「行ってきました」

  もう終わってしまったが、「魅惑のドールハウス展」を、暮れの26日に、「千葉そごう」まで見に行った。
  このイベント、主催はそごうだが、実際は、日本ドールハウス協会の全面協力によって構成された催しだ。どういうわけかわたしは協会の名誉会員になっていて、協会会長のあいさわかずこさんはボクの教室の元生徒である。そして彼女はうちのクラブ(渋谷クラフト倶楽部)の会員でもある。そんなお方がやっているイベントに行かないわけにはゆかぬ。
  家から車で50キロ。行ってみると、会場は、思っていたよりもずっと混んでいた。しかも、まともに入場料を払って入る客が結構いることに驚いた。(わたしはもちろん「招待券」)。優に100坪以上はあるとおぼしき会場に100点以上の作品が展示され、どれも名作、力作揃い。中でも一番気に入ったのは、5〜6名の作家たちによって共同制作された「男のゴールデン街」という作品だ。(縮尺1/12)。以前にも一度なにかの催しの折に見たことがあるが、そのときよりも一段とグレードアップされていた。
  場末の路地裏に、小さな飲み屋が肩を寄せ合いながら数軒ならんでいるという設定の作品だが、以前は8軒だった飲み屋が、今回は12軒に増えている。そのことによって更に本物のゴールデン街っぽく見えている。
 「へえ〜 店が増えたんだ」
  なんて、マジで凝視していると
 「あ、はがさん‥」
  近くにいたおじさんから声がかかり、振り向くと、当該作品の作者で、本作のプロジェクトリーダーを務めたツチヤ・シズカ氏が立っていた。
 「おお! ひさしぶりです!!」
  グッドタイミングでの再会を喜び、一緒に写真を撮った。

右がツチヤ・シズカさん。彼は日本ドールハウス協会の役員でもある。ほんとうは作品(男のゴールデン街)の前で一緒に撮りたかったが、夜の街をあらわした作品だけに暗い場所に置いてあり、それはできなかった。