はがいちようのミニチュアコレクション

 小生のショーケースが秋葉原の新ラジオ会館に移ってそろそろ3か月になる。旧ビルのほうがよかったという方が多いようだ営業的に見れば断然新ビルだ。いつ行っても混んでいるのでエレベーター待ちにいらいらする。一説によると旧ビル時代の3倍客が入っているそうだ。6階イエサブの店員氏によると売り上げはほぼ倍になったが、以前の3倍疲れるそうだ。当然わたしの棚も2倍売れてなけりゃならんが、それがそうでもなくて、困っている。
 そこで皆さんにお願いです。
 アキバに出かけた折には駅前の新ラジオ会館に是非お立ち寄りいただき、ぼくのショーケースを眺めてほしいのです。そして300円でも500円でも構いません。ちょっとでも何かを買ってほしいのです。そのためには近所の店員に声をかけてケースの扉を開けてもらわねばなりません。どうかどしどし開けてもらってください。金額の大小ではありません。ぼくのケースを開けたがる客が多いということが重要なのです。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 小生のショーケースは新ラジオ会館6階「イエローサブマリン秋葉原本店ミント」における「スケールモデルフロアー」の一角にあります。

はがいちようのミニチュアコレクション


2014年10月13日

近況①「菅井さんの作品」

 自由が丘教室の生徒菅井一美さんを知っている人は少ないと思う。
 2010年から在籍している中年男性だが酒席にはとんと顔を出さず、わたしでさえほとんどしゃべったことがない。作品を見たこともなかった。
 その菅井さんからメールがあった。
 「こんにちは菅井です。なんとか午後の鹿骨(もどき)が出来ましたので 写真をお送りします。教室でのお題の方は6割程度完成しましたが、もう少し時間がかかりそうです。以上、取り急ぎご連絡まで。」
 という文面に添付されていた写真を下に掲載する。
 これで完成6割だそうだ。
 びっくりし、「生徒の作品です」と注釈をつけて、9月29日に私のフェイスブックページに掲載したところ、翌日までに400件以上の「いいね」がつき、それが10月3日現在ではすでに645件に達している。この調子でいけば1000件越えは確実だろう。
 こりゃあスゴイ!

菅井一美さんの作品・縮尺80分の1

近況②「教室のお知らせ」

 7月からぼくのスタジオでスタートしている工作教室・初心者クラスは、最初の一期が終了し、今月の25日からまた新しい期が始まります。つくるものはオールハンドメイドの「給水塔」(1/80真鍮製)です。写真の作品を計6回で完成させます。

 教室の場所:はがいちようの駒込スタジオ(JR山手線駒込駅より歩10分)
 開催:月二回、土曜午後6時~8時
 日程:10月25日、11月1日、11月22日、11月29日、12月20日、1月17日
 参加費:一回4,536円(税・材料費込み)
 入会金:10,800円(初回のみ)
 ★参加希望者はお申し出ください。更に詳しい情報をお送りいたします。
 ——-質問があれば遠慮なくどうぞ。

給水塔


2014年10月5日

教室日程のこと

 10月以降6回分の教室日程が決まりましたのでお知らせいたします。少しややっこしいのでお間違いのないようにお願いいたします。

■あるマンガ家の住居制作グループ@自由が丘グリーンホール
  日程:10月11日、11月8日、12月13日、1月10日、2月21日、3月14日
  開催時間:午後6時~8時
■ストラクチャー初心者クラス給水塔制作グループ@駒込スタジオ
  日程:10月25日、11月1日、11月22日、11月29日、12月20日、1月17日
  開催時間:午後6時~8時
■アートインボックス制作教室Aグループ(後期)@駒込スタジオ
  日程:10月13日、11月2日、12月7日、1月11日、2月1日、3月8日
  開催時間:午後3時~6時
■アートインボックス制作教室Bグループ(後期)@駒込スタジオ
  日程:10月19日、11月23日、12月14日、1月18日、2月22日、3月29日
  開催時間:午後3時~6時

 上段のふたつ、あるマンガ家の住居と給水塔制作グループにつきましては、まだ参加を受け付けておりますので希望者はお申し出ください。料金等の詳細は左のインデックスから「工作教室」をクリックし、ご覧ください。

「あるマンガ家の住居」
1/15スケール


2014年9月28日

近況①「午後の鹿骨」

 教室の制作課題として取り上げ、昨年の10月から制作していた「午後の鹿骨」(1/80)がほぼ完成した。
 これをつくったのは3度目だったので、最初はしんどくてうんざりしていたが、若手の現役生徒タマちゃんに手伝ってもらったりしているうちにどうにかエンジンがかかった。車はポンコツだがエンジンさえかかればまだ走行できるらしい。最終的にはかなりの状態に仕あがり喜んでいる。
 近いうちにイエサブに持って行き、棚の飾り物にしようと思う。

午後の鹿骨

近況②「映画に使う模型の部屋」其の四

 こっちの作品にも突然スイッチが入り、あっという間に写真のようになった。
 前回書いたように障子のサンはレーザーでカットである。障子紙は手元にあった習字用の半紙を、雪見窓には愛用のポリシートを使用した。
 あまりにも気に入ってしまい、急遽写真を掲載することに。

模型の部屋(1/12)


