近況①「How to Make Realistic Landscape」

 前々回お伝えしたエコーモデルの阿部社長に続き今度は東京藝大の木津文哉教授が、小生のおんぼろ工房で、先日約2時間、集中講義をおこなった。演題は「How to Make Realistic Landscape」。
——以下、当日のギャラリー。

 エコーモデルの阿部社長
 フィギュア作家の矢沢さん
 フラメンコのなべちゃん
 イケメンのゆうちゃん
 勝ち組のしんちゃん
 コピーライターの羽賀さん
 TMSのじゅんちゃん
 長妻議員っぽい三宅さん
 むかしの刑事っぽい斉藤さん
 世界を駆ける宇宙さん
 余裕ライフの高谷さん
 ドールハウスの相澤さん
 ビショップショーのふるはしさん
 沼津のキシモトさん
 ユザワヤ講師の山口さん
 シブクラ会長のみっこちゃん
 等々力のおみつ
 インテリアコーディネーターのミキちゃん
 ままやのまゆみちゃん
 アラサーのらるかちゃん
 ホスピタルの吉田さん
 下落合の山ちゃん
 マンガ家のエリちゃん
 ゴジラ作家の山脇さん
 時計屋のイケブチさん
 元祖湘南ボーイ佐野さん
 お目目パッチリなぎさちゃん
 エッチ人形のシゲちゃん
 おヒゲがしぶいいちようちゃん

 以上29名に木津教授を加えると総勢30名。芳賀工房始まって以来の大人数である。そのうち「パート2」もやるそうだが、まあとにかくコアなコンテンツだった。
 木津先生、お疲れさまでした。
 そして次回も、どうぞよろしく…。

12月5日/自習クラスにて
http://www.gei-shin.co.jp/comunity/04/index.html

近況②「ある彫刻師の作業場」

 去年の12月、当時は遊廓の座敷をつくっていた。ところがどうしても欄間がうまく彫れない。悩んだ末、仕方がないので欄間部分だけを外注でまかなおうと、ある彫刻師のお宅へとお願いにあがったことがあった。しかし残念ながら予算との関係で、その彫刻師高橋進さんのご協力を仰ぐことはできなかった。だがこの日は氏作による本物の彫刻作品群に感動したり、伝統的破風屋根の構造や角度についてのレクチャーを受けたりと、まことに有意義な一日となった。そして帰りしな、庭の片隅に建つ美しい作業場へ一歩足を踏み入れた瞬間クラッときた。そこはまるでフィレンツェかボローニャあたりのバイオリン工房のようだったのだ。
 「ぜひ写真に撮りたい…」
 申し出ると、こころよくご許可いただき、撮った写真は必ず小欄で紹介することを約束し、おいとました。しかし紹介のタイミングがないまま、それからとうとう一年が経ってしまった。
 なので本日は、この日の約束を果たすべく、遅ればせながら高橋工房の写真一枚と、氏のホームページを、あわせて下に紹介する。

美術彫刻/高橋進
http://members3.jcom.home.ne.jp/nyosui/

近況③「北米横断の写真」

木津教授のコアな講演があった日のこと。
「これ、遅くなりましたが北米横断のときの写真です…」
と、勝ち組のしんちゃんからCDを渡された。彼と北米を横断したのは今年5月のことだから、確かに遅いCDである。が、せっかくなのでその中から一枚チョイスすることに。
——-下がその一枚だ。
多分ユタ州あたりの山岳地帯だろう。
うしろの車は横断に使った「Jeep」である。

2009年5月
勝ち組のしんちゃんと


2009年12月12日

ただいま生徒募集中!

 芳賀の工作教室では来年1月から、新たに「初心者クラス」を開設することになり、ただいま生徒を募集中です。このような募集は数年に一回のことですので、是非この機会に、ふるってご応募ください。

 会場:JR田端駅付近(予定)
 開催:月2回(土曜午後6時~8時)
 制作課題:「秋の小屋」(下の写真)
 ——-写真の作品が計6回(一期)で完成します。
 受講料:2625円/一回2時間で
 材料代:1050円/一回分が
 入会金:10500円/初回のみ

 参加をご希望の方はお早めにご連絡をください。詳しい日程や正確な開催場所については参加人数を掌握したのちに決定し、追ってお知らせいたします。また本件に関しての質問がある方、更なる情報をお知りになりたい方々は、ご遠慮なくお問合せください。
 どうぞよろしく。

初心者クラス/制作課題
「秋の小屋」
大きさ:26mmX33mmX40mm(建物のみ)


2009年12月05日

近況①「月刊美術のこと」

「月刊美術」という美術絵画系の雑誌において、6月号、7月号、そして12月号と、本年度は3回も拙作が紹介された。いつも“立体的な絵”というつもりで作品をつくっている身としては、こういう雑誌で紹介されることは格別にうれしい。
とはいうものの今回掲載された作品はあんまりたいしたものではなかった。(下の写真)。もちろん最初はもっと別のものを薦めた。しかしどうしても下の写真を使いたいという編集部からの強いご要望があって、12月号特集「あの日に帰りたい」の扉ページに、この作品が使われることになった。校舎、駅舎、レトロ建築といった絵がたくさん掲載されている特集なので、小欄をお読みの方ならば多分気に入るはず。
一度ご覧になってください。
ただいま書店にあります。

