久しぶりのスギちゃん

 先週末、11/25日~26日、浅草の都立貿易センタービルで「ジャパンギルドミニチュアショー」が開催された。ぼくの教室の元生徒・フルハシイサコさん、イトウジュンコさん、マサカゲトモコさんらがディーラーとしてテーブルを並べていたので、初日(土曜日)の昼ごろに出かけてみた。
 去年もおととしも会場はだいたいガラガラで、写真を撮るのもはばかれるほどだったのだが、どういうわけか今年はわんさか客がいたのに驚き、あとで聞いたところ、行ったのがたまたま土曜日の混雑時間帯だったからで、翌日の日曜日はいつも通り悲惨でしたとのこと。6月開催の「東京ドールハウスミニチュアショウ」は毎回大入り満員だというのに、どうしてこっちには客がこないのか、クオリティー的にはるかに勝っていると思うのだが。
 今回、このショーを見るためだけに北海道のスギちゃん(元生徒)がわざわざ飛行機に乗っでやってきたので、ショーの終了後、ちょっとした歓迎のパーティーを開いた。以前カタールへ作品を送ったとき、彼には随分とお世話になった。(2014/8/23付け記事あり)。会うのはそのとき以来4年ぶりのこと。当人の人柄ゆえか特に声掛けしたわけでもないのに、いつの間にか10人ものメンバーが集まった。(下の写真)。

左から: トキタさん、タケナカさん、あいさわさん、Hagaちゃん、
まゆみちゃん、ホンダさん、ジュンコさん、サノさん、
メグミちゃん、スギちゃん


2017年12月3日

参加者募集!

 2014年から小生のスタジオで開催していたひとつのストラクチャー教室が、先週末最終回を迎えて終了いたしました。スタート時の生徒数は12名(男性7名女性5名)でしたが、途中でパラパラ減って、終了時には男性5名の小所帯になっていました。
 「卒業証書、もらえるの?」
 最終日にひとりの生徒から突っ込まれましたが、もちろんそんなものはなく、特にこれといったセレモニーもなく、終了後はいつものボロい(失礼!)お好み焼き屋「テケテケ」にみんなで立ち寄り、いつもよりは幾分豪勢なメニューを注文したことぐらいが、ささやかな華やぎでした。
 その晩3名の生徒氏から「次はアートインボックスの教室をやってほしい」という熱心なご要望を受け、いま迷っているところです。希望があればやりたいとは思いますが、途中でまたパラパラと誰かがぬけた場合のことを考えると3名でのスタートはさびしすぎます。
 そこで皆さんにお尋ねです。上の3名が希望しているアートインボックスの教室に加わりたいとお考えの方はいませんか?
 来年1月(か2月)からのスタートです。場所は小生の駒込スタジオ。週末(土日祭)開催。1回2~3時間。月に1~2回開催の予定です。狭い場所ゆえ今回は先着1~2名程度の募集といたします。詳しい日程や開催時間、参加料などの詳細ははまだ決めていませんが、下の写真(現在制作中のサンプル)と似たような作品をつくるつもりです。
 希望者は連絡をください。

小さなアートインボックスです(1/12)


2017年11月27日

トキワ荘教室のメンバー

 イギリス在住の元生徒・本田和美さんが久しぶりに里帰りしていて、いま川越の実家に滞在中だ。(本田さんに関しては2013/1/20付けの記事があります)。台湾の楊(ヤン)さんもただいま来日中で今週はぼくのスタジオに毎日通ってきている。(ヤンさんに関しては10/3付けの記事あり)。その二人が昨日(11/18)揃って自由が丘の教室(11/18)に顔を出したので、記念にみんなで写真を撮った。(下)。
 自由が丘教室では1年前から「トキワ荘」(1/50)の制作に取り組んでいるが、メンバー全員が顔を揃えた写真は今回が初めてかもしれない。
 左から—-
 アスマ・ヒロシさん
 ヤマグチ・サダヒコさん
 ムカイ・ウチュウさん
 イケブチ・シンさん
 シマモト・カツフミさん
 サトウ・ケンさん
 タガミ・タエコさん
 はが・いちようさん
 カノウ・フミコさん
 ヤン・??さん (見学・現生徒 from Taiwan)
 イッシキ・ミヨコさん
 ホンダ・カズミさん(見学・元生徒 from England)
 フジシタ・ケンジさん
 サトウ・コウサクさん
 ——-教室メンバー11名プラス見学者2名、&小生の計14名だ。
 二期目の最終日だったので、当日はこの日以降の教室開催日をお知らせした。トキワ荘教室三期目の日程は以下です。2017/12/16日 2018/1/20日 2/24日 3/17日 4/7日 5/19日の計6回。いずれも土曜日。自由が丘グリーンハイツ201号室で午後6時スタートです。ちなみに見学は無料ですので、希望者はお申し出ください。
 自由が丘グリーンハイツ: http://www.green-hall.com/

2017/11/18 @自由が丘


2017年11月20日

新作は?

