「イエサブからさかつうへ」

 11/23日付けの小欄でお知らせしたように、秋葉原スーパービルの6階にあった「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」は今月3日をもって閉店した。従ってこの店の店内に設置されていたショーケース「はがいちようのミニチュアコレクション」(通称イエサブの棚)も同時に閉店することになり、先日、元生徒ふたりに手伝ってもらって、棚の商品を駒込スタジオへと運び込んだ。狭いスタジオに大量の品物がなだれ込み、足の踏み場もない状況がしばらく続き、ともすると発狂したくなった。
 そんなとき颯爽とあらわれたのがご存知さかつうギャラリー(東京巣鴨)の「若」(わか)こと坂本直樹若社長である。直樹氏は以前から小生の棚に興味を抱き、ぜひ自店でも扱いたいと申され、それらの品物がこの日スタジオへ戻っていることを察知した彼は、すばやくガサ入れ(ちょっと意味が違うかな?)に動いたのだ。
 昼の一時ごろやってきて、めぼしい作品が入っていると思われる箱を片っぱしから開けて、押収(?)するものとしないものとに分け、きちんと積み上げ、段ボールの箱に詰めて、午後3時ごろ、また颯爽と去って行った。
 彼が帰って4〜5日経ったころ、様子を見流ためにさかつうさんへ伺うと、押収された品物(作品)はまだどこにも並んでいなかった。だが、レジ下あたりのスペースに、ちょっとしたHagaコーナーを設ける予定とおっしゃってくれたので、年明けあたりには小さなコーナーができるはず。
 出来たらまたお知らせいたします。
 ——みなさん良いお年を。

ガサ入れをする「若」。さかつうの二代目社長だ。彼が生まれたころ、彼の父親である一代目社長は店をはじめたばっかりで、よく店番をしながら生まれたての赤ん坊をあやしていたものである。その赤ん坊がこんなに立派になった。うちの長男と同い年である。