ヨシミツ文

 ネタがないときに使ってくださいと以前ヨシミツさんからいただいた一文がある。小生のことを“大先生”などと書いてあり、その辺が困ったものだが、本日ネタナシに付き、そのまま掲載する。

 僕が生まれた頃、そして大先生が20歳になったばかりの頃、グループサウンズなんてもんが猛烈に流行った。タイガース、テンプターズ、ワイルドワンズ・・・。年配の方なら名前を聞くだけで懐かしく思われるだろう。しかしタイガースだのは、いわばスターであり、あまり名も知られずに解散してしまったグループも数多い。その中に「オリーブ」というグループがあった。
 グループサウンズとしては最末期にあたる1969年のデビュー。すでにグループサウンズ自体の人気が冷えていた頃だ。しかし実力は折り紙付きであった。グループサウンズ再評価に貢献した評論家の黒沢進氏も賞賛している。もし、あと少しだけでも、デビューが早かったら・・・、もしかしたら日本の音楽シーンの歴史は変わっていたかもしれないのだ。

 話は急に変わる。
 場所は田端駅からほど近いもんじゃ焼き屋。大先生の行きつけの店なのだが、昭和チックな店構えで、愛想の良い大将が美味いもんじゃ焼きを焼いてくれる。
 もんじゃ焼きをサカナに、相変わらず濃いめのウーロンハイをあおる大先生。
 「ここの大将は昔ギターをやってたんだよ。ねぇ大将」
 すると大将はそれに答えて
 「いや、今もやってますよ」
 「あ、だから店の名前が『てけてけ』なんだ」
 と僕。
 たしかに数本のギターが飾ってある。しかし大将はそれ以上は何もいわない。  しかし、わかる人にはわかるだろう。この大将こそ、幻の名バンドといわれたオリーブのギタリストだったということを。
 (以上、原文のまま。)

 要はもんじゃ焼き屋のマスターが元グループサウンズのメンバーだったというはなしである。皆と良く行く店なので「へえ~」と思った御仁も多いだろう。
 ヨシミツさんありがとう!

左がマスター


2016年7月9日

「セシウムと少女」のこと

 去年の春公開された「セシウムと少女」という映画をご存知だろうか。拙作「静(しず)の部屋」は、この映画のワンシーンのために制作された作品だった。加えて拙作「東屋(あづまや)」も登場するので、ぼくはこの映画のちょっとしたスタッフの一人である。もちろん映画は見ているが、かなりぶっ飛んだ内容で、よいのか悪いのか、正直言ってぼくにはよくわからなかった。
 公開されて約一年、知る限りたいした話題にもならず、映画のことはすっかり忘れていた今年の四月ごろ、この映画の制作者兼監督でもある才谷遼氏からメールがあった。
 「いまロンドンの映画祭に来ているが、セシウムと少女がベストアニメ、シークエンス賞に選ばれ、そのほかにも続々と賞を獲っている。帰ったら凱旋ロードショーをやりますので、よろしく!」だ、そうだ。
 いやあ、びっくりした。
 結局この映画は、以下のような賞を獲得したらしい。

 米「Accolade Global Film Competition」で「審査員賞」を受賞
 英「International Filmmaker Festival」で「アニメシェークエンス賞」を受賞
 米「Cinema on Bayou Film Festival」で「審査員特別賞」を受賞
 米「Winter Film Award 2016」で「ベストオリジナル作曲賞」を受賞
 羅「12 Month Film Festival」で「11月期プロデューサー賞」を受賞
 米「SOCAL Film Festival」で「映画祭賞」&「長編作品賞」&「監督賞」を受賞
 英「Cardiff Independent Film Festival」で「ベスト脚本賞」を受賞
 尼「International Movie Award」で「音楽監督賞」&「撮影監督賞」を受賞

 世界25の映画祭に正式招待され、20部門でノミネート、10部門で受賞を果たした。そして現在その凱旋上映の真っ最中なので、お時間があれば是非ご覧になってください。「静の部屋」もちらっと映りますよ。

 上映:「セシウムと少女」
 劇場:「ユジク阿佐ヶ谷」杉並区阿佐谷北2-12-19-B1F 電話03-5327-3725
 日程:6月18日~7月29日
    6/18~7/8・7/11~7/29は10:30~(※7/9・7/10のみ20:50~)


