ギャラリートーク

渋谷クラフト倶楽部のメンバー8名にお集まりいただき、先日、わたしの自宅ギャラリーにおいて、初のギャラリートークをおこなった。題して「はがいちようがブツクサ自作を語る」。演説調にはしたくなかったので「ブツクサ」とし、狭いギャラリーゆえ少人数限定で、1点一作ごとに、文字通りブツクサと、約一時間半にわたって能書きを語り、あとはいつも通りメシ屋へと移動した。

(参加者)
 羽賀さん
 まゆみちゃん
 さのさん
 サトケンさん
 白石さん
 秋山さん
 亀田さん
 シゲちゃん

 二年前の12月、わたしのスタジオで脳溢血に倒れたあの白石和良さんが、な、なんと参加者のひとりとして、発病後はじめてわたしのスタジオを訪れてくれた。驚異的な回復ぶりである。まずは倒れる直前に座っていた自分の机に腰を下ろし、記念の写真を撮った(下)。
 この企画、そのうちまた別のメンバーを相手に第二弾を実施する予定です。

白石和良さん(右)と

2019年3月2日

アマモのこと

 いま発売中の月刊アーマーモデリング3月号に、土居雅博さんと山卓さんとわたしによる3者座談会が掲載されていて、「ひと気がないのに大人気」というテーマに沿って、フィギュアをまったく置かない拙作を肴(さかな)にああだこうだと論じている。
 フィギュアもプラモもダイオラマもまったくわからないわたしは、最初、この座談会への出演をお断りしていた。だいたいからしてこのごろ耳が遠くなり、とても座談会などつとまりそうもなかった。しかし再度のご要望があり、拡聴器一個を購入し、しぶしぶ会場へと向かった。買ったばかりのマシンの力をかりて、無知な自分はできるだけ聞き役に回り、極力おとなしくしていたつもりだったのだが、できあがった誌面をみると、結構自分もしゃべっている。
 ではどんなことをしゃべったのか、ぜひ一冊買ってお読みになってください。

アーマーモデリング3月号(大日本絵画/刊)
通算233号

2019年2月23日

教室のお知らせ

 3月2日から「むかしの消防署」(下の写真・1/80)をつくりはじめます。よかったらこちらのグルーブに参加しませんか?

 教室の場所: はがいちようの駒込スタジオ(東京都北区中里3-23-22)
 教室開催日: 3/2(土)、4/13(土)、5/11(土)、6/8(土)、以上、前期4回
 開催時間: 午後6時~8時
 参加料: 5443円(1回分)税材料費込み

 参加希望者は直接Hagaまでメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)をください。質問があれば遠慮なくどうぞ。

むかしの消防署1/80

2019年2月18日

ひさしぶりのペンギンギャラリー

 今週はずっと「ペンギンギャラリー」という作品(アートインボックス)の修理に取り組んでいた。むかしの数寄屋橋ショッピングセンターにあった同名の店のオーナーから依頼され、2002年に制作した作品だ。ところが最近、それを棚から落とし、破損してしまったらしい。困ったオーナー氏から連絡があり、会ってはなしを聞くと、収納用木箱に入った状態での落下だったので、さいわい壊滅的ダメージは受けずに済んだという。写真を拝見したところ3日で直せそうなキズに思えたが、このごろ身につけた老人力のおかげで、実際はその3倍かかってしまった。
 間近で本作を見るのは随分ひさしぶりのことである。つくったときの自分は52歳。元気いっぱいのころである。なかなかよくできているので驚いた。筆致に迷いが感じられない。(下の写真)。
 もうすっかり完成したので、再納入するまでのあいだ自宅ギャラリーに展示する予定です。ご覧になりたい方は連絡をください。
 ———-自宅ギャラリー/Gallery ICHIYOH/東京都北区中里3-23-22/午前10時~午後6時/入場料100円/です。

ペンギンギャラリー(修理中)

