一色さんの店

 むかしぼくの教室が渋谷のPARCOにあったころ、一時期アートインボックスも教えていたことがあった。ストラクチャーの教室とは別に、隔週水曜日の午後3時から、女性ばっかり6~7名を相手に、ほんの数ヶ月だけ、細々と運営していた。
 そのときの生徒のひとりが一色みやこさんだ。
 ところがその教室は、なにかの都合で開催日(曜日)の変更を余儀なくされ、そのとたん、ほとんどの生徒がいなくなってしまった。
 で、結局閉鎖するハメに。
 それから13年経った今年の春、一色さんはふたたび、こんどはぼくの「一日教室」に通い始めた。いまは彼女と彼女の友人の二人で「DANONE 1944年夏」という作品(アートインボックス)をつくっている。
 前置きが長くなったが、その一色さんが私財うん千万円を投じて、練馬に一軒屋を買って、キャフェに改装。そこにおびただしい数のドールハウスをコレクションしていると聞き、さっそく見に行った。ぼろい日本家屋だったという建物は、見事にリフォームされ、まるで洋館のよう。自慢の コレクションはその2階にあった。
 下がその写真だが、よくもまあ集めたものである。
 「何点あるの?」って訊いたら
 「一度も数えたことがないので、わからない」
 だそうだ。

 *店名:Noe CAFÉ (ノエ・キャフェ)
 *住所:東京都練馬区平和台3-14-1 電話070-6670-4979
 *営業時間:午前11時~午後6時(水曜&土曜定休)

 ——–ドールハウスファンはぜひ一度行ってみるべし。海外の作家さんの作品も多数収集されています。

Noe CAFÉ


2013年6月29日

宣伝のお願い

 少し先ですが、8月末に有楽町でエキシビション(はがいちよう&渋谷クラフト倶楽部展)を開催いたします。(詳細は左のインデックス「展示会情報」で。)
 前回は新聞雑誌等で幅広く展情報が告知され、おかげさまで過去展中最高の客の入りでしたので、今年もそうなるよう、ただいま懸命に宣伝を仕込んでいるところです。
 雑誌で取り上げていただくには、遅くとも2ヶ月前までにはお願いしておかないと、掲載が間に合いません。かといってあまり早すぎても忘れられてしまうので、いまがちょうどぴったりの時期です。
 つきましては、これをお読みのみなさんのなかで、新聞雑誌等のメディア関係にお勤めの方、またはそういった関係者にツテをお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。
 ぜひ宣伝してほしいのです。
 ご連絡いただければ、ただちにプレスリリース用の「報道資料」(PDFファイル)をお送りすることができます。
 すでに月刊美術誌やアーマーモデリング誌など、雑誌数社がお取り上げくださると言ってくれましたが、もちろん多ければ多いほどよいのです。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

去年の有楽町展のようす


2013年6月22日

ペンギン作品のこと

 「ペンギン作品」(アートインボックス)の制作依頼を受けていることを、お知らせしたことがあった。(3月7日付け当欄を参照のこと)。
 その後ひまを見つけてはポチポチつくりつづけ、現状では下のようになっている。
 納期は8月末なので、どうにか間に合うとは思うが、まだまだやることはいっぱいだ。
 考えてみれば、過去わたしは大小合わせて計6個のペンギン作品をつくった。本作の依頼主から頼まれたものが3個。教室でつくったものが3個。そしてこれが7個目のペンギン作品となる。真ん中が髭ペンギン兵という構図はぜんぶ一緒だが、今回の壁画絵は皇帝ペンギンである。(前作はアデリーペンギンだった)。
 これが最後のペンギン作品になるかと思いきや、クライアントからはあと10個ぐらいつくってほしいと言われているので、もしかしたら死ぬまでつくりつづけることになるのかもしれない。

ペンギン作品/1/12


2013年6月15日

ミニチュアショー終了

 浜松町のミニチュアショーは無事終了いたしました。
 ご来場いただいたみなさまに御礼を申し上げます。
 期間中いろいろな方にお声をかけていただいたが、2日目に㈱海洋堂代表取締役の宮脇修一さんがお見えになり、トキワ荘のはなしをされたのには驚いた。つまり宮脇氏はわたしがトキワ荘の作者であることを知っているのだ。
 当欄の読者ならご存知と思うが、宮脇氏はワンフェスの主催者であり、今日のフィギュアブームを作り出した張本人である。
 一緒に写真を撮りましょうと言ったら快く応じてくださり、下のような記念写真を撮った。

