消防署(1/80)完成

 長年続いていた木造ストラクチャー制作教室のひとつが、最後の課題作だった「消防署」(写真の作品)を先日つくり終え、グループ全員がそろって“卒業”した。少し前に、彼らは「火の見やぐら」もつくり終えていて、それらの作品をふたつ並べることによって、めでたく「火の見やぐらの情景」が完成したことになる。
 この教室は、最初はかんたんな小屋からつくりはじめるが、その後だんだんと複雑な作品へと進んでいく。するとこちらの準備が次第にかんたんではなくなり、いくら行ってもキリがない。だからこの超難解な「消防署」の完成をもって本教室のゴールポイントとしている。
 ちなみにこのグループは4年前に9人でスタートした。しかし時間が経つにつれ、リタイアする者が続出し、また一方では途中から加わるツワモノが混入し、いつのまにか最初のメンバーのほとんどが入れ替わった状態でのゴール・インだった。結局最後は7名、そのうちはじめっからの生徒はたったのひとりだけという長い旅路だった。
 ま、そんなわけで、この教室は終わったが、参加者の中から、次はアートインボックスをつくりたいという声があり、少し間をおいてから、ブーランジェリー制作教室(1/12)をはじめるつもりだ。(月一回週末の午後開催予定)。そのときにはまた改めて募集をかけますが、そんなに大人数は受け入れられません。新教室にあぶれたくない人は、いまからでも構いません、お申し出ください。

消防署(1/80)
なおこの課題作は約一年後にもうひとつのストラクチャー教室でふたたび取り上げる予定です。