「ブーランジェリーの新メンバー」

  人選に苦慮していた「新・ブーランジェリー制作教室」の、新・参加メンバーがやっと決まった。
  ちなみにブーランジェリーとはパン屋のことで、わたしは過去何回も、その制作教室を開催してきた。いまも8名のみなさんがつくっているのだが、そっちがそろそろ終わりそうなので、また新しいグループを結成しようとして、参加者を募っていた。その結果、23名もの方々が参加を表明されたので、現在「東家制作教室」で使っている自由が丘グリーンホールの一室で開催するつもりでいた。
  それがいけなかった。
  東家の場合は夕方6時スタートという貸しスペースとしては比較的すいている時間帯なので、いつでも部屋が使えたが、ブーランジェリーは土日の昼間に開催しなけりゃならない。するとかんたんには予約が取れないことがわかり、ガーン!!! である。
  ならばボクのスタジオでやるしかないが、と、なると、8名以上入れない。
  仕方がないので、希望者全員に「抽選会」においでいただき、当日いらっしゃった13名(だいぶん減りました)によって、厳正なる(?)抽選会が行われ、新メンバーは以下の8名に決まりました。

  モチヅキ・ヨウコさん
  カネコ・マリさん
  イシハラ・アキコさん
  ユグチ・マリナさん
  ヤマザキ・アキコさん
  タカハシ・トシアキさん
  スズキ・ケンシさん
  フクダ・アヤさん

  当日選にもれた5名は、次回の新グループに無抽選でお入りいただくことでご納得いただき、散会となった。ちなみに新グールプによる初回講座は今月27日(日)午後1時半から小生の駒込スタジオで行われます。

写真は散会のあと新メンバーらと。駒込の居酒屋で。(毎回居酒屋の写真ばっかりですいません)。抽選会に人を呼びつけるなどという行動は、本当はしたくなかった。しかし不透明な方法で選べは必ず不満者が出るはずだ。仕方なく今回はこのような方法を採ったが、ご足労をおかけした皆様には深くお詫びを申し上げます。

「パルコ時代の仲間と」

  1997年の5月に、調布のパルコで「芳賀一洋作品展」を開催した。このとき会場の片隅に、同年7月からスタートする予定の、パルコ毎日新聞カルチャーシティにおける「芳賀一洋の木造ストラクチャー制作教室」という黄色いチラシが置いてあった。チラシを手に取ったハラダという男性が、まず最初に教室への参加を申し出て、その後セキネという女性も申し出てくれた。結局調布ではこの二人しか参加者を得られなかったが、教室は4人以上の生徒によって構成されるという決まりがあったので、別展で懇意になったイワクラという男性に連絡したところ、彼も参加してくれるという。更にはパルコの担当者の実の父親がサクラ(?)として一名加わってくださり、やっとギリギリ4人になった。そうして予定通り、1997年の7月から、渋谷パルコのパートII・7階において、わたしの教室がスタートすることになった。その後生徒数は次第に増加し、2005年にパルコを辞めるころには確か20名ほどになっていた。
  パルコでのわたしの教室は、土曜の午後6時半から2時間、月二回開催され、終了後は必ずみんなでどこかへ飲みに出かけた。ロケーションがなにしろ渋谷である。当時わたしはまだ40代で、生徒は20代から30代が多かった。だからみんなよく飲んだ。飲むためだけに来ているような生徒もいた。
  そんな渋谷時代の誰かが、パルコの仲間たちとまた飲みたいと言い出し、11月5日の夕刻、ひさしぶりに当時のメンバーが顔を揃えた。
  (下の写真)
  当時30代だった生徒たちも、いまやほとんど50代。むかしだったら当然あった二次会も、この日はなかったという。

左列手前から、のぞみちゃん、みきちゃん、エリちゃん、なべちゃん、イナバちゃん。右列手前から、みつぴー、はが、マッキー、まゆみちゃん。@駒込の居酒屋にて。
 

「ギルドショー開催!」

  わたしは出場いたしませんが、今週末の5日と6日に、東京浅草で、下記ミニチュアショーが開催されます。コロナ禍で間が空いたため、実に三年ぶり開催だそうです。
  ぜひお出かけください。