右が宮脇修一氏で左は㈱静岡クリエイトの山田明子さん。


2013年6月12日

ドールハウスショーのこと

 来週の週末に浜松町でドールハウスのショーがあります。

 タイトル:第15回東京インターナショナルミニチュアショー
 会期:2013年6月8日(土)~9日(日)
 時間:午前10時~午後5時(ただし9日は4時まで)
 会場:都立貿易センター4F
 住所:東京都港区海岸1-7-8
 入場料:1500円(高校生以下無料)
 主催:有限会社フォルクス、協賛:日本ドールハウス協会
 お問合せ:.050-3303-3693 (日本ドールハウス協会)
http://www.dollshouse.co.jp/

 はっきり言ってこれはシカゴのミニチュアショーなどとくらべると、だいぶん質が落ちるのですが、それでも海外からの参加組を含めて約90チームほどのディーラーが参集するそうです。わたしもお付き合いでひとつテーブルを出しますので是非ご来場ください。
 6月9日の日曜日には一日中会場に詰める予定です。
 そのあと撤収作業を終えてからは仲間と一杯やります。
 一杯目当ての方は終了間際にお越しください。
 —–どうぞよろしく。

わたしのテーブル(去年)


2013年6月1日

近況①「デザフェス終了」

 デザインフェスタは無事終了いたしました。
 おかげさまで大盛況でした。
 同時開催だった我が「渋谷クラフト倶楽部」の静岡ホビーショーにおける展示も、大盛況のうちに終了することが出来ました。これらふたつの会場にご来場いただいたみなさんに御礼を申し上げます。
 次は、浜松町の「インターナショナルミニチュアショー」に参加します。
 ——-詳細は左のインデックス「展示会情報」でご覧ください。

デザインフェスタ Vol.37

近況②「石の家制作記/パート②」

 最初にフジからこのはなしがあったのは2003年の夏だった。秋には富良野に招待され、当時非公開だった実物の写真を撮らせていただいた。しかし制作費に関する合意形成に時間がかかり、実際に着手金をいただいたのは翌2004年の夏だった。
 はじめっから納期はこの年の年末と決まっていたので制作期間は実質4ヶ月。かなり忙しいことはわかっていたが、トキワ荘も4ヶ月、伊東屋も4ヶ月で仕上げたので、ぎりぎりなんとかなると踏んでいた。ところがである。制作図面が遅れに遅れ、いつまでたっても上がってこなかった。
 ——-以下、2004年12月14日付け当欄の記事より、再収録。

 現在、テレビドラマ「北の国から」に登場する石の家と、それにまつわる情景を制作中である。(石の家に関しては2004年8月23日と11月16日にも記事があります。)
 大雑把に言うと、この作品を完成させるには

 ①丸太で組み上げられた風車を作らねばならない。
 ②流木で形成されたデッキを作らねばならない。
 ③建物全体と屋根を作らねばならない
 ④名物「石の壁」を作らねばならない。
 ⑤家の内部と建具と室内調度品を作らねばならない。
 ⑥全体を配置するための地面と草木を作らねばならない。
 ⑦作品の台枠を作らねばならない。

