スカパーTVのこと

 8月23日、千石教室にスカイパーフェクトテレビ(通称スカパー)の方が取材に訪れた。彼らは巣鴨のさかつうさんや、ぼくの工房も同時に取材した上で、「最近ジオラマ作りに熱中する熟年が増えている」という、今年3月、読売新聞に掲載された記事を踏襲した短い番組をつくるという。
 オンエアーは以下の予定。

 チャンネル:スカイパーフェクTV!(CS309チャンネル)
 ——-あるいは、スカパー e2チャンネル(CS257チャンネル)及びケーブルテレビも…
 番組タイトル:「新おとな総研@G+」(新おとな総研・アット・ジー・タス)
 第1回放送日:9月5日(土)午後10:00~10:30分
 第2回放送日:9月8日(火)午前11:00~11:30分
 第3回放送日:9月8日(火)午後4:00~4:30分
 第4回放送日:9月11日(金)午後4:00~4:30分
 第5回放送日:9月11日(金)午後10:30~11:00分
 第6回放送日:9月14日(月)午前11:00~11:30分
 第7回放送日:9月14日(月)午後10:00~10:30分
 第8回放送日:9月16日(水)午後4:00~4:30分
 第9回放送日:9月17日(金)午後4:00~4:30分

 おなじ内容が計9回、上の時間帯で放送されます。またこの番組は読売新聞のホームページ、ヨミウリオンライン(下記アドレス)でも放映されます。
 ———-是非ご覧下さい。
http://otona.yomiuri.co.jp/stream/

スカパーのカメラが教室に…
写真:山口貞彦


2009年9月4日

「ぶりお、ナインMetチーフン」 (meet met met だからね…)

 下の写真、左にいるのはぶりぶりのぶりおさん、まぼろしに終わった宮澤賢治作品の模型化計画におけるプラン作成に多大なるご協力をたまわったアーチストである。
 His web site:http://www33.ocn.ne.jp/~koedo/
 ——-彼のEHON「アルモの木・ある村に起こった木のお話」がいい。
 そして、ぶりおさんの右にいるレディーは、彼のガールフレンド、ニューヨーク生まれのナインスクエアー・ナインさんだ。彼女がまたワンダフルアーチストであるが、そのへんは下のサイトで。
 Her web site:http://www.nine-square.com/
 彼ら二人のアーチストが、ニューヨークからやって来たチーフンさん(写真右)にMeetするため、先週マイスタジオをビジットした。この段階でニューヨークとニューヨークがMetしたので、ポーカーで言えば、イット・イズ・ワンペアーである。そしてアーチストということで言えばチーフンさんもアーチスト、プラス・ぶりおさん、ナインさん、はがのおとっつぁんと計4人のアーチストがMetしたことになり、こっちはディス・イズ・フォアカードだ。ワンペアー・プラス・フォアカードって、もしかするとローヤル・ストレートフラッシュよりも強いんじゃないのか。
 ま、無理やりポーカーにこじつけることもないのだが…。
 あやしげな英語が飛び交った晩でありました。


2009年8月30日

川崎市の市民ミュージアムにおいて…

 7月18日より、川崎市の市民ミュージアムにおいて、「サンデー・マガジンのDNA/週間少年漫画誌50年」という企画展が開催中であるが、な、なんと、その会場に、当サイトのウェブマスター、ユキユキ・マッキーさん作によるトキワ荘が、デーンと展示されているのだ。
 ジャーン!!!
 これは快挙である。
 下がそのトキワ荘。このたびの会場で撮った写真ではないが、正真正銘ユキユキ・マッキーさんのトキワ荘である。川崎方面にお住まいの方は市民ミュージアムのほうで、一度ぜひ実物を。漫画誌50年というコンテンツも面白そう。

 タイトル:「サンデー・マガジンのDNA/週刊少年漫画誌の50年」
 会場:川崎市民ミュージアム/企画展示室2
 URL:http://www.kawasaki-museum.jp
 住所:川崎市中原区等々力1-2 TEL:044-754-4500
 日程:2009年7月18日(土)~9月13日(日)
 時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
 休館日:月曜日(7月20日[月・祝]は開館)
 観覧料:一般800円、65歳以上&高大生500円、中学生以下無料
 アクセス:東急東横線・目黒線、JE南武線「武蔵小杉駅」北口よりバス10分
 主催:川崎市民ミュージアム、サンデー・マガジンのDNA展実行委員会
 共催:講談社、小学館
 助成:芸術文化振興基金
 協賛:スカパーJSAT
 監修:夏目房之助、斎藤宣彦
 企画協力:NHKエンタープライズ

