「孤独の世界」生徒募集!

 「孤独の世界」という作品(1/80)をご存知ですか?
  過去何回もわたしの工作教室の課題作として取り上げてきた作品ですが、このところのコロナ禍でしばらくご無沙汰でした。ところが最近、当教室の敷居をまたいだばっかりのある中国人生徒が、非常に熱心に、この作品をつくりたいとおっしゃっています。ただし今のところそうおっしゃっているのはその方おひとりです。なので、ひさしぶりに当欄で生徒を募集することにいたしました。

 ⬛️孤独の世界/制作教室/生徒募集!
 課題作: 「孤独の世界」縮尺1/80(下の写真)
 教室の場所: はがいちようの駒込スタジオ(東京都北区中里3-23-22)
 開催日: 原則月1回土曜か日曜の午後1時半から5時まで開催
 参加料: 1回11,000円(消費税込)

 どなたでも応募できますが、スタジオが狭いので先着5名さままでとさせていただきます。どうかふるってご応募ください。
 ———質問があれば遠慮なくどうぞ。

写真は「孤独の世界」。現物はイエサブの棚で見ることができます。(イエサブの棚とは: 秋葉原スーパービル6階イエローサブマリン秋葉原スケールショップの店内にあるショーケース「はがいちようのミニチュアコレクション」のことです。)
https://yellowsubmarine.co.jp/shop/秋葉原スケールショップ/

「Gallery ICHIYOH」のこと

  連休直前、いい陽気になりました。
  はがいちようミュージアム「Gallery ICHIYOH」では、ただいま作品展開催中です。連休中も休みなく営業しておりますので、ぜひお出かけください。
  住所: 東京都北区中里3-23-22/午前10:00〜午後6:00/入場料100円/前もってご予約の上ご来場ください。
 https://ichiyoh-haga.com/private-gallery.html

  *展示中の作品
   「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」
   「DANONE/1944年夏」
   「デカルト通り48番地」
   「サンドニの夜」
   「ルイブランの青画廊」
   「エイミー&マドレーン」
   「中古屋ブェイセイル」
   「人形の鬘(かつら)を売る店」
   「カルベ酒を飲む女」
   「白い石炭商人」
   「キャフェ・ル・マルソワン」
   「セーヌ・フルール」
   「散髪屋チャーリー」
   「炭酸入りのレモネード」
   「ブーランジェリー/B」
   「東家(あづまや)」
   「曇天無風なり」
   「トルネ通りの風呂屋」
   「ドラゴン通り118番地」
   「青春の北池袋」
   「ピエールの荷馬車」
   「いちようの作業場」

  JR山手線田端駅北口から歩いて10分。あるいは駅前のコミュニティーバス・バス停(「田端文士村記念館」前にあります)から乗車して二つ目の停留場「エコー広場前」で下車すると近いです。ギャラリーの隣には築65年の木造建築「いちようスタジオ」があり、そちらも見ることができます。

「オイルステインのこと」

  ぼくの教室の生徒には、最初にオイルステイン塗料をタダで支給している。
  更に必要になったときにはイエローサブマリン(略称イエサブ)のわたしの棚に各色取り揃えてますので、そっちで買えますよと説明し、もう10年以上、イエサブの棚にオイルステインの塗料を置いている。
  最初は100ccの細口ポリ瓶に入れて1本1500円だった。しかし少ししか使わないものなので、もっと小さな瓶に入れて、安くした方が売れると考え、ある日30ccの瓶に詰め替えて1本700円にした。そこまでは良かったのだが、このとき広口瓶を使ったのが良くなかった。
 「買ったら中身が固まってました…」
  のようなクレームを耳にするようになったのだ。
  ポリ容器には細口と広口があって、広口の方が塗料を出しやすいし、詰めやすい。ところが口が広いとどうしても空気も入りやすく、蓋をちゃんと閉めても時間が経つと中身が固まってしまうようである。
  ——–固まったのを買ったみなさんごめんなさい。
  対応が遅れておりましたが、先日イエサブへ行って、ぜんぶ細口瓶(内蓋付き)に入れ替えてきましたので、これならば空気はもう入らないはずです。
  とりあえず黒7本、黄色3本、茶色3本、緑1本、白1本、青1本、赤3本を置いてきましたが(税込1本770円)、減ったらまた追加いたしますのでどうぞよろしく。(下の写真)。
  ちなみに、オイルステイン以外にも、各種ミニチュアバーツや、小作品、書籍など、Haga関係のグッズをいろいろ取り揃えていますので、一度ぜひイエサブの棚をのぞいてみてください。

