忘年会

 昭和60年ごろは12月になると世の中は忘年会一色となり連日馬鹿騒ぎをしていた。一次会から二次会へと流れる人々で街はあふれ、三次会でしけ込んだカラオケスナック(当時カラオケボックスはまだ主流ではなかった)でマイクの争奪戦が起こったり、タクシーの奪い合いによる喧嘩が日常茶飯事だった。あれから30有余年、このごろ忘年会ってなしはめっきり聞かなくなった。最近とんとお呼びもかからない。そんなご時世に、我が渋谷クラフト倶楽部では、いまだにやってますよ。
 下がその写真です。
 場所は池袋の高級もんじゃ焼きの店「Na味」(なみ)。この店のオーナーの奥方がわたしの教室の生徒で、なおかつオーナーの次女もまた生徒であることから、ここを使うのはこれで2回目。クラブ員とゲストで計33名が集まった。
 御多分に洩れず我がクラブも年々高齢化が進み、むかしは朝まで飲んだくれていた愚生もいまや71歳。二次会へもカラオケスナックへももちろん行かず、終了後はおとなしく家へ帰りましたとさ。

2019年12月15日
ぼくは右側にいます

めちゃくちゃ気になる

 むかし世話になったウタダ・トシアキという模型雑誌の元編集者が、わたしをモデルにして小説を書いた。それが某出版社主催のミステリー大賞の一等賞に選ばれ、賞金1200万円をゲットしたというはなしを、以前ここに書いた。(10/6日付け当欄)。
 そのウタダ氏から、先日またメールが届いた。
「芳賀さま。こんばんは。ウタダです。単行本のタイトルが決まりました。『紙鑑定士の事件ファイル/模型の家の殺人』です。2020年1月10日発売ですが、芳賀さんをモデルにさせて頂きましたので、献本させていただきます。詳しくご報告しますと、葉田一洋という名前のミニチュアハウスの作家が登場します。また一部ですが、ミニチュアハウスの世界を描いています。不勉強で至らぬ描写があるかも知れませんが、どうかご容赦ください。とり急ぎお知らせまで。ウタダ‥」
 ん!? 葉田一洋って、もしかして「はだいちよう」って読むの?
 めちゃくちゃ気になる。
 献本するって言ってるが、本はまだ届いていない。

以前ウタダ氏が編集していた雑誌
左下に私の名前が

ジャーン!

 先週の木曜日(12/5)に、ついに、このホームページを、ニューデザインにチェンジいたしました。なんの前触れもなく、いきなりでしたので、びっくりした人も多かったと思います。そしてよくぞこの「talks」にたどり着きましたね。以前当欄は「近況報告」という名称でしたが、今回「talks」と変わったこともあり、リンク場所をみつけられなかったひともいたようです。
そのほかにも、やれ「works」のページが重すぎる(開くのに時間がかかりすぎる)とか、インデックスがわかりにくい、地図が正しいスタジオの位置を示していない、等々、等々、いろいろと不備はあろうかと思います。しかしそういったことは、時間をかけて根気よく直してまいりますので、どうか気長に、あたたかく見守ってください。
 このたびの新デザインは、わたしの工作教室の生徒のひとり、黒い髪のテルミーさんによってつくられました。彼女はこの数ヶ月、連日連夜、パソコンにしがみついて、トロトロになりながらも、とうとう新バージョンアップの日を迎えたのですから、さぞかしお喜びのことと存じます。テルミーさんおめでとう!!! これからもどうぞよろしくお願いいたします。
 そして最後に、2001年から今日まで、ずっとわたしのホームページ(旧デザイン)を管理運営しつづけてくれた茶色い髪のマッキーさんに、たいへんお疲れさまでしたと申し上げたい。20年の長きにわたり、本当に、ほんとうにありがとうございました。今後はどうか上から目線で、気楽にテルミー版を楽しんでください。

新HPに関してのご意見をお聞かせください

トキワ荘の賀状

 今年も年賀状の季節がやってきた。
 まだ一応出しているので、絵柄をなんにするのか、毎年ずいぶん悩む。悩んだ末、2020年の賀状には拙作「トキワ荘」の写真(豊島区バージョン)を使うことにした。このアパートの跡地付近ではいま豊島区が、着々と「トキワ荘復元」の工事を進めていて、完成オープンが来年の3月だそうだ。そのへんのことを挨拶文に盛り込めば、けっこうタイムリーな賀状になるだろうと考えた。
 どの人に出してどの人に出さぬかを選別するのが煩わしくて、このごろは、いただいた方にのみ速攻で返事をお出しすることにしている。なので、送ってくだされば、必ずトキワ荘柄の賀状を一枚ゲットすることができますよ。
 ま、儲かるのは郵便局だけですが‥。

