しばらく品切れ状態が続き、ご迷惑をおかけしていた「昭和のガスコンロ」(下の写真)ですが、先日入荷いたしましたので、さっそく10個ばかりイエサブの棚に並べてきました。やかんはあいかわらず不足していますが、2~3個ならばまだ棚にあります。これも入荷し次第補充するつもりです。
ちなみにこのガスコンロ、2001年に石巻萬画館のために最初のトキワ荘(縮尺1/15)をつくった当時、そのころ近所に住んでいた岡田三郎という謎のおっちゃんがやってきて「トキワ荘に似合う」という理由から、彼が勝手につくって、持ってきてくれた名品だ。せっかくなので、どこかに使わにゃならんと考え、一番目立つ玄関脇の地面の上に、2個ディスプレーした覚えがある。おなじときにやかんも彼がつくって持ってきてくれた。
ぶっ太いムクの真鍮棒を旋盤で形を整え、あとはやすりでガリガリ削って細部を表現し、ちっちゃなパーツはろう付けで接着したという。そうやって原型が一個できあがれば、あとはロストワックスでいくらでもコピーがつくれる。
年末年始、イエサブはかきいれどきだ。したがってぼくの棚も満杯にしておく必要があり、そのときはガスコンロ以外にもいろんなものを緊急補充した。真鍮の黒染め液や、オイルステインの赤、黒、黄、青、茶、白、など、など。
秋葉原にお出かけの節はぜひお立ち寄りください。
(イエサブの棚とは、秋葉原ラジオ会館6階のホビーショップ・イエローサブマリンの店内に置かれたショーケース「はがいちようのミニチュアコレクション」のことです。)
2017年12月24日