 以上の元になるのは制作図面である。これは手付金が振り込まれた段階であるコンピューターの専門家に依頼していたが、難航を極め、遅れに遅れた。
 もともとこの家はドラマの主人公、黒板五郎(田中邦衛)が自分で建てたという設定なので、全体が微妙に曲がっている。石や流木といった自然素材がふんだんに使われ、どこもかしこもふにゃふにゃだ。だからコンピューターでの作図が思うようにいかず、いつまで経っても図面があがってこない。図面がこなくちゃなんにも出来ない。しかし納期は年末と決まっているので、日に日に時間が消えていく。
 仕方なくわたしはふたりのプロを雇った。
 すなわち建物全体を覆っている石の壁は金子辰也(かねこ・たつや)氏に、そして机や椅子や台所用品といった室内小物は「よしだ・ともひこ」氏に、それぞれ制作を依頼し、それ以外のもの、つまり風車やデッキや地面はわたしがつくることにし、ひたすら図面のあがりを待った。
 やがて10月20日、やっと図面が到着し、三者が一斉にスタートを切った。
 この時点で納期まではもう二ヶ月しか残っていない。
 パワー全開でぶっ飛ばしていたら、今度は金子氏の石の壁がまたもや遅れに遅れ、このところヤケクソ気分におちいっていた。
 しかしである。やっと先週、待ちに待った石の壁が到着した。
 (下の写真)。
 壁というよりは、これはまるでアラモの砦。皆殺しの歌が聞こえてくるようだ。すばらしい出来栄えである。
 さすがプロ!!

 金子辰也というひとは「月刊アーマーモデリング」や「ホビージャパン」誌などの有名模型誌に、毎号「マル秘・製作技法」といった記事を連載している名うてのプロモデラー。きっとご存知の方も多いだろう。ちょっと「よんさま」に似たやさしい雰囲気で、女性にはかなり人気があるんじゃないかと思う。

 ま、そんなわけで、模型界のヨンさまのおかげで、最初に掲げた7つのノルマのうち、5つまでを無事クリアーすることができた。これをもって、このプロジェクトも最終コーナーを回り、いよいよラストスパートになだれ込んだと言えそうだ。現在は、金子氏が届けてくれた壁の内部を制作中である。さっき言ったように室内調度品は「よしだ・ともひこ」氏がいろいろと作ってくれている。地面や風車など、その他の部分は既に終わっている。出来るだけ早く室内を終えて、屋根を張って、煙突を立てれば、それでおしまい。
 ぴったり年末にはゴールインできそうである。
 (以上2004年の記事より)

 と、この時点ではまだまだ年末完成の希望をすてていなかった。
 ところが、壁は届いたものの煙突(石の煙突)がなかなか届かなかったり、よしだ氏の担当である小物が、これまた遅れに遅れ、更には私の担当である全体構造にも思わぬ時間がかかったりして、けっきょく年末には仕上がらなかった。やがて年が明け、最後には上野シゲユキ氏(人形作家)にも手伝ってもらったりしながら、2005年の1月20日、やっと完成にこぎつけることができた。
 へとへとのゴールインだった。
 納期に間に合わなかったのはこのときがはじめてである。
 が、さいわいペナルティーはとられなかった。
 ———作品は現在㈱フジテレビの「湾岸スタジオ」に展示されているが、残念ながら非公開につき、一般には見ることができない。
http://www.ichiyoh-haga.com/jp/stone/opening.swf

右が金子さん
撮影:三宅隆雄


2013年5月25日

デザフェスに出ます!

 ★今週末開催されるデザフェス(デザインフェスタ)に出場します。
 ——是非ご来場ください。
 (わたしは大体会場におります)。

タイトル:デザインフェスタ Vol.37
会場:東京ビッグサイト・西館
日程:2013年5月18日(土)~19日(日)
時間:午前11時~午後7時
ブース№:H105~H109
当日券:\1,000(1日)/\1,800(両日)
http://www.designfesta.com

 ★同じ日程で開催される静岡のホビーショーにも、うちのクラブ(芳賀一洋&渋谷クラフト倶楽部)が出場します。
 ——–是非ご来場ください。

タイトル:第24回モデラーズクラブ合同作品展
会場:ツインメッセ静岡(静岡ホビーショー会場内)
住所:静岡市駿河区曲金3丁目1番10号
日程:2013年5月18日(土)・19日(日)
時間:午前9時~午後5時(19日は午後4時まで)
テーブル名:「芳賀一洋&渋谷クラフト倶楽部」
テーブル№:220
入場料:無料

こちらは「静岡ホビーショー」の一環として行われる合同作品展です。うちのクラブからは計約12点の作品を出品いたします。残念ながらHagaは出かけられませんが、一点(ないし数点)の拙作を展示する予定です。
http://www.hobby-shizuoka.com/

2011年、静岡ホビーショーの会場


2013年5月15日