  イエサブの棚とは: 秋葉原スーパービル6階、イエローサブマリン秋葉原スケールショップの店内においてあるショーケース「はがいちようのミニチュアコレクション」のことです。ぜひお出かけください。
https://yellowsubmarine.co.jp/shop/秋葉原スケールショップ/

「誕生日」

  きょうは小生の75歳の誕生日。本日を持ちまして無事後期高齢者の仲間入りをはたすことができました。ちっとも嬉しくありませんが、SNSを含め多くの方々から祝辞が届いています。祝ってくれた方々には感謝の意をj表したいと思います。
  今年の誕生日はちょうど運転免許証の更新に当たっておりましたので、過日鮫洲の試験場まで出かけたところ、意外にスルッと、新しい免許証をゲットすることができ、誕生日がらみで言えばこれが一番うれしい出来事でした。
  なにしろ昨今は高齢ドライバーを社会から締め出そうとする空気が充満しているわけでして、そんなところにわたしのようなヨボヨボがノコノコ出かけて行っても、やれ耳が遠いだの動作がノロいだのと難癖をつけられ、門前払いを食わされるのではないかと密かに危惧しておりました。
  はじまりは去年の10月。認知症機能検査に来いというハガキが届き、近所の検査場まで出かけ、約6000円を支払って検査を受けさせられました。次は12月。運転技能の検査に来いというハガキが届き、近所の自動車学校まで出かけ、約4000円支払って検査を受けさせられました。更に今年の2月、視力検査をするから来いというハガキが届き、やはり近所の自動車学校まで出かけ、約3000円支払って検査を受けさせられました。どれもたいした検査ではありませんが、往復の時間に待たされタイムが加算されての半日仕事。運転技能と視力の検査などはおなじ自動車学校でヤルのですから、おなじ日にまとめてやったらよさそうなものを、なぜ日を分けるのか、意味がわかりません。
  以上3つの関所を通過した証である3枚の検査修了証を持って、旅の終わりである最後の難関、警視庁運転免許本部・鮫洲運転免許試験場へと出向いた。
  鮫洲の門をくぐってからは、ああ言われたらこう答える。できるだけ俊敏に動く、等々、いろいろと考えながら身構えていたところ、担当官が
 「ここでは検査はありませんから…」
  と、あっさりお答えになり
 「ガーン!!!!!!!」である。
  鮫洲では検査も実技も講習もなんにもなく、小一時間もしないうちに、新免許証が交付となった。次の更新日は2026年の誕生日だそうだ。
  そのときわたしは78歳。
  微妙だなあ。

ぼくが16歳のとき手にした最初の免許証もここ鮫洲で交付されました。黒い革表紙の薄っぺらい手帳のような免許証で、氏名などの記載事項はすべてインクとペンで手書きされていました。当時試験場の建物は木造四階建てで、ギシギシと音を立てて階段を登ったものです。その後鉄筋コンクリートのビルに生まれ変わり、そして近年、更にもう一度建て直されたのが写真の現庁舎です。
 

「ブーランジェリー教室のこと」

  去年11月7日に抽選会を行い、新ブーランジェリー制作教室への8名の参加者が決まり、すでに教室がはじまっています。しかしこの日の抽選にハズレた方々がいます。そして、ハズレた方々のうしろに、更に新たな参加希望者がならぶようになり、少しややこしくなってます。
  そんなわけで本日は、この教室への現時点での参加希望者の名前を、受け付けた順番に、記載させていただきます。1番から4番までが抽選会でハズレた方々です。彼女らは優先的に若い番号が振られています。そして5番目以降は、そのあと参加を申し出た方々です。
  次回は抽選をやらず、単に受付順で参加者を決めるつもりですので、辞退者が出ない限り8番までが次回(いつになるかわかりませんが)の新しい参加メンバーです。そして9番以降は次次回のメンバーです。

  1: カガミ・ヒロコさん
  2: ムラタ・ミホさん
  3: イノウエ・エリさん (カガワ・エリさん)
  4: タカハシ・トモミさん
  5: ナガタ・ナホコさん
  6: ハヤシ・ユミさん
  7: ゴトウ・トモコさん
  8: アオキ・マリコさん
  9: オカモト・ミキさん
  10: トウダテ・リナさん
  11: ナカジマ・ユウさん
  12: ナカコ・ユキコさん
  13: オウ・コクさん

  上にお名前がある方々のうち参加を辞退したいとお思いの方や、逆に、自分もリストに加わりたいとお考えの諸兄がいらっしゃれば、お申し出ください。
  (写真は「ブーランジェリー」1/12)

  作業場が狭いため一回に8名の生徒しか受け入れられません。どこか広いスペースでやればよいのですが、その場合、いろいろな道具や材料を毎回そこまで運ばねばならず、現実的に無理です。ですから前回は、公平を期すために抽選で参加者を決めさせていただきましたが、次回は受付順にするつもりです。ご理解ください。

