「Gallery Ichiyoh」再開!

    2月20日から休館していたGallery Ichiyohですが、数日前より営業を再開いたしました。
    (——Gallery Ichiyohとは: 20点以上のアートインボックス作品に加え、文具店「東家」や、「マンガ家の部屋」など、わたしの代表的作品が常設展示された、ミニミュージアムです—–)。

    場所: 東京都北区中里3-23-22
    営業時間: 午前10:00〜午後6:00
    入場料: 100円
    年中無休、いつでもご覧いただけますが、メール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)か電話(080-5497-3497)でご予約の上お出かけください。

  《展示品リスト》
    錠前屋のルネはレジスタンスの仲間
    DANONE/1944年夏
    デカルト通り48番地
    サンドニの夜
    ルイブランの青画廊
    エイミー&マデレーン
    中古屋ブェイセイル
    人形の鬘(かつら)を売る店
    カルベ酒を飲む女
    白い石炭商人
    キャフェ・ル・マルソワン
    セーヌ・フルール
    散髪屋チャーリー
    炭酸入りのレモネード
    ブーランジェリー(B)
    曇天無風なり
    トルネ通りの風呂屋
    ドラゴン通り118番地
    青春の北池袋
    ピエールの荷馬車
    ル・アトリエ・デ・イチヨウ

Gallery ICHIYOH
JR山手線田端駅(か駒込駅)より歩10分。
*田端駅北口ファミリーマート前のコミバスバス停より乗車し、二つ目「富士見橋エコー広場前」で下車すると便利です。
 
 

「ガラクタ置き場は自由ヶ丘で見られます」

   展が終わってからは毎日あとかたづけをしていた。
   会場から戻ってきた大量の作品を次からつぎへと箱から出して、元通りにgallery Ichiyoh へならべたが、2点ならべると2個の空き箱がでる。これがかなりジャマなので、箱はただちに倉庫へと運ぶ。ところが乗用車だと一回に2箱しか運べず、スタジオと倉庫のあいだを15往復もしなけりゃならんかった。
 倉庫は小台(荒川区)にあり距離的には2〜3キロだが、信号がやたらと多く、ときには片道30分もかかる。そこをセコセコと15往復もしたらもううんざりだ。
   そんななか、きのうは気分をかえて、自由が丘のドールハウスサロン「Up far field」さんまで、貸してあった作品一点を、べつの作品に取り替えるために、多少の遠出をすることになった。(この店のことは1/13日付けの当欄にも記載があります)。
 すなわち「DANONE/1944年夏」という作品をgallery Ichiyohへ戻し、最近リフォーしたばっかりの「ジュール通りのガラクタ置き場」を自由が丘へ持って行ったのだ。(下の写真)。したがって当該作品はしばらくのあいだここ「up far field dollhouse salon」で見ることができます。お近くにお住まい方はぜひご覧になってください。拙作の他にもたくさんのドールハウス作家たちの作品を見ることができますので。
 これでだいたいのあとかたづけが終ったので、しばらく休業中だったgallery Ichiyohも来週にはオープンできるかもしれない。

上の写真はUp far field(上遠野)さんと。Dollhouse Salonにて。
Dollhouse Salonは、東京都目黒区自由が丘2-17-6 THE FRONT 1階「創の実・自由が丘」の中にあります。インスタグラムupfarfielddollhousesalonにもたくさんの情報が掲載されています。
 

「ご来場ありがとう!」

 「はがいちよう展」、正しくは「はがいちよう展&渋谷クラフト倶楽部展」が昨日終了いたしました。
 コロナもだいぶん収まった去年の秋、本展の開催が最終的に決定されたが、直前になって「マンボウ」の延長対象期間にハマってしまい、加えてロシアが突然戦争をオッパじめるなど、開催時期のタイミングとしては、決して良いとは言えなかった。案の定客足は鈍く、初日こそ若干のフィーバーを見たものの、2日目、3日目あたりは悲惨だった。だが4日目を迎えたころから急に持ち直し、最終日は大入り満員の超三密状態に。まだ正式な入場者数は聞いていないが、過去展と比し、そんなに悪い数字ではなかったろうと思う。
 ぼくは毎日会場入りし、はじめてっぽい客を見かけると「どなたかに聞いて見えたのですか?」と常に声がけをしていたが、やはり「SNSで知った」という方が多く、中でも、これは今回はじめてのことだったが、小生のインスタを見て来たという驚きの発言もけっこう耳にした。
 ——-嬉しいことである。
 実は今年になってから、インスタのフォロアー数を増やすことに躍起になっていて、展開始直前には、なんとか8000名にまで達した。そんなことも本展の宣伝に、多少は役立ったのかもしれない。
 ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

上の写真は初日に顔を見せてくれた「アトリエサード」誌の編集長氏がパチリと撮って自分のインスタに掲載した一枚だ。それを見て、すぐに当人に電話し、当該写真の使用許可を得て、わたしのインスタや、FBやTwitterにも、この写真を使って本展の開催情報を投稿した。そしたらである。な、なんとその投稿に対して9,531件(3/6日午後4時現在@インスタグラム)ものいいねがついたのである。
アトリエサードのS編集長さんありがとう!

