てけてけのマスター

 小生のスタジオから駅へ向かう道筋にてけてけというお好み焼き屋がある。かなりボロい(失礼!)店だが、近くて便利ということに加え、安くて美味しいという条件も重なって、ここ数年、教室の放課後には必ずでかける癒しの空間となっている。
 この店のマスターがグループサウンズ時代に一世を風靡した人気バンド「オリーブ」のギタリストだったというはなしを、以前一度紹介したことがあったが(2016/7/9付)、そのマスターに、うちのクラブのままやさんが、高円寺のライブハウスで遭遇し、大興奮したそうだ。下のようなメールが届いた。

 先生!唐突な話題ですが、昨日観たライブがすごかったんですよ!グループサウンズ時代に大人気だったオリーブってバンドのリードヴォーカルのマミーさんを、タブレット純が招いて、トークとライブでの共演という企画だったのですが、そこへゲストで登場したのがおなじバンドのギタリストだった竹屋一水(たけやかずみ)さん。そうです!あの田端のお好み焼き屋のマスターです。マスターの奥様キャロルさんもステージに上がられて、オリジナル曲を2曲披露してくださいました。終演後にサインをいただき、芳賀先生に連れられて何度かお店におじゃましたことをお伝えしたらとても喜んでくださって、先生によろしくとおっしゃられ、握手までしていただき帰ってきました。以下、略——-。

 ままやさんは昭和歌謡やグループサウンズには目がなく、しょっちゅうライブハウスへも出かけるほどの大ファン。その憧れのステージに、いきなりお好み焼き屋のオヤジが上がってきたのだから、そりゃあびっくりしたことだろう。帰りの駅のホームでは大胆にもハグまでしてもらったそうだ。
 ままやさん以外にも、当欄の読者なら、てけてけを知っている御仁は多いはずだ。
 次回行った折には、マスターとともに是非彼のギターにもご注目いただきたい。たいがいはテレビの下あたりに、無造作に置いてありますので…。

一番左がてけてけのマスター
マスターの右がキャロルさん


2017年7月30日