2014年9月21日

近況①「映画に使う模型の部屋」其の③

 表題の作品は現在写真のようになっている。
 この部屋は障子面と襖(ふすま)面とで囲われていて、どちらかというと障子面が中心だ。だから障子から先につくろうとしてサンの太さを測ってみたらたったの9ミリ、実物が、である。12分の1にすると0.75ミリ、アナログ方式でつくるのは無理と判断し、障子はいまレーザーカットで制作するべく業者に依頼している。
 しょうがないのでフスマ面を先につくり、障子のあがりを待っているところ。
 下の写真のフスマは、大きな柄を絵の具で描いて、縮小コピーにかけ、ボール紙に貼ってつくった。
 鴨居の絵もだいたいおんなじ。畳はいつものように東急ハンズで買ってきた特殊な紙を品ベニヤに巻き付けて制作。
 と、このへんのテクは10月から自由が丘で始める「あるマンガ家の住居制作教室」で詳しく説明するつもり。
 ご興味のある方は是非ご参加ください。
 ——–詳しくは前回の当欄に。

模型の部屋(1/12)

近況②「モースの店」ドーハへ到着!

 紆余曲折を経て「エドワード・モースの店」が、とうとうドーハへ到着した。
 現在、通関手続きのため現地の税関に保管されているそうだが、依頼主アフマド・アルタニ氏の元へはまだ届いていないらしい。
 以上の情報は9月10日に本件の運送業者からもたらされたが、昨日(11日)ふたたびおなじ業者からメールがあり、「代理店曰く、ご指定の電話番号にかけてもなかなかアフマド氏につながらないとのことです。ほかの電話番号かメールアドレス等をご教示いただけますでしょうか…」などと言ってきた。
 また別の人からは「アフマド氏の元へはすでに税関から連絡があり、近々当人が回収に向かうつもりらしい…」(11日)というメールが届くなど、情報がさくそうしている。
 そろそろ当人から「届いた!」というメールがあってもよさそうだが、まだなんにも言ってこない。

エドワード・モースの店


2014年9月13日

お知らせ

 開催中の自由が丘教室ではただいま「午後の鹿骨」(1/80)と題する作品を制作中ですが、これが間もなく終了いたします。そのあと10月からはメニューが変わり、新しいメンバーとともに再スタートする予定です。新メニューは「あるマンガ家の住居」(1/15)です。写真の作品を24回で完成させます。参加希望者はお申し出ください。更に詳しい情報をお送りいたします。
 本作を取り上げるのは3回目ですが、まだつくったことがない卒業生もけっこういらっしゃるのではないでしょうか、出戻り参加も歓迎です。

開催:月1回開催、土曜午後6時~8時
会場:自由が丘グリーンホール201号室
住所:目黒区自由が丘2-15-10 (自由が丘駅より歩5分)
URL:http://www.green-hall.com
初回開催日:2014年10月11日
2回目以降:11月8日、12月13日、2015年1月10日、2月21日、3月14日
 (2015年4月以降の日程は追って又お知らせいします)
参加費:一回5,616円(税・材料費込み)
※はじめて参加される方は、初回のみ入会金(10,800円)がかかります。
——–質問があれば遠慮なくHAGAまでどうぞ。

「あるマンガ家の住居」
縮尺15分の1


2014年9月7日

エドワードモースの店にトラブル発生!

 27日の朝、輸出業者から電話があった。
 「モースの店」を梱包した箱の一部に生木が使ってあるため、荷受国の検疫を通過できない恐れがある。したがって大至急箱をつくり直さねばならぬが、その作業に立ち会ってもらえるか…とのこと。
 もちろん立ち会うと答え、翌28日の午後、成田へと向かった。
 空港から車で10分ほどのところにある梱包業者の工場においてある、以前わたしがつくった箱を開けて中身を取り出し、短時間のうちにまた新しい箱をつくって、再びそこに作品を収納する。それらの作業をたった2時間で完了させる予定だった。
 ところがである。新しい箱に収納するにあたって改めて作品を見ると、地面の一か所に5円玉ほどの白く欠けた箇所があり、そこだけ地肌がむき出しになっている。出したときにはそんな傷はなかったが、わたしはそのあと別室で待機することとなり、しばらくのあいだ作品の場所から離れねばならなかった。おそらく傷はその間に、なにかがぶつかって付いたものと思われる。
 一通りの文句は述べたが所詮どうにもならない。
 あわててホームセンターへと走り、補修の材料を買ってきて、工場の終業時間午後7時まで修理作業に取り組み、なんとか補修を終了、箱詰めを済ませてから帰路に着いた。
 その晩は朝まで考えた。
 応急処置よって地面のキズは埋めたものの、そこだけが老人の顔に刻まれた黒いシミのようだ。その見苦しい映像がまぶたに浮かび、なかなか眠れなかった。わたしを信用し、完成を見ずにカネだけ払ってくれたアフマドは、その地面を見て一体どう感じるか、富豪とはいえ決して安い買い物ではないはずだ。
 仕方なく翌朝業者に電話して事情を説明し、出荷をストップしてほしいと頼んだ。もう一回成田まで出かけて箱を開け、改めて作品の修理をしたいと申し出た。
 ———じゃなけりゃ一生悔やむことになる。
 1月に完成してから何回もの出荷チャンスを逃してきたこの作品、今度こそと思った矢先にまたつまずいてしまった。

無事に北海道を出発したのだが…。


2014年8月31日