トキワ荘を復元した施設の完成イメージ
https://www.sankei.com/entertainments/news/190111/ent1901110014-n1.html


2019年12月1日

ギルドショウに出かけます

 現在土曜日(23日)の朝10時。
 きょうとあした、浅草で、ジャパンギルドのミニチュアショウが開催されるので、午後にチラッと出かける予定だ。ぼくの教室の参加者たちがこのショウのディーラーとして少なくとも6チームは出場しているし、そのほか知り合いのディーラーがたくさんいるので、たまには顔出ししないとまずいのだ。
 それと、このところ毎回、はるばる米ミシガンから、グレッグ・マデルという人が「スワン・ミニチュア」という名前でテープルを出している。彼はむかしシカゴのショウ会場でぼくのテーブルからウン百万円も買ってくれた超お得意さんである。
 数日前に
「東京に来るんだったら私のギャラリーにも寄ってよ」
とメールしたところ、OKの返事があったので、会場で彼に会って、もう一度直接お誘いの言葉をかけようと思っている。

《以下おまけ》
 おまけとして、本日は、下にロッド・スチュアートがつくったという鉄道模型レイアウトの写真を掲載する。あのスーパースターのロッド・スチュアートである。彼が26年の年月を費やして、ビバリーヒルズの自宅に制作したHOゲージ、「グランドストリート・アンド・スリーリバー・シティー」という作品だ。
 スゴイ!!!

http://amass.jp/128017/?fbclid=IwAR1lmJx5MkaSg6ZWkLlYqfRI1wJG4tSoymZCneC2ONjXsKlk_DGSN3KFok


2019年11月24日

しぶ~い木造機関庫をつくる

 むかしから当ホームページのブロフィール欄に、拙著「しぶ~い木造機関庫をつくる」が電子本ebookjapanで読めると書いてある。調べてみるとそれとは少し違うアドレス、
https://ebookjapan.yahoo.co.jp
で、本当に、まだちゃんと読めることを知り、おどろいた。内容は1995年に書いた紙の本「木造機関庫製作記」とまったくおんなじだが、電子本にするにあたって一回ぜんぶ書き直してあるので、こっちのほうが少しだけ読みやすくなっている。
 黒い髪のテルミー(前回登場した)が、最近読んだというので、急に本書のことを思い出し、ご紹介いたしました。
 是非お読みください。
 たったの660円ですので。

表紙デザイン: ほうとうひろし

2019年11月19日

新HPお披露目まであと一歩

 3月16日付けの当欄で、当ホームページを久しぶりに、全面的にリニューアルすると発表した。ヨシミツ・ノブヒコ氏(通称:ノブさん)が新デザインの制作を担当し、5月1日の改元にあわせて実行する予定だった。ところがそのあと、あろうことかノブさんが、突然どこかに消えてしまい、船は暗礁に乗り上げた。
 探してもさがしてもノブさんは見つからなかった。
 わたしは彼の親族ではないので、警察への捜索願は出せない。
 万事休すである。
 そんなとき黒い髪のテルミー(Telmey)があらわれた。
 テルミーは最近教室に入ったばっかりの日本人だが、いつも静かに、山のように落ち着いていて、見るからにしっかりしている。訊くと「ホームページとか、つくるの、できますよ‥」と、サラッと言ってのけた。わたしはその一言でノブさん探しをやめ、リニューアル問題すべてをテルミーに託すことにした。船はふたたび動き始めた。
 ところで当ホームページは1999年、当時わたしの教室の生徒だった、茶色い髪のマッキー(Mackey)が、「ぼく、やります!」と言って作ってくれて、以後20年間、彼がボランティアで管理運営してくれている。そのマッキーとテルミーが、先日の火曜日、都内のマッキーのオフィスで、歴史的初面会を果たした。(当日は緊張のあまり写真を撮ることさえ忘れてしまい、写真なしです。)
 そういうわけで、ここへ来てマッキーの後押しも加わり、テルミーが非常にがんばっているので、新ホームページのお披露目まであと一歩。
 乞うご期待を!

だいぶん色づいた拙宅の壁
(写真と本文は関係ありません)

2019年11月10日