月刊美術12月号より
発売:実業之日本社/発行:サン・アート

近況②「郷土資料館のこと」

いま豊島区の郷土資料館で「トキワ荘のヒーローたち/マンガにかけた青春」という企画展をやっている。期待しないで行ってみたら実におもしろかった。トキワ荘もだけれど、それとは直接関係のない戦後の闇市や、長崎アトリエ村の模型に目が点になってしまったのだ。これらの模型はいつでも見られるそうだが、どうせならトキワ荘展(12月5日まで)と一緒にご覧になったらいかがかと思う。
下の写真は模型ですよ。

模型作品/長崎アトリエ村
http://www.city.toshima.lg.jp/bunka/shiryokan/

近況③「アブナイ催し」

ぼくの机でなにやらしゃべっている人物をご存知だろうか。
思わず「ひぇっ——-!!!」って、ひれ伏してしまいたくなったなら、あなたはかなりのオタクといえる。なにを隠そう、こちらはエコーモデルの阿部敏幸さまといって、模型界における水戸黄門のようなお方である。その阿部黄門さまが、ぼくの教室の生徒諸氏を相手に、模型についてのウンチクを熱く語り、あとはみんなで酒を飲むという、ちょっとアブナイ催しが、先日開催された。

11月14日/自習クラスにて


2009年11月28日

馬具店内部

 写真はただいま制作中の馬具店内部である。
 高い位置にズラっと馬の首輪が並び、その下に馬のベルトが吊るされている。これらホースグッズをつくったのはTMSのじゅんちゃん。以前はただのじゅんちゃんだったが、去年彼は、名門TMS誌に「スレート屋根の機関庫」なる秀作を発表し、以後名前の前にTMSが付くようになった。世の模型てっちゃんたちのド肝を抜いた人物であるからして、御 存知の向きも多いのではないか。本作は、最初っからそんな彼との二人三脚で取り組んでいる。

「盗っ人リバーの馬具店」


2009年11月21日

教室のこと

 10月15日付けの当欄に、アートインボックスの教室を始める予定と書いたところ、ぽつぽつではあるが、新規の方々からのご応募や問い合せが届いている。
 なので、そのことについて少し補足したい。
 アートインボックス作品の制作には電動工具でガーガー木を切ったり、削ったりといった、かなり荒っぽい作業が伴う。机のはじっこでチマチマつくれるストラクチャー作品とは違い、それなりのスペースも必要だ。そういう意味から言って、まったくの初心者が始める工作としては、あんまり向かないと思うのだ。しかし、現在千石教室に在籍している生徒諸氏からのご要望もあって始めることにした。が、私としては、最初は作りやすいストラクチャーから始めて、あとでアートインボックスへ進むようお薦めしたい。
 というわけで、ストラクチャーの初心者クラスも新年から始める予定だ。詳細については近々お知らせできると思うので、こちらの教室も合わせてご検討ください。
—–どうぞよろしく。

Photography: Takezou Yamageta


2009年11月14日

発作的に、ついに直した

 「ミクロコスモスという作品がどうも気に食わん」
 というわけで、半年ほど前からぼくの机の横に置いて、スキあらば直そうと狙っていた。そんな矢先、馬具店制作に一瞬の中断が生じ、加えて当該作品のデザフェスへの展示予定もあったので、発作的に、ついに直してしまった。

 ①フレームの色をチェンジした
 ②店頭にスポットライト1個を設置した
 ③店内に赤い色の照明を加えた

 今回直したのは上の3点である。
 ①フレームはなによりも大切と考えている。その出来不出来は作品そのものの出来栄えに直結する。しかし今回わりとうまくいった。②店頭のライトは、あんまりパッとしなかった。ま、ないよりはマシといった程度か。③ところが店内に加えた赤い照明のほうは効果絶大であった。もともとこの作品は「サンドニの夜」というタイトルを考えていたぐらいで、場末の、極めていかがわしい店という設定だ。それにちょうどピッタリだったのが、今回取り付けた赤い光。レトロな、実にいやらしいムードを醸し出し、まるでむかしの神田、ガード下のようである。
 「う~ん、これはいいねえ~」
 なんて、眺めるたんびに悦に入っている。
 —–以上、アートインボックスセクションに新写真を掲載済み。
 あとで是非チェックしてください。


2009年11月7日

デザフェス終了

 終了後、ただちに現場を片づけ、2トントラックに作品を積み、午後9時、東京ビッグサイトをあとにした。目指すは宇都宮の倉庫である。午後10時40分、倉庫着。荷降ろし後、そのまま東京へUターン。午前零時半、駒込着。小生の駒込工房にも最後の荷を降ろし、午前1時、日本レンタカー白山営業所に車を返却し、家へ帰りメールチェックのあと、午前2時、自宅の居間にて焼酎をゴックン。
 以上が撤収のあらましだ。
 ちなみに搬入は以下の手順だった。
 午前2時半起床、ザブンと朝風呂を浴び、3時20分に家を出て、3時40分、日本レンタカー白山営業所着。4時、白山発、5時半、宇都宮の倉庫着。大急ぎで作品を積み込み、6時に宇都宮の倉庫を出発し、7時半、駒込着。駒込でも若干の荷を積み、午前9時、東京ビッグサイト着。荷降ろし後、ただちに日本レンタカー浜松町営業所に車を返却し、午前10時、ふたたびビッグサイトへ。猛スピードで作品を陳列し、正午に陳列完了。午後1時、ニュートーキョー東京ビッグサイト店のテーブルにて、生ビールをゴックン。
 デザフェスへ参加する場合、ユンケルを片手に、毎回だいたいこんなタイムスケジュールで宇都宮までのロングドライブを楽しんでいる。
 ——御来場いただいたみなさん、お手伝いいただいたみなさんに、厚く御礼を申し上げます。

My Booth
お陰さまで大盛況でした
Photography:RARUKA


2009年10月31日