やぶうちさんありがとう!

 去年の11月、「東京ディープ」という番組に出たことがあった。
 (詳しくは2015/10/10日付当欄を)
 オンエアーの数日後、熊本の男性から電話があった。是非じかに作品を拝見したいとのことである。
 もちろんOKと答えたが、もうすっかりそのことを忘れていた1月の26日、電話の主ははるばる熊本から、本当にやってきた。しかもご夫婦で。それだけでも十分驚いたが、彼らはかなり高額な拙作一点(題名:白い石炭商人)を購入したいと申し出たのだ。
 アッとおどろくタメゴロ~!!!である。
 といっても現物は手放せないので、おなじものを制作して一年以内にお届けするという約束が成立し、われわれは近所のお好み焼き屋へ。そしたらである。あろうことかその店の支払いまでしてもらっちゃったのだ。
 ——–多分当欄をお読みであろうやぶうちさんご夫妻に心より御礼を申し上げます。がんばってつくりますので、いましばらくお待ちください。
 白い石炭といえば、おととし一色美世子さんの「ノエカフェ」にも一個つくって納品したばかり。つくるのはこれで3個目である。

やぶうち夫人と


2016年2月7日

ブラジルからの写真

 サラ・ウィローという生徒(ブラジル人)のことを、以前ここに書いたことがあった。(2015/11/28日付当欄)。
 そのサラは、いま母国ブラジルに里帰り中である。確か2年ぶりの帰国のはずなので、大いに故郷を楽しんでいることと思いきや、な、なんと彼女はブラジルで「孤独の世界」(縮尺1/80)をつくっているらしい。
 1月28日の朝6時、ねぼけまなこでタブレットのスイッチを入れると、いきなり下の写真が目に飛び込んできて、びっくりし、バチッと目が覚めた。写真はサラのフェイスブックページに投稿され「休日プランとして本日あたらしい小屋をつくりはじめました」という彼女自身による説明文がついている。まるで東京で撮ったような写真に見えるが、発信地は間違いなく首都ブラジェリア。
 サラにとっては2個目となる「孤独の世界」である。
 なにもわざわざブラジルでつくることはないと思うのだが…。

ブラジルから投稿された写真


2016年1月30日

ぎゃっぷ人

 今週の月曜日(18日)に小生の活動にスポットをあてた日本テレビの「ぎゃっぷ人」がオンエアーされた。(本件については12月19日付当欄にも記事あり)。
 数えてみたらテレビ出演はこれで9回目になる。ぎゃっぷ人はその中でも最短のミニ番組で、正味たったの1分50秒。始まったと思ったらたちまち終了。そのサッパリ感がいさぎよく、今まで出た番組の中では一番気に入った。小生がなんにもしゃべっていないところもよい。(すべてのぼくのしゃべりがボツになったため、こんな編集になったのだろう、しゃべりがないぶん安心して見ていられた)。欲を言えば、ただいま開催中の拙展(詳細は前回の当欄参照)のことを、番組のどこかで宣伝できれば最高だったのだが、展のことは取材時にはまだ決まっておらず、残念ながらかなわなかった。
 ほぼ同じ時間帯に別局ではスマスマをやっていて、折しもスマップの謝罪会見の日、こりゃあとても太刀打ちできぬと思っていたら、意外と多くの方々から「見た」という声が寄せられた。いつも我が家にヤクルトを配達してくれるおばちゃんからは、「はがさんとおっしゃるんですねえ~」との声がかかった。テレビを見るまでは「ほうがさん」と思っていたらしい。
 まだまだ知名度が足らんのう。


2016年1月23日

ミニはが展のこと

 東京駒込の路地裏に「maruchan」というヘンな名前の、広さわずか7坪の、小さなカフェギャラリーあります。そこに数点の拙作をディスプレーした、「ミニはがいちよう展」が、いま開催されています。

タイトル:「ミニはがいちよう展」
展示場所:「ちょこっとカフェギャラリーmaruchan」
     東京都北区田端4-3-3 マルイケハウス2F
http://maruike-house.com/maruchan/access
会期:1月14日(木)~1月24日(日)
営業時間:平日:16~22時/土日:13~20時
ラストオーダー:閉店1時間前(このとき誰もいなければ閉店します)。
会期中の催し物:1月21日午後6時より「marueccoタロットリーディング」
店休日:1月18日(月)19日(火)