2019年2月9日

ひさしぶりの馬具店

 このところなにかと話題になることが多い中東のカタール。昨晩はサッカーのカタール戦が大騒ぎだった。この国の首都ドーハに、国王のまたいとこにあたる、アフマド・アルタニという、ミニチュア大好き男(41才)がいる。
 2012年の夏、とつぜんそのアフマドから「作品を買いたい」というメールが届いた。何点かの写真を見せると、ほぼぜんぶ「買う」と言ってくれたので、その年の12月、買ってくれた作品ひと山をたずさえて、はるばるドーハの彼の家まで、おとどけにあがったことがあった。(2012/12/15日付け当欄に記事があります)。さらには、このときの現地での面談中に、米西部開拓時代の馬具店「エドワード・モースの店」の制作を依頼され、その後1年がかりで制作し、2014年春に完成、でっかい作品だったので、今度は送料約100万円を払って、航空便で送ったこともあった。もちろんそれらの費用は全額アフマドからいただいたが、その後彼からはぱったりと連絡が来なくなり、送った作品を気に入ったのかどうか、よくわからない状態が続いていた。
 そしたらである。ついこのあいだ、一色美世子さんと、次女ノエさんと、英国の本田和美さんの3人(全員ぼくの教室の生徒)が、わざわざカタールまで、彼のコレクションを見に行ったそうだ。するとドーハの豪邸には、ぼくが行ったころにはなかった大きなふたつの展示室があって、そこに馬具店をふくめた拙作5~6点が、よい位置に、おいてあったという。展示室のほかにも、ただ作品を積んであるだけの在庫部屋もあったので、飾ってある作品は彼のお気に入りだけじゃないかと、一色さんはおっしゃった。
 「日本人が行くので、特別に飾ったんじゃないの?」と尋ねると「とてもそうは思えなかった」という。わざわざ部屋を暗くしてくれ、馬具店内部のストーブの炎がよく見えるように調整してくれたそうだ。
 アフマドに限らずのことだが、買ってくれた作品を、大事にしてくれているってことを聞くのは、うれしいことである。

ひさしぶりの馬具店@アフマド・アルタニ邸

2019年2月3日

トキワ荘講座のこと

 本日26日(土)午後6時より「トキワ荘制作講座」があります。
 —–お集まりください。
 ①本日は最終回ですので完成作品を持参し、説明いたします。
 ②みんなで集合写真を撮りたいと考えています。
 ③少し早めに終えて、近所の居酒屋にて「打ち上げ」をやる予定ですので、ふるってご参加ください。(かつて自由が丘教室に在籍していたことがあるOBの方々や、その他の方々も歓迎します ので、よかったら午後7時ごろ、いつもの部屋「自由が丘グリーンホール201号室」に、顔を出してください。)

 と、昨日SNSに、掲載しましたところ、多くのいいねがついています。ところがわたしは、昨晩より急に高熱を発してしまい、いくことは行きますが、もしかすると打ち上げには参加できないかもしれません。
 まことに申しわけありません。
 なお、わたしが不参加でも、打ち上げ自体は開催いたします。
 どうぞよろしく。

人生5度目のトキワ荘 完成! 1/50

2019年1月26日

東京MXテレビのこと

 東京MXテレビで毎朝「ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース」という番組をやっていますが、その最後のころに、ちらっと拙作が出演しますので、朝よっぽどおヒマな方はご覧になってください。われわれのクラブの山野順一朗会長も、バッチリしょっぱなに出演していますので‥。
 *しばらくのあいだ毎朝見ることができます。
 *平日はAM7:00~7:30
 *土日はAM6:00~6:30

 東京MXデレビには「TOKYO MX1」と「TOKYO MX2」がありますが「MX2」のほうです。(地デジチャンネル番号093)。あわせるには、テレビのリモコン「9」を押して、そのあとチャンネル「進む(+)」のボタンを一回押すとよいでしょう。東京以外の方もPCとスマホで、オンタイムで見ることができます。詳しくは「mcas」か「エムキャス」で検索してください。
http://mcas.jp/c/mx1.htm

東京MXテレビ

2019年1月19日