「ぜひご来場を!」

   たびたびお知らせしてまいりました「はが いちよう展&渋谷クラフト倶楽部展」がきのうスタートいたしました。(展の詳細は1/27日付け当欄をご覧ください)。
   今回で16回目になる本展ですが、このところのコロナ禍により、たびたび開催が見送られ、約2年半ぶりの開催です。
   ——ぜひご来場ください。
   毎回のことですが、この作品展は、初日(つまり昨日)の午前中の、ほんの数時間のあいだに搬入と陳列を済ませ、当日の午後1時開場というハードスケジュールをこなさねばならず、初日はもうヘトヘトでした。
   なので、高齢者である小生は開場と同時にいったん自宅へ戻り、少し静養させていただきました。その間にお見えになったお客さまには大変失礼いたしました。お詫び申し上げます。
   今後も最終日まで、わたしは比較的遅い時間に会場入りすると思われますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

SNS上で展告知に使った写真とよく似ていますが、これはきのうの夕方、午後4時に撮った写真です。本展は3月5日まで開催いたしますが、最終日は午後6時閉幕ですので、お早めにお出かけください。

「お知らせ」

   20日の日曜日をもって、しばらくのあいだ自宅ギャラリー「gallery ICHIYOH」をお休みいたします。(再開は3月下旬の予定です)。どうぞよろしくお願いいたします。
   再々お伝えしておりますように、今月末(2/27日)からひさしぶりに「はがいちよう展」がはじまります。
   (詳しくは1/27日付けの当欄をごらんください)。
   その準備として、現在ギャラリーに展示してある作品を片付けて梱包せねばならず、週明けからその作業をしなければならないからです。そして展が終ってからは、戻ってきた作品をまた元通りどにならべねばならず、これまた一週間ほどを要します。こういった搬入搬出(特に搬出)の際には、あわてて作業をするために、あやまって作品を破損させることもよくあり、そういった修理に、さらに余分な日数がかかるかもしれません。
   再開の際にはまたお知らせいたします。

しかし20日午後6時までは通常に営業していますので、入場希望者はメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)か電話(080-5497-3497)でご予約のうえ、お出かけください。

「リフォームしてます」

   むかしつくった倉庫作品「ジュール通りのガラクタ置き場」を、倉庫から引っ張り出してきて、リフォームしはじめたってことは、以前ここに書いた。
   まずは作品のカバーを外して捨ててしまい、新しいものにつくりかえた。(カバーの色や表面の仕上げの方法が以前から気に入らなかったので)。それから手前に大きく出っ張った石畳を外し、その下の台座も外し、台座を新しくつくりかえた。(やはり色や厚みやその他もろもろが気に入らなかったので)。また石畳の表面には新たな凸凹加工を施し、着色したうえで、新しい台座のうえに置いた。
   本当は、この大きく出っ張った石畳をやめにして、普通のアートインボックスのようなフラットな作品につくりかえたかった。なので今回、出っ張りのない平らな石畳を敢えてつくってあわせてみたら、残念ながらまったく似合わなかった。仕方なく全体形状は以前のまま、ものの置き方のみを徹底的に再構築するしかなかった。
   すなわちペンキの缶や、刷毛や、木箱などの小物類を20個以上追加で制作してつけ加え、正面入り口の上部にはスポットライトを一本設置しだ。そういった仕事をするときには、石畳のうえに置いてあったいろんなものたちをいったんぜんぶ取り外さねばならず、それがけっこう厄介だった。
   とまあ、外部に関しては、これ(下の写真)でだいたいおしまいだが、以前と比べりゃだいぶんよくなったと自画自賛している。
   しかし内部造作(倉庫の内部)に関しては、これからはじめるところなので、月末の有楽町展までにしあがるかどうか‥わからない。

月末の2月27日から有楽町展がスタートします。
くわしくは1月27日付けの当欄「作品展のお知らせ」をご覧ください。

「TH誌の記事より」

   TH誌2月11日発売号における連載企画「第35回/はがいちようの世界」では「カルベ酒の女」を取り上げていただいた。
   以下記事より
   わたしの義兄(家内の兄)が画家として10年ほどパリに住んでいたことがあった。そのころ彼が描いた「シモーヌ」と題する一連の絵(下の画面における左下の絵)がなかなかよい。
   ある日電話で「あのシモーヌって絵、ぼくの作品に使ってもいい?」と、一応お尋ねし、許可を得てつくったのが本作だ(2001年制作。縮尺12分の1)。
   ところがこの作品、どうしても兄の絵とくらべてしまい、すると見劣りがして、実を言うと自分ではあんまり気に入っていない。ときどき無性に作り直したくなる。しかし目線のインパクトが強いせいか客受けがよいので、複数の作品をならべてディスプレーするときには、いつも真ん中に置いている。
   本作は「渋谷クラフト倶楽部作品展」の会場で見ることができます。2月27日から3月5日まで、有楽町交通会館B1Fゴールドサロンにて。午前11時から午後8時まで(初日は午後1時開場、最終日は午後6時閉場)。電話03(3215)7933
   ——以上原文のまま。
 最後にちゃんと倶楽部展の宣伝も入れさせていただき、まことにタイムリーな記事となっている。(TH=「トーキングヘッズ叢書」アトリエサード刊/No.89号より。)

義兄は洋画家の円池茂(まるいけしげる)。いま改めてググったら1千万件以上のヒットがあったので、詳細はそちらをご覧ください。1976年から2年間と、1985年からの8年間をパリて過ごし、現在は板橋区在住。当年81歳。いまもぽちぽち絵を描いている。