  ■第21回: ジャパンギルドミニチュアショー
  ■会場: 東京浅草/都立産業貿易センター台東館5F会場
      東京都台東区花川戸2-6-5
  ■日程: 2022年11月5日(土)10:00 am.〜16:30 pm.
      2022年11月6日(日)10:00 am.〜16:00 pm.
      ※両日ともに入場は終了30分前まで。
  ■チケット: 入場時間帯によってチケットの値段と種類が違います。
       詳しくはウェブでご確認ください。
      http://www.japan-guild.org/show.html

なおブーランジェリー次期制作教室への参加希望者による抽選会を、上記ショーの閉幕時間である6日の午後4時から、わたしの駒込スタジオで行います。ですから抽選に参加される方々は、最後までショーを見物せず、6日の3時には会場を出て、駒込へとむかってください。

「石の家のはなし」

  フジテレビからの依頼で「石の家」の模型展示物を制作したのは2004年の冬だった。(石の家とは1983年から2002年にかけて放映されたフジの名物ドラマ「北の国から」に登場する主人公たちが暮らす家のことである)。今月28日に発売されるトーキングヘッズ叢書92号に掲載予定の「はがいちようの世界/第38回」では、その家を紹介する。(下の写真)。
  全体的に曲がった家である。壁はゴロゴロした不定形な石を積みあげた危なっかしいもので、壁の手前には、流木を荒組みしただけのテラスがある。家の裏手には西部劇でよく見かけるような風車があって、その回転を利用して、地下から水をくみ上げている。それらぜんぶを模型展示物として2004年の年末までに仕上げるという契約を交わしたのは同年9月のことだった。従って制作期間はわずか3ヶ月。
  ただちにつくりはじめたが、ひとりではとても間にあわないことははじめからわかっていた。なので図面はフジモリさん、小物はヨシダさん、屋根はウエノさん、石壁はカネコタツヤさんという具合に何人かの助っ人を募り、最初にそれぞれの分担を決めて、わたしを含めた全員が年末完成を目指し、同時進行的に制作をスタートしたのだった。よって下の写真における石壁部分はカネコ氏によって作られている。短い文章の中で氏の名前まで入れられなかったが、さすがカネコさん、いい仕事をしてくれた。
  なお本作に関しては、2003/12/24日、2004/8/23日、11/16日、12/14日、2005/1/24日付けの当欄にも記事があります。

 
写真は「トーキングヘッズ叢書No75/アヴァンギャルド協奏曲」(アトリエサード刊)より。近年稀に見る充実した内容で読みどころ満載です。是非お買い求めください。ちなみに、フジに納入された作品は、最初はお台場の本社25階「球体」の中に展示され、その後しばらくはテレコムセンター駅前の湾岸スタジオ1F ショールームに展示されていた。しかし現在は別の場所に移されているようだ。当時のフジテレビ担当者が定年退職されてからほぼ10年、作品がいまどうなっているのか、よくわからない。
 

「絵の具とパレット」

  絵の具が乗ったパレットをつくった。(下の写真)。
  小生の自由が丘教室では、コロナ前からずっとふるい文具店(東家)をつくっていて、その一環で、絵の具のチューブや、パレットナイフ、絵筆などの作り方も逐一説明してきた。もちろん万年筆やノートといった文具の類もたくさんつくったが、この回は、画材をどうディスブレーするかというはなしだったので、参考にこんなものをつくって教室へ持っていった。
 「ほら、こんなふうに並べたら良いですよ…」
  と、生徒のみなさんに見せるためにつくった。
  あとはフェイスブックやインスタに掲載し、若干のいいねをもらうぐらうより他に使い道がない。なので、きょう、これを、アキバの「イエサブ」へ持って行って、自分の棚にならべるつもりです。(※イエサブとはホビーショップ「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」のこと。店内には「はがいちようのミニチュアコレクション」というショーケースがあり、わたしの作品や、書籍や、ミニチュアバーツなどが常時展示されています。)
  イエサブ: https://yellowsubmarine.co.jp/shop/秋葉原スケールショップ/

