忘年会

 昭和60年ごろは12月になると世の中は忘年会一色となり連日馬鹿騒ぎをしていた。一次会から二次会へと流れる人々で街はあふれ、三次会でしけ込んだカラオケスナック(当時カラオケボックスはまだ主流ではなかった)でマイクの争奪戦が起こったり、タクシーの奪い合いによる喧嘩が日常茶飯事だった。あれから30有余年、このごろ忘年会ってなしはめっきり聞かなくなった。最近とんとお呼びもかからない。そんなご時世に、我が渋谷クラフト倶楽部では、いまだにやってますよ。
 下がその写真です。
 場所は池袋の高級もんじゃ焼きの店「Na味」(なみ)。この店のオーナーの奥方がわたしの教室の生徒で、なおかつオーナーの次女もまた生徒であることから、ここを使うのはこれで2回目。クラブ員とゲストで計33名が集まった。
 御多分に洩れず我がクラブも年々高齢化が進み、むかしは朝まで飲んだくれていた愚生もいまや71歳。二次会へもカラオケスナックへももちろん行かず、終了後はおとなしく家へ帰りましたとさ。

2019年12月15日
ぼくは右側にいます