「参加者一名を募集します」

 8月から下記要項により「消防署制作教室」をスタートします。
 つきましては参加者一名を募集いたします。

 ①制作課題:「1/80消防署」(写真の作品)
 ②当教室は原則月一回、土日祭日の午後に開催します。
 ③初回開催日は8月10日/午後3:00〜5:00です。
 ④場所は「はがいちようの駒込スタジオ」(北区中里3-23-22)です。
 ⑤当日は何も持ってくなくてOKです。
 ⑧参加料は一回11,000円(木材費込み)です。

 概要は以上ですが、なにか質問があれば遠慮なくメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)をください。事情があって今回一名だけの募集ですので、希望者はお早めに連絡をください。(応募者多数の場合は先着順とさせていただきます)。
 どうぞよろしく。

「高齢になると…」

 車で10分ほどの所に倉庫を借りている。
 先月、その倉庫の大家にあたる会社へ電話した。
「いまお借りしている倉庫の契約人名義を(株)ミクロコスモスからわたし個人の名義へと変更したいのですが」と…。
 今年の春、ミクロコスモスを解散した関係で、法人名義で交わしていた契約の類はすべて個人名義に書き換える必要がある。が、倉庫についてはカンタンに済むと気楽に考えていた。もう15年以上にわたってきちんと家賃を支払ってきたし、何回かの更新にもすんなり応じてきたからだ。ところが先方は、「身分証明書(免許証)の写真を撮ってメールで送ってほしい」と返してきた。
 このときはじめて「ヤバイ!」と気がついた。
 以前、我が家のネズミ対策のためペットショップに猫を買いに行ったとき、おなじように「免許証を見せろ」と言われ、見せたら売ってもらえなかったことがあったからだ。
 当初は電話でだったやり取りがやがてメールに変わり、次は「年金の受給証明書の写メを送れ」というメールがきた。メールとメールの間隔が次第に超ロングになり、モニター越しにも重苦しい空気がヒシヒシと伝わってきた。更には「緊急連絡人の電話番号を知らせよ」や、「連帯保証人を示せ」や、終いには「倉庫の収納品に家財保険を掛けよ」などと訳のわからぬことまで要求された。しかし近い場所で手ごろな倉庫を新たに探すとなるとかなり難しそうだし、引っ越しするのも容易じゃない。家財保険のこと以外はすべて応じた。
 で、結局、再契約ができた !!!
 その間のメールのやり取りが20通、約2週間かかり、ヘトヘトになった。
 高齢になるとおちおち猫も飼えない(買えない)し、ちょっとした物件もかんたんには契約できないことを改めて認識させられた。

写真に写っている木箱の大半は、現在Gallery ICHIYOHで展示中のアートインボックス作品の空き箱だ。ほかには大型ストラクチャー作品4点や、渋谷クラフト倶楽部の資材などもここに収納している。

「Gallery お休みのお知らせ」

 朝ドスンドスンとものすごい音がして家が揺れた。あわてて外を見ると、我が家の横っちよの小道をユンボがガンガン掘り起こしている。
 いやあビックリした。
 聞くと昭和30年代に埋設された下水道管に老朽化が生じ、その改修工事をはじめたとのこと。そう言えば数ヶ月前にそんなことの説明を受けたような気がする。
 そのため現在、(下の写真のように)スタジオ前の路地は通行ができなくなり、騒音もけっこう激しいものがある。従って本日からしばらくのあいだ「Gallery ICHIYOH」はお休みとさせていただきます。工事の終了予定は7月4日となっていますが、天候(雨)の加減によっては数日うしろにずれ込むこともあるそうです。なので再開は、7月10日ごろとさせてください。
 どうぞよろしく。
 https://ichiyoh-haga.com/private-gallery.html

左がわたしのスタジオ。右奥にユンボの黄色いアームが見える。

「ドールハウスショウ」

 来月、浅草の貿易センタービルで、今年で27回目となる「ドールハウス・ミニチュアショウ」が開催されます。

 タイトル: 第27回/東京ドールハウス・ミニチュアショウ
 日程: 2025年7月12日(土) 昼12時〜午後5時
                        7月13日(日)午前10時〜午後4時
 会場: 東京都産業貿易センタービルの6Fと7F
 6F入場料: ¥2,500〜¥500 (時間帯で値段が変わります)
    7F: 入場無料
 主催: 東京ドールハウス・ミニチュアショウ実行委員会
 お問い合わせ: Dollhouse Galleryミシール (03-3816-6977)
    https://www.dollshouse.co.jp

 6階の有料フロアーには全国から集まった計180名の作家たちによるドールハウス関連グッズがならび、7階の無料フロアーにはシルバニア・ファミリーやNoe Cafe教室による「パリの街並み作品」が3年ぶりに展示されるなど盛り沢山。
 初日の昼12時から午後2時までと、2日目の午前10時から昼の12時までのあいだ6階の有料フロアーに入るには先行入場券(¥2,500-)が必要です(Livepokeで買えます)。しかしそれ以外の時間帯は当日券(¥1,500-)で入場できます。
今回、わたしは出場いたしませんが、ぜひお出かけください。
 希望者には入場券(当日券)を差し上げますのでご連絡ください。(ただし先着順です)。

