以前ここで告知した「ドールハウスの世界展」へ行ってきました。
月曜日の、しかも午前中だったにもかかわらず、ほどよく客が入っていたので、まずはそのことに驚いた。会場は横浜の「そごう美術館」。(展詳細については3/25日付けの当欄をご覧ください)。
この手の催しはたいがい催事場で行うものだが、今回は美術館である。高級感ただよう薄暗い会場のなか、一点一点の作品がピンライトで照らされて、浮かび上がり、なかなかいいカンジだ。
おもしろい作品はいろいろあったが、中でも「男のゴールデン街」という大作が気に入った。下の写真をご覧いただきたい。ゴールデン街の細い路地の両側に6軒の飲み屋がひしめきあっているが、この6軒、それぞれ作者が違う。遠藤大樹、杉山武司、秋山利明、他3名、計6名の方々が一軒ずつ個性ゆたかな店をつくってならべ、路地の突き当たりにむかしながらの映画館がある。これは土屋静という方がひとりでつくったらしいが、窓からのぞくと中にちゃんと映写機があって、スクリーンに向かってなにやら光を放っている。かかっている映画は「風と共に去りぬ」と「ゴジラ」なのだろう、デカデカとその看板が店頭に掲げてあった、等々、等々、見どころ満載の作品だ。
カタログを見ると展示総数112点。
参加作家は40名以上。
箱根の「ドールハウスミュージアム」から持ってきたイギリスや、アメリカや、フランスの作品も並んでいる。
会期は5月15日までなので、まだちょっと間があります。
たまには横浜までお出かけになりませんか。
入館料は大人1,200円ですが、希望者には無料招待券を差しあげていますのでご連絡をください。切手代はサービスします。ただし先着順。