志村けんが亡くなったあたりからわれわれの意識が変わったと思う。東京都の感染者数がうなぎのぼりに増えはじめ、若者の感染も激増した。そこへもってきて慶應病院での院内感染のニュースが覆いかぶさり、ひたひたと迫りくる恐怖がいやおうなしに高まってきたタイミングでの緊急事態宣言の発令だった。遅すぎたという論調が多いが、わたしはグッドタイミングだったと思っている。
もっと早い時期だったら、どれだけの人が真剣に受け止めただろうか、発令後もズルズルと感染の輪が広がって行ったような気がする。なにしろ強制力を伴わない宣言である。人々が真っ青になって、おびえていていればいるほど「不要な外出はするな!」という言葉の自覚力が高まる。まさにそのタイミングでの発令だった。
かかる事態を受けて、4月に開催予定だった工作教室はすべて自粛することにいたします。緊急事態の終了後、つまり5月7日以降の講座につきましては、そのときの状況を見て改めてお伝えします。
こんなときは家でのんびり工作をするのが一番。
余裕の工作ライフを楽しんでください。