 実を申しますとこの小さな店は小生の長女(Haga Chihiro)がやっているのです。ですから、作品を出せと言われて出さないわけにはゆかず、急きょ以下の6作品をディスプレーした次第です。「白い石炭商人」、「デカルト通り48番地」、「中古屋ブェイセイル」、「東屋(あづまや)」、「青春の北池袋」、「孤独の世界」の6点です。
 よかったら、お出かけください。

左がHaga Cihiroです
@maruchan


2016年1月16日

人形のための鬘(かつら)屋

 古い店の写真をモデルにした、新しいアートインボックス作品をつくっていると書いたことがある。
 その写真には空があり、店頭には「FABRIQUE de PERRUQUES pour POUPEES」という看板がかかっている。辞書を引くと「人形のためのかつら屋」という意味のようだ。だから11月のギルドショーで、人形や、人形のためのかつらを大量に買ったこと、空の部分には〝ルネマグリット風な〟絵画的な雲を描き、雲間に数羽の鳥を飛ばすつもりだということ、などを、以前ここに書いたのだった。(2015/10/25日&11月14日付当欄)。だがそれが一体どんな作品に仕上がったのか、写真はまだ見せていなかった。
 実はこの作品、なかなか進まなくて往生していた。
 人形やかつらなど、くにゃくにゃフワフワしたものを、作品としていかに見せて、どう並べたらよいのか、その辺のアイデアが一向に湧いてこず、仕方がないので本作はいったん迷宮入りとして、しばらくは別の仕事にでもかかろうかと思っていた。そんな矢先、最後のあがきとして、年末年始に再度集中して本作に取り組んだところ、少しずつ難問が解けてきて、現段階では下のようになっている。
 年が明けたとたん、いきなり完成が見えてきたのだ。めでたし、めでたし。

肝心のかつらはまだ並べていません


2016年1月9日

あけましておめでとうございます

 1996年の4月、渋谷パルコB1Fのロゴスギャラリーで開催された「80分の1の世界/木造機関庫たち」というエキシビションがぼくの作家デビューでしたので、今年で作家生活は20年になります。
 その翌年、おなじパルコの8階にあったカルチャー教室からお声がかかり「芳賀一洋の木造ストラクチャー制作教室」というクラフトクラスを担当させていたくこととなり、講師デビューを果たしました。それから19年、教室の場所は駒込、千石、自由が丘と、そのときどきで引っ越ししながらも、ずっと続けてまいりましたので、その間多くの受講生との嬉しい出会いがありました。また昨今は、ブラジル人や、アメリカ人までもがぼくの教室に加わるという、内心びっくりの珍現象が起こるなど、最初はあんまり乗り気じゃなかった講師という職でしたが、最近ではすっかり愛着を感じるようになりました。
 さて、今年はどんな生徒さんにお目にかかることができるのか、楽しみです。
 下の写真は去年の10月、小生のおんぼろスタジオに、新旧の生徒氏らが集まった折に撮った一枚です。
 ——-本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

真ん中がぼく@マイスタジオ


2016年1月3日

忘年会

 12月20日、午後6時半より「渋谷クラフト倶楽部」の忘年会が開催されました。
 会場はいつもの駒込「磯太郎」と言いたいところだが、磯太郎は最近オーナーが変わり、いつの間にか「源気丸」という名前になっていた。そこにいつものメンバーが集まり、いっときの宴を持った。
 お集まりいただいたのは以下の方々です。
田上さん、穴熊さん、篠原さん、羽賀さん、宇宙さん、佐野さん、なべちゃん、山ちゃん、らるかちゃん、坂田ちゃん、ウエノちゃん、井岸さん、一色さん、加納さん、大石さん、高谷さん、手柴さん、山口さん、まゆみちゃん、稲葉ちゃん、牧野ちゃん、順ちゃん、矢沢ちゃん、河野さん、秋山さん、白石さん、岸本さん、クリス、順子ちゃん、山脇ちゃん、ふるはしさん、嶋本さん、藤下さん、佐藤(弘)さん、池渕さん、徳さん、岡さん、&はがの計38名。
 お疲れさまでした。

忘年会/2015年


2015年12月26日