「最新作」

 「アートインボックスの教室をやってください」
  ある実力者から強く進言され、2018年の春、実力者をふくめた計8名の生徒たちと「ペンギン兵が立つ酒場」という作品(1/12)をつくりはじめた。(ちなみにこの教室は水曜日に開催されていたので「水曜グループ」と呼ばれていた。)
  なぜ「ペンギン兵‥」だったかというと、同作は、2013年に、某ペンギン愛好家からの依頼で一回つくったことがあり、制作途中を含む写真や図面がたくさん残っていたこと。加えてかなりむずかしい作品だったこともポイントだ。まずペンギンの絵がむずかしい。ドアなどの建具がすべて金属でできているため金属加工の技術が要る。壁の崩れを大胆に表現するための表現力が要るし、バーカウンターや、エスプレッソマシーンをつくるのがむずかしい。等々。敢えてむずかしい課題を選んだのは、8人の生徒全員が今をときめくドールハウス界レジェンドたち、だったからだ。ちんたらケチなものをつくってお茶を濁していたらきっと舐められてしまうだろう
  そうして月1のペースで20回ほどの教室を開催し、そろそろ完成が見えてきたといった矢先に突然コロナが襲ってきた。以後教室は開かれなくなり、それから3年の月日が 流れ、去年の12月、コロナの沈静化に伴い、ひさしぶりに教室を開いたところ、8人いたレジェンド生徒は3人に減り、スタート時に69才だった講師(自分)は75才となり、ヨボヨボ・ガタガタに。それでも、なんとか今年の2月には、残った3人の生徒と供に、ほぼ「完成」と言ってよい状態にまで漕ぎ着けることができた。
  バンザーイ!!!
  いまのところ、これが「最新作」です。

最初いた8名の生徒とは、(以下順不同で)。①マサカゲ・トモコさん(米ビショップ・ショーのディーラー)  ②ミウラ・コズエさん(TVチャンピョン出場のHearty Mom’s☆)  ③N・originalさん(ボーグ学園・講師)  ④カノウ・フミコさん(謎の女)  ⑤ちいさなしあわせさん(インスタフォロワー10万人)  ⑥イッシキ・ミヨコさん(ノエカフェ・オーナー)  ⑦ナカコ・ユキコさん(ナナハンライダー)  ⑧ロージーさん(クラフト著作本多数)。彼女らのうち一体だれが「完成」まで辿りついたのか ? そして実力者ってだれ ?

「こころめぐり逢い」

  テレビの取材を受けたことを以前当蘭(2/9日付)でお伝えした。
  その番組「こころめぐり逢い/二胡と匠の旅」が、こんどの日曜日(3/26日)午前11時半〜同54分までBS-TBSで放送されます。下のリンクを開くと今週いっぱいはぼくの写真が出ていますので、よかったらご覧になってください。
  https://bs.tbs.co.jp/music/kokoromeguriai/

  これの取材日が1月31日だった。
  その前々日の晩、いつものようにアルコールで朦朧とした状態でベッドに横になり、顔の上にiPadをかざして、ボーッとUチューブを見ていた。そしたら突然iPadが手元から滑って顔の上に落ちてきた。ギャーっと悲鳴をあげ、しばらくは顔面を抑えたまま動けなかった。タブレットの角が丁度左目の下の頬骨を直撃し、皮膚を削り、血まで出ていた。一瞬救急車を呼ぼうかと思ったがグッとこらえ、とりあえずは湿布で冷やして夜を耐えた。
  翌朝カガミを見ると血は止まっていたが、当たったところが腫れて青あざになっている。よりによって取材の直前にこんなことになるなんて。取材を断るか、それとも眼帯でも着けて誤魔化すか、当日の朝まで悩んだ。
  しかしまあ、結局は、取材をお受けし、番組はなんとか成立したようである。さいわい取材班にはメイクの担当者が帯同していて、傷をほとんど目立たなくしてくれた。しかし朝まで悩んでいたせいで、カメラの前で語るべき言葉をほとんど準備しておらず、ろくなことをしゃべっていない。おまけに当日は腰の具合が悪く、立っているのがやっとという状態だった。
  テレビには何回か出たことがあるが、今回はまったく自身がない。
  見るのがコワイです。

二胡奏者のジャー・パンファンさん(写真右)、ギタリストの中村圭之介さん(写真左)、写真には写っていませんが(株)フォックス・ワンの近藤弘志さん、マネージャーの森本麻莉さん、カメラマンや照明さん、メイキャップの担当者、その他大勢のスタッフのみなさん、このたびは色々とありがとうございました。