 いま現在、集合的教室を3つやっている。加えて一日教室が3グループ。ということは、サンプルとしての作品が6個要る。そのどれもがややっこしい作品ばっかりなので、これでけっこう忙しい。特に最近は長時間労働が効かなくなってきているので、ますます時間に追われる。
 教室用のサンプルをつくるって仕事は不完全燃焼型の仕事だ。ちょっと乗ってきたと思ったら——–あんまり進ませるとまずいので———いやでもストップしなければならない。そしてまた別のサンプルに取り掛かり、すぐにまた強制ストップだ。過去につくった作品の蒸し返しが多く、つくること自体がストレスになる。
 むかしこの仕事をはじめたころはヒマだったので、新しい一個の作品にドバッと集中し、そのまま完成するまで脇目も振らず一気に突っ走っていた。そうしてつくるのが一番だし、ずっとそれをやっていたら今よりもっとよい作品ができていただろう。しかしそのあとは強制ストップ型の仕事ばっかりやっていて、一個の作品にゆっくり集中するなんてことは、以後一度もなかったような気がする。
 まあしかし
 「新作は?」
 なんてことを訊かれるので、最近写真(下)のようなものをつくりはじめた。
 まったくの新作というよりは、これは旧作「モンパルナスの灯」がどうしても気に入らなくて、そのリメイク版としてつくり始めたものだが、しかし、ぜんぜん別の作品になるのかもしれない。6個のサンプルの合間につくっているので、いつ仕上がるのか、かいもく見当がつかないが——。

1/12新作(題名未定)


2017年11月12日

「WC物語」制作教室のこと

 ぼくのスタジオでは、このあと12月から「WC物語」という作品(下の写真)の制作教室をはじめます。

 制作課題:「WC物語」(縮尺80分の1)
 場所:はがいちようの駒込スタジオ(東京都北区中里3-23-22)
 日程: 2017/12/23 1/13 1/27 2/10 3/3 3/24 (計6回)
 開催時間: 午後6時~8時
 参加料: 5443円(一回/税・材料費込み)

 参加希望者はお申し出ください。
 質問があれば遠慮なくどうぞ。

WC物語 1/80


2017年11月5日

オランダのこと

 悲惨な状態ではじまったオランダ旅(前回)だったが、その後状況は一変。ダメなホテルをチェンジし、車の運転にもなれ、さわやかなヨーロッパの秋を満喫した。
 だが目的だったミニチュアショウ「The Big Event」はまったくの期待外れで、ほとんど見るものがなかった。広大な会場に推定5000人ものビジターがひしめいてはいたが、肝心の内容がいまいちで、アメリカやイギリスのショウとくらべて演出・品質ともに明らかに見劣りがした。その上シカゴショーでの顔見知りであるオランダ人ディーラーたちは出場しておらず、顔見知りのヨーロッパ勢ディーラーたちもひとりも出ていなかった。(ちなみに会場の約半分がドールハウス、残りの半分がドールアート〈人形〉で占められていたのだが、ことドールアートに限って言えば文句のつけようがなく、人形愛好家にとってはかなりのオススメであろう。)
 場合によってはディーラー出場を視野に入れての視察だったが、期待外れとなると突然興味が薄れ、何も買わず、ほんの数時間で会場を後にした。
 というわけで、ショウはたいしたことがなかったが、今回収穫だったことのひとつは、古典絵画のスゴさを改めて認識したこと。
 オランダといえば絵画の国である。ふらっと立ち寄ったミュージアムで本物の油絵に触れ、この歳にしてはじめて絵を見ることの楽しさを知った。これをきっかけにいくつかのミュージアムをはしごすることになり、だいたいの有名な絵は見て回った。
 もともと私のアート・イン・ボックスは「立体的な絵」としてつくりはじめたが、いつの間にかミニチュア模型の方向へと流されていたことを反省し、ここいらで初心に帰り、もう一度絵画の方向へのシフトチェンジを図ろうと、オランダのミュージアムを見て、改めてそう思った。
 (オランダからは予定通り10/24日に帰国いたしました)。

ドールアートの会場にて


2017年10月28日

疲れました

 この原稿は10/19日、アムステルダムのホテルで書いています。
 きのうの朝成田を発って12時間後にアムステルダムに到着し、入国審査などでプラス1時間かかり、外に出たときには日本時間深夜0時だった。(現地時間午後5時)。
 それからレンタカー屋を探すのに1時間半かかった。
 海外では今までAVISかHERTZを使っていたが、最近では格安のレンタカーが簡単に検索できてしまうので、ついそれに手を出したのがマズかった。今回予約したのはdollarという聞きなれない会社で、その事務所がなんと空港の敷地外にあったのだ。空港なんてすごい広いわけで、その敷地外といったらとんでもない場所である。
 Dollarは空港からタクシーで2500円の距離の、コンビニの中にあり、スタッフはあんちゃんひとり。マニュアルのトヨタ車しかないという。
 ひっぱだきたくなったがグッとこらえ、日本時間の午前1時30分に出発。
 マニュアル車なんて長いこと運転したことがない。その上カーナビが安物で、非常にわかりにくい。車線は日本と逆だし、オランダ語の道路標示はまったく読めない。あたりは真っ暗で、疲れは極限に達していた。ナビの指示に従い首都高のような道に入ると片側5車線で、みんなビュンビュンぶっ飛ばしている。80キロぐらいに減速しようものなら、たちまち後ろからパッシングで煽られる。したがっていくつもの難解なジャンクションを間違えてしまい、間違い続けて約1時間半。やっとホテルにたどりついたのは日本時間の午前3時だった。(現地時間の午後8時)。
 「いやー疲れた‥」
 と、さっそくいいちこを飲もうと氷を頼んだら氷はないという。そればかりか部屋に冷蔵庫もない。コーヒーメーカーもないので、お湯が沸かせず、カップラーメンも食べられない。よく見たらベットの上の掛け布団もないので、フロントに聞いたら「掛け布団はありません」という。
 え、ええっ~!?
 しょうがないから洋服を着たまま、でっかいバスタオルを二枚掛けて寝ています。

氷なしのいいちことイカのゲソ


2017年10月22日