ずっと自粛つづきだったブーランジェリー制作教室が、先日の日曜日にぼくのスタジオで久しぶりに開催された。このグループは去年の秋に結成され、直後に数回集まった記憶があるが、その後はずっと自粛がつづいていて、こんかいは実に7ヶ月ぶりでの開催だった。
参加者は男性2名。女性6名。うち新婚女性がふたりいる。となると近い将来出産も考えられるわけで、あまりにも自粛が多いと彼女らの出産までに作品がしあがらない恐れがある。どうか菅総理、そのへんのこともご考慮に入れて、宣言の発令をお願いいたします。と、そのことを教室の冒頭でしゃべろうと思っていた。が、セクハラになるとマズイと考え実際には口にしなかった。
そしたらである、放課後の居酒屋で、新婚女性のうちのひとりが、懐妊していることをポロっと告白した。秋に出産予定だという。
「おめでとう!!!」
ぼくの教室で、現役生徒のおめでたニュースを聞くのは多分これがはじめて。その場に居合わせた3人が威勢良くチアーズと叫んで、持っていたジョッキを宙に掲げた。(写真がなくてすいません)。彼女の名前はSさん。杭州市出身の中国人だ。8年前に来日し、千葉大を卒業し、いまは日立の正社員としてガンバッテいる。日本語のほかにロシア語も堪能だそうだ。当教室の場合、先生はバカだが生徒は利口ものばっかりなのである。
ま、そういうわけで、彼女の出産までに、なんとか花屋(ブーランジェリー)の外回りだけでも仕上がるよう、少しピッチをあげんといかんなあと思った。
たのんまっせ菅(すが)さん。
——–と、ここまで書いたのが水曜日(7日)だった。そしたらきのうまた菅(すが)さんがよからぬ会見を開いたと聞いた。バッカじゃないのか。