  入国制限が大幅に緩和され、ひさしぶりに成田が入国ラッシュに沸いているという。といってすぐに外国人だらけの、あの頃の秋葉原に戻るとは思えぬが、コロナ以降ほっぽりっ放しだった小生の棚にも、たまには商品を補給せにゃならんと、こうしてポチポチふやしているのだ。
  アキバにおでかけの節は、是非イエサブのわたしの棚にもお立ち寄りください。このパレットは一点33,000円です(角も丸も)。
  ——–やっすい、ですよねえ。

いまこの時点では上の写真に、Facebookで289いいね、インスタグラムでは479のいいねがついている。バズってもいないが悪くもないといった数字だ。ちなみにインスタへは今年の1月から頻繁に投稿するようになり、そのころは毎日平均約100名ずつフォロワーが増えていた。それがこの6月下旬を境に、逆にフォロワー数がなぜか急に減に転じ、いまでは毎日約10名ずつフォロワーが減っている。なんでなんだか理由がわからず、気分が悪いので、このごろインスタへはあんまり投稿していない。

「Gallery ICHIYOH」

  急に涼しくなりました。
  ギャラリー見物にはもってこいの季節ですので、ひさしぶりに宣伝させていただきます。

  ミニミュージアム: Gallery ICHIYOH
  住所: 東京都北区中里3-23-22
  営業時間: 午前10時〜午後6時
  休館日: なし
  入場料: 100円
  —–あらかじめメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)か電話(080-5497-3497)で連絡の上、お出かけください。

  上記ミニミュージアムでは、ただいま「はがいちよう作品展」を開催中です。
  「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」「あるマンガ家の部屋」などの代表作20数点に加え、関連の書籍や雑誌などをたった100円でご覧になれます。
  展示場のとなりには、ちょっとボロいですが、わたしの作業場がありますので、ギャラリー見物のあとはそちらを見ることもできます。ギャラリーに入りきらなかった作品や、つくりかけの作品などがゴロゴロしています。
  わたしが不在ですと対応できませんので、お出かけの前には必ず連絡をください。

山手線の駒込か田端が最寄り駅。両駅から歩10分です。(田端駅北口駅前のコミニティーバス(Kバス)バス停から乗車し、二つ目の「富士見橋エコー広場前」で下車していただきますと、そこから歩いて100歩です。)

「イヤイヤ事務をやってます」

   ぼくは社長がひとりいるだけの会社「(株)ミクロコスモス」の代表なので、年に一回、決算にまつわる事務仕事をやらなければならない。
  先週イヤイヤそれをやっていた。
  一年分の売り上げを計算し、掛かった経費を算出し、期末在庫を棚卸しする。4〜5日かかってそれらの仕事をやり終え、出た数字を税理士の先生のところへ持っていった。
  ちなみにうちは「3月決算」なので、4月1日から翌年の3月31日までを一期とし、毎年王子税務署に決算書を提出してきた。今期で33期目になる。細々と33年間も会社をやってきたってことだ。
  ミクロコスモスは平成元年、衣料品の小売販売業としてスタートし、当時、事務仕事は事務員がやり、その後いまの仕事(作家業)になってからは、家内がそれをやっていた。だがその家内も後期高齢者となり「もうやりたくない」といい出したので、近年は社長(ぼく)の仕事になっていた。だが事務仕事は大キライだし、もう歳なので、そろそろ会社をたたもうかと考えていた矢先にコロナがやってきた。そうなると法人の場合、たんまり支援金が入る。
  ま、そんな訳で、ついがんばってしまい、今季は、187万円もの支援金が入った。月次支援金と事業復活支援金だ。その上コロナのせいで、あんまり買いに出ず、したがって支出(特に材料費)が極端に少なかった。三密不可なので接待交際費も少なく、ステイホームのせいで交通費も少額で済んだ。その割に売上はそんなに悪くなかったので、けっこう良い結果が出るのかもしれない。
  いま税理士の先生がその決算書を、6ヶ月遅れで、作っている。
  (本文と下の写真はカンケーありません。)

最初に衣料品の小売業をはじめたのは1978だった。当時は本郷税務署に個人事業主として決算を提出していた。ところが売り上げが年間5000万円を超えるようになると「法人にしなさい」と税務署から促され、1989年(平成元年)4月13日に法人組織に変更した。法人名「ミクロコスモス」は、そのころ懇意にしていたファッションデザイナー氏(故人)がつくっていた洋服のブランド名、それをそっくりそのままいただいた。