影智子さん(元生徒/ディーラーとして)
 教室関係者以外では以下の方々も現地へと向かいます。
*木村浩之さん(ジャパンギルド会長/ディーラーとして)
*美海きょうこさん(ディーラーとして)
*河合行雄さん(ミニ厨房庵/ディーラーとして)
*小林美幸さん(金魚作家/ディーラーとして)
*奥村きみえさん(食物作家/ディーラーとして)
*高梨たくみさん(犬猫作家/ディーラーとして)
*小島隆雄さん(ミニチュア作家/ショウ見物)
*小川富美子さん(衣服作家/ディーラーとして)
*長嶋みゆきさん(皿絵作家/ディーラーとして) 等々。
(記載漏れがあったらお許しを)
 ——-小生かなりの腰痛持ちで、いまがその絶頂期。途中でヘバらぬか、おそるおそるの旅立ちです。

2013年@シカゴショー


2015年4月11日

イエサブの棚のこと

 いまイエサブの棚は満杯の状態です。桜でいえば満開。眺めはまことによいのですが、近々これをごっそり回収せねばなりません。
 お伝えしておりますように、4月17日~19日まで、米シカゴで開催されるミニチュアショウに、今年わたしはディーラーとして出店する予定で、この棚の品物をシカゴへ持っていかねばならぬからです。
 ショウが終わったあと、品物はふたたび棚へ戻しますが、売れた場合、戻す品物が著しく減ってしまい、元通りの量にまで回復するには時間がかかります。しばらくは三分咲き五分咲きといった状態が続くかもしれません。その間お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうかご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
 ※イエサブの棚とは、秋葉原ラジオ会館6Fのホビーショップ、イエローサブマリンの中に設置されたショウケース「はがいちようのミニチュアコレクション」のことです。

満杯の棚


2015年4月4日

松江よいとこ

 いま展示会をやっている松江へは今回はじめて行ったが、町のそこかしこにちゃんとした日本の田舎が残っている、いいところだ。朝はしっかりとした霧が立ち込め、夕刻になると、東京では絶滅危惧種の縄のれん個人営業的居酒屋が元気にポツポツと灯をともす。
 むかしイギリスからアルカディオ・ハーン(小泉八雲)がやってきて最初に住んだのもここ松江だそうだ。ハーンの家が当時のまま残っていた。
 ハーンつながりかどうか、展示会はイングリッシュガーデンという英国庭園において開催中。庭園を取り巻く回廊をギャラリーとして使っている。会場までは松江駅からタクシーで2000円ほどの距離だが、一時間に一本というローカル鉄道で行くこともできる。この鉄道はあの名作鉄道映画「レイルウェイズ」で主人公中井貴一が運転手を務めていた一畑電鉄。終点駅は出雲大社前である。残念ながら今回そこまでは足を伸ばせなかったが、撤去のときには是非訪れてみたい場所のひとつだ。出雲大社の先には世界遺産の石見銀山がある。
 開催二日目の朝、以前イギリスでお世話になった本田和美さんが、わざわざ飛行機で駆けつけてくれたが、彼女もすっかり松江ファンになった様子。近所には米子空港、出雲空港があり、飛行機便も便利だ。
 というわけで、ただいま「ドールハウス&立体絵画展」開催中!
 松江イングリッシュガーデンにて。
 ——–詳細は前回の当欄に。

ラフカディオ・ハーンの家


2015年3月28日

松江展開催中!

 いよいよ松江での「ドールハウス展&立体絵画展」が始まり、22日の朝、現地の新聞「山陰中央新報」に以下のような記事が載った。
 国内外で活躍する作家4人が手掛けた人形サイズの小さな家などを展示する「ドールハウス&立体絵画展」が21日、松江市西浜佐陀町の松江イングリッシュガーデンで始まった。昔懐かしい街並みや家屋を精巧な技術で縮小した75点が、多くの市民を小さな世界に引き込んでいる。4月29日まで。
 ドールハウスは欧米で広がり、実物のおよそ12分の1のミニチュアを作ったり、見たりする趣味として世界中で親しまれている。
 会場は作家ごとに作品を展示。名古屋市在住の小島隆雄さん(60)は「パリのパン屋さん」「プロバンスの風」な欧風建築を中心に27点を出品。整然と並ぶ食器や食材を細部まで再現し、本当に人が住んでいるような生活感のある作品に仕上げている。
 奥行きがあるような仕掛けを施した立体絵画のはがいちようさんは、1940年代のパリをモチーフにした作品など計20点を並べ、来場者を引き付けた。松江市内中原町の主婦、矢引絵美さん(35)は「細かくてセンスもよい」と感心した。
 開幕式には、関係者や開催を心待ちにしたファン約100人が出席。山陰中央新報社の松尾倫男社長が「松江での開催は5年ぶり。緻密な作品を堪能してほしい」と来場を呼び掛けた。入場料は高校生以上900円、小中学生500円。会期中は無休。
 (以上、原文のまま)
 というわけで、私の展示スペースは下のような状態です。
 お近くの方、ぜひご来場を!

松江展開催中!


2015年3月25日

松江展開催のこと

 3月21日から4月29日まで島根県松江市で作品を展示いたします。

タイトル:ドールハウス&立体絵画展
会場:松江イングリッシュガーデン(島根県松江市西浜佐陀町)
URL:http://www.matsue-englishgarden.jp/
会期:2015年3月21日(土)~4月29日(水)
時間:午前10時~午後5時(最終入場:午後4時半)
入場料:前売り券(一般・大学生・高校生700円、小・中学生300円)当日券(一般・大学生・高校生900円、小・中学生500円)
前売り券販売所:ローソンチケット(Lコード66994)、今井書店各店、イオン松江店、一畑百貨店、山陰中央新報社本社、各総支局、販売所
問合せ:山陰中央新報社文化スポーツ事業部/0852-32-3415(平日10時~17時)

わたしは20日に松江入りし初日(21日)と二日目(22日)はだいたい会場にいる予定です。
お近くにお住いの方、是非お出かけください。

会場イメージ


2015年3月18日

サラさんのこと

 ブラジル人女性サラ・ウェロー(Sarah Wero)さんがぼくの教室、孤独の世界制作グループへ参加することになりました。
 有楽町展の最終日に会場を訪れ、閉場間際まで、ひとつひとつの作品を丹念に見て回っていた外国人を覚えている御仁も多いでしょう。サラさんは、ご主人の東京赴任(ブラジル大使館)に合わせて数年前に来日し、現在は東京の渋谷に住んでいます。
 実は彼女とは一年前にフェイスブックで知り合い、そのときからずっと〝習いたい〟と言われ続けてまいりましたが、なぜか実現せず、いつのまにかうやむやに。しかし今回は参加料の振り込みを確認しましたので、まず間違いなさそうです。
 ほかの生徒氏らとの歩調をあわせるため、若干の補講をせねばなりませんので、実際に彼女がぼくの教室に合流するのは3月28日(土)になる予定です。
 日本語をほとんどしゃべらないサラさん。
 チーフン・スターク(米国人)、カン・ミョンスクさん(韓国人)以来の、ひさしぶりの外国人生徒です。楽しんでもらえるといいんですが…。

サラさん(左)と


2015年3月7日