「参加者募集!」

 7月からまた新しいブーランジェリー制作教室をはじめる予定です。
 ブーランジェリーとはフランス語でパン屋のことで、英語で言えばベーカリー、写真(下)の作品をつくる教室です。つきましては、ただいま参加者を募集しています。

 ——教室の概要は以下です。

 *開催: 原則月一回土日祭日の午後13:30〜17:00
 *制作課題: 「ブーランジェリーB」縮尺1/12
 *開催場所: はがいちようの駒込スタジオ(北区中里3-23-22)で。
 *初回開催日: 7月20日の日曜日、午後13:30分スタート。
  ——–初回終了後に次回の開催日を決めます。
 *参加料: 一回11,000円(税/木材費を含む)。
 *補講: 止むなく欠席された方には補講の用意があります。

 一回3時間半の講座ですが、完成までに何回要するかは時々の参加者たちの技量にもよりますので一概には言えません。が、少なくとも10回以上はかかります。参加希望者はメール(ichiyoh@jcom.zaq.ne.jp)か、電話(080-5497-3497)で連絡をください。(希望者多数の場合、先着順とさせていただきます)。
 ———質問があれば遠慮なくどうぞ。

「サラとワタナベさん」

 5月の陽気に誘われるように、ポツポツとギャラリー見物の客が訪れるようになってきた。
 客はたいがいスタジオ横のボロっちいドアーから入ってくる。わたしは彼らをギャラリーへ案内し、かんたんな説明をしたあとは、鑑賞のジャマにならぬようふたたびスタジオへ戻って時計を見る。するとほとんどの客は2〜30分ほどで見学を終え、出てくる。これが普通だ。
 ところがむかしサラ・ウィローという元生徒のブラジル人女性が、な、なんと、ひとりで2時間半も見て帰ったことがあった。
 その日サラは、帰国のお別れを言うためにやってきた。当時はギャラリーが出来たてのころで、彼女はまだそれを見ていなかった。
 「見ますか?」
 と尋ねると、彼女はすぐにギャラリーへ足を踏み入れ、それから1時間半、出てこなかった。もしや中で何かあったのではないかと心配になったころ、彼女はやっと顔を出し、そして
 「写真を撮っても良いか ?」
 と、聞いてきた。もちろんOKと答えると、それから更に1時間、追加で見学したのちに、やっと見学終了となった。
 そんな訳で長時間鑑賞者ランキング1位がサラさんならば、来場回数での1位となると多分ワタナベさんだろう。
 ワタナベさんは先日も来てくれ、何回目ですかと問うと、4回目ですとお答えになり、えええ〜っ!!! と、思わずのけぞってしまった。
 彼は荒川区にお住まいの大学教授で、ある日散歩をしているとき、Googleマップ上に現れたGallery ICHIYOの表示に興味を惹かれて近づいて、勇気をもってボロっちいドアーを開けたのが最初だそうだ。その後来るたびにいろんな人を連れてきてくれる私にとっては福の神的存在となり、そしてこのたびは、彼の学校の元生徒を連れてきてくれた。(下の写真、左がワタナベさんで、中央が彼の元生徒)。みなさんもぜひ一度お出かけください。
 https://ichiyoh-haga.com/private-gallery.html

「ホビーショー出展レポート」

 前回ここでお知らせした静岡ホビーショーのことですが、会場に「はがいちよう&渋谷クラフト倶楽部」というテーブル名で出展、作品展示したみなさんの様子を引率者である山野順一朗氏が伝えてくれました。
 以下、山野文—–。

 今回で我々としては12回目の出展です。
 出展者は、
・いつも精力的な新作を披露してくれるエンドウ・ダイキさん、
・初出展で玄人好みの作品4点のイギシ・カズオミさん、
・AIが設計した作品を展示したサトウ・コウサクさん、
・ろうがんず杯入選「宇治平等院」のスズキ・カツヤさん、
・やっとできた機関庫と久々出展のナローゲージジオラマの私、
・そして「デカルト通りのブーランジェリー」の芳賀先生。
 シブいのから派手なのまで出展できて、来場者にも楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。MXテレビ「ヒーリングタイム&ヘッドラインニュース」でいくつかの作品を知っていて本物を見られてうれしい!というレアな方との出会いなどもあり、我々も楽しく過ごしました。
 最近ホビーショー全体で気になるのは、出展者も来場者も高齢化が進んできたこと。若者はメーカーブースの長蛇の列にはいましたが、、、
 そんな中、人気の情景師アラーキーさんから興味深い話を伺いました。彼は我々より早く金曜の小中高生招待日から来ていたそうで、その日の子どもたちが素直に喜んでいる姿をみるとこちらも「心が洗われる」そうです。我々も次回は金曜から行ってみてもいいかも、と考えているところです。
 以上が山野文でした。

 下の写真、人が多くてよくわかりませんが、人混みの真ん中あたりに我々のテーブルがあるようです。その中央のひときわ背が高い作品(薄黄色)は、拙作「デカルト通りのブーランジェリー」です。