2016年7月2日

伊東屋のこと

 先日銀座の伊東屋さんから電話があり、今まで会長室に飾ってあった私の作品を、今度本館に移動したので一度見てほしいとのこと。
 早速行ってみた。
 ご存じのように伊東屋さんは、最近銀座本店の本館ビルを建て替え、去年6月にリニューアルオープンしたばかりである。そのまっさらなビルの11階、野菜工場というフロアーの一角に、作品は堂々と展示してあった。できるだけ多くの方々に見ていただきたいと考えての常設展示だそうだ。(下の写真)。みなさんも是非ご覧になってください。
 伊東屋作品(正式題名「伊藤勝太郎の店」)は、前会長伊藤髙之氏からの依頼で2004年に制作し、その後ずっと会長室に置いてあった。しかし会長が去年お亡くなりになったことにより、主のいない会長室に置いておいてもしょーがないということになったのではないか。いずれにせよ私としては非常にうれしいことである。

勝太郎の店/縮尺1/12


2016年6月25日

ドールハウスショウのこと

 今週末に浅草で開催されるドールハウスショウに参加し、拙作数点を展示いたします。
 わたしは大体会場にいる予定ですので、よかったらお出かけください。

 タイトル:第18回/東京ドールハウスミニチュアショウ
 会場:東京都立産業貿易センター台東館7階展示室
   住所:東京都台東区花川戸2-6-5
 日程:2016年6月18日(土)/午後1時~午後5時
 6月19日/(午前10時~午後4時
 入場料:1500円(高校生以下無料、障害者手帳持参の方無料)


2016年6月17日

オープニングパーティー

 前々回お伝えした「ギャラリーICHIYOH」のオープニングパーティーが開催されました。
 最初はパーティーなどという派手なことをやるつもりは毛頭ありませんでしたが、うちのクラブ(渋谷クラフト倶楽部)の幹事から「恰好の飲みネタとして是非!」と口説かれ、みんなに集まりいただくことになりました。
 とはいうものの、当ギャラリーは酒を飲む環境としては最悪ですので、せいぜい20人集まれば上等と思っていたところ、な、なんと40名近くの方々がはせ参じてくれ、おかげさまで大変な賑わいとなりました。(下の写真)。
 参加者は——-
山野ちゃん、高谷さん、加藤健次さん、稲葉ちゃん、まゆみちゃん、白石さん、山ちゃん、佐藤健さん、のぶさん、羽賀さん、池淵さん、田上さん、らるかちゃん、おがおがちゃん、目黒ちゃん、大田マヤさん、手柴さん、大内画伯、練馬のシゲちゃん、矢沢ちゃん、菊入さん、穴熊さん、宇田川さん、宇田川婦人、山脇ちゃん、岡さん、一色さん、佐野さん、河野ちゃん、玉ちゃん、井岸さん、岸本ユウジさん、恵理ちゃん、恵理ちゃんジュニア、コウちゃん、藤下さん、富塚さん、&、はが いちよう
 ぼくが認識している限りでは上の38名でしたが、もしかすると数名もれているかもしれません。俺の名前がないという方がいらしたらご一報ください。

2016年6月5日


2016年6月11日

生徒募集中!

 近日中に初心者向けの新しい工作教室をはじめる予定です。
 詳細は以下です。

 制作課題:「村の物置小屋」(縮尺1/80)写真の作品を6回で完成させます。
 教室の場所:作者の「駒込スタジオ」(東京都北区中里3-23-22)
 開催日:土曜日午後6時~8時/月2回開催
 参加料:一回4536円(材料費込み)

 狭いところですので、募集人員は10名です。集まり次第スタートします。希望者はお申し出ください。質問があれは遠慮なくどうぞ。

村の物置小屋


2016年6月4日

Gallery ICHIYOHオープン!

 最近、小生の自宅の一階に写真のようなギャラリー(ミニ・ミュージアム)をつくりました。
 さっそくここに15~16点のアートインボックスをならべ、現在、「ミニはがいちよう展」を開催中です。ぜひお出かけください。(7月末日まで)。
 Gallery ICHIYOHは小生の駒込工房に併設したプライベートギャラリーです。

 住所:東京都北区中里3-23-22
 営業時間:午前10時~午後6時
 拝観料:100円
 不定休に付き、あらかじめメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)か、電話(080-5497-3497)でお問合せの上ご来場ください。

 ※当ギャラリーの完成を祝い、6月5日午後6時から、会場にてささやかなオープニングパーティーを催します。参加希望者はお申し出ください。会費1000円です。

Gallery ICHIYOH
このたびの「ミニはがいちよう展」は7月末日まででいったん終了し
秋にふたたび開催する予定です。


2016年5月28日