ユキユキ・マッキーさん作:80分の1「トキワ荘」
写真:わたなべいたる


2009年8月22日

チーフンさんのこと

 8月5日、はるばるアメリカからひとりの生徒がやって来た。チーフン・スタークさん、アーチスト、33才である。ソウルで生まれ、11歳でアメリカへわたり、アイオワ州で育ち、現地の大学を卒業したあとは、ハワイ、ミュンヘン、そして再びソウルと、世界の各都市を移り住み、いまはニューヨーク・ブルックリンのアパートにひとりで住んでいるという。ブルックリンといえば映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の舞台にもなっている、すばらしいところである。
 そんなところからわざわざミニチュアを習うため、このくそ暑い東京へとやってきたチーフンさん。ただいまは浅草の安宿に連泊し、 そこから毎日ママチャリで、ぼくの工房まで通って来ている。
 9月4日まで滞在の予定。
 His web site: http://jeehoonstark.blogspot.com/

Mr. Jee Hoon Stark


2009年8月13日

千石教室のこと

 現在、「火の見やぐらの情景」という作品に取り組んでいる千石教室。
 すでにやぐら部分は完成しております。
 手押し式の旧式消防ポンプも前回までにつくり終え、次回からは最後の難関、消防分団の本部建造物に着手する予定です。そこでですが、これを期に、従来まで昼・夜ふたつのクラスに分けていた教室を、8月8日から、思い切って夜だけのひとクラスにまとめたいと思い、本日切にご理解を乞う次第です。
 いままではクラスがふたつでしたので、わたしは常にふたつの作品サンプルをつくってまいりました。しかしこれからつくる本部建造物はかなり複雑な形状をしており、なんとかひとつだけのサンプルでお許しをいただきたいと考え、わがままを承知で、このようなお願いをすることになりました。生徒のみなさまには多大なご不便をおかけすることと存じますが、どうかお許しください。
 下が現在の教室日程です。今後千石教室は夜だけになりますが、開始時間は従来よりも若干早くすることにいたします。
 どうぞよろしく。

 開催日程:8月8日、8月22日、9月12日、9月26日
 開催時間:午後5時30分~7時30分

手押し式の消防ポンプ


2009年8月7日

ワンフェスへ行ってきた

 7月27日の日曜日、オタクたちの祭典「ワンダーフェスティバル(通称ワンフェス)2009年/夏」が開催された。自分は決してワンフェス大好き人間ではないが、視察のため、近年は毎回足を運んでいる。
 このイベントでは去年の冬、東京ビッグサイトにおいて、ディーラーダッシュによるエスカレーター事故が発生。そのせいか今回から会場が幕張メッセへと移った。しかし、やっぱりなあ、幕張はちょっと遠いぜよ。それと、こっちの会場はメロメロに暑く、ほとほとまいった。というのは、今回幕張でのホールは四つ。それらをわたり歩くには一回外に出なければならず、その出入り口があまりにも大きいため、外の空気がジャンジヤン流れ込み、ほとんどエアコンが効かないのだ。もとより熱気ムンムンのオタク集団である。そこに真夏の外気温35度が加わるのだからたまらない。彼らが発散する汗と湯気が全体に充満し、われら中高年にとってはかなりキビシイ環境となっていた。
 下は、ブース「A-43」で、創作ゴジラを展示中の山脇隆氏とのツーショット。
 山脇氏はぼくの教室の生徒のひとりで同時にゴジラ作家でもある。以前は海外で、ホテルのマネージャーをやっていたそうだが、5年前にゴジラ作家へと転身。以後ワンフェスには毎回参加しているという。本日はそんな彼がつくる極めて凶暴なゴジラたちを、とくとご覧いただきたい。
 山脇ゴジラ:http://www.tsfacto.ne.jp

ぼくの肩のところに青いゴジラが見えるでしょ…


2009年7月31日

盗っ人リバーの馬具店/④

 何度もお伝えしているように、表題の馬具店を、年末までに完成させなければならない。それなのにである。満足のいく完成形状をいまだに描き切れず、着手にはいたっていなかった。本当にこれで大丈夫なのか、今度こそ失敗するのではないかという不安にさいなまされ、いまいち自信が持てなかったからだ。間違ってヘンなものができあがってしまえば、トラブルになる可能性だってある。ましてや今回の依頼主はアメリカ人。どんなものを求めているのかが、どうもよくわからない。よって万人が絶対気に入るであろう完成形を、考えて考えて、考え続けてきたわけだが、いつまでたっても決定的な完成イメージを見いだすことができなかった。
 そんな状況をなんとか払拭せんと、先日意を決し、かんたんな数枚の絵を描いてみた。全体のかたちがわからないので、とりあえずは建物の正面図だけを描いた。
 そしたらである。
 突然もりもりヤル気がわいてきた。まるでマイケル・ジャクソンにでもなったかのようにスイスイ体が動くようになり、メシを食ったあとでもそんなに眠くはならず、長時間集中することができたおかげで、ふと気づいてみたら、下の絵のようなファサードが、もうだいたいできあがってしまったのである。
 しかも、わりとよい出来ばえだ。
 不思議なものでファサードができあがってしまうと、今度はそれに見合う室内を求めて、自分の頭が勝手にうごめいている。これっぱかりの絵をきっかけにして、遅ればせながら、やっと歯車が回り始めた。

盗っ人リバーの馬具店


2009年7月23日