午後の鹿骨

 開催中の自由が丘教室では、現在「火の見やぐらの情景」(1/80)という作品を制作中で、これが9月末に仕上がる予定です。
 そのあとのことですが、10月からは「午後の鹿骨」という、非常にややっこしい作品(1/80)に取り組みます。(制作期間約6か月)。久しぶりに取り上げるメニューです。この作品は渋谷パルコの教室時代に一度やったことがありますが、それ以降10年以上封印しておりましたので、つくったことのないOBの方々も、多数いらっしゃることと思います。
 先日、クラブの飲み会でちょろっとこのはなしたところ、さっそく両脇にいらしたOB氏から「ぜひつくりたい!」という再参加表明がありました。わたしの予想では他にも多くの再参加者がいるのではないかと思い、少し先のはなしですが、早い目にお知らせ申し上げました。
 ——OBのみなさん、この際「午後の鹿骨」に再参加し、もう一度燃えませんか!?

午後の鹿骨 1/80


2013年7月24日

フレームにてこずる

 ペンギン作品のフレームにてこずってる。
 前回お伝えしたように作品自体はだいたい出来上がり、あとはフレーム(額縁)を残すのみという段階まで来ている。
 一週間前に白いフレームをつくり作品にはめてみた。すると別段悪くはないが、かといって良くもない。その晩はヤケ酒を飲んで寝てしまった。翌朝、目が覚めた瞬間に、ある色が頭に浮かび、きのうつくったフレームをその色に変えてみた。それには全体をばらす必要があり、一日がかりの仕事だったが、やってみたら、どうもいまいち。またヤケ酒を飲み、そして次の朝、またべつの色が頭に浮かび……ということを、この一週間ずっとくり返している。そのうちだんだんと、きのうの色と、おとといの色と、どっちがよいのか、まるでわからなくなってくる。
 泥沼状態だ。
 で、このごろは、緑っぽい雰囲気に凝っていて、それを深めている。(下の写真)。
 これでよいのかどうか、まだわからない。


2013年7月13日

三谷さんのこと

 再々お伝えしているように、いまペンギン作品(アートインボックス)をつくっているが、この仕事のクライアントである三谷毅さんは現在軽井沢でゴルフグッズの店をやっている。
 一度あそびに来ないかと誘われ、先日行ってきた。
 下の写真の入り口を入って右側の2階に彼の店がある。
 以前は東京で「ペンギンギャラリー」という名前の、ペンギングッズの専門店をやっていたが、軽井沢に越してからはペンギンとともにゴルフグッズも扱うようになり、いまは「ゴルフギャラリー」という名前になった。広さ約30坪。店というよりは文字通りギャラリーといったゴージャスな内装だった。
 この建物の1階にはキャフェやレストランがあり、庭にはバラ園があり、その向こうにはバロック調のホテルがあり、ホテルの横には湖がある。風に舞った花びらが湖面に揺れて、まるでモネの絵のようだ。
 「軽井沢レイクガーデン」というところだそうだが、まあとにかく美しい。
 みなさんも一度行ってみたらいかがか。
 http://www.karuizawa-lakegarden.jp/
 なおペンギン作品は、かなり完成に近づき、遅くとも今月末までには出来上がる予定です。従って8月の有楽町展に展示いたします。(展示してもよいか、当日三谷氏にお伺いしたところ快諾をいただきましたので。)

左が三谷さん


2013年7月6日

一色さんの店

 むかしぼくの教室が渋谷のPARCOにあったころ、一時期アートインボックスも教えていたことがあった。ストラクチャーの教室とは別に、隔週水曜日の午後3時から、女性ばっかり6~7名を相手に、ほんの数ヶ月だけ、細々と運営していた。
 そのときの生徒のひとりが一色みやこさんだ。
 ところがその教室は、なにかの都合で開催日(曜日)の変更を余儀なくされ、そのとたん、ほとんどの生徒がいなくなってしまった。
 で、結局閉鎖するハメに。
 それから13年経った今年の春、一色さんはふたたび、こんどはぼくの「一日教室」に通い始めた。いまは彼女と彼女の友人の二人で「DANONE 1944年夏」という作品(アートインボックス)をつくっている。
 前置きが長くなったが、その一色さんが私財うん千万円を投じて、練馬に一軒屋を買って、キャフェに改装。そこにおびただしい数のドールハウスをコレクションしていると聞き、さっそく見に行った。ぼろい日本家屋だったという建物は、見事にリフォームされ、まるで洋館のよう。自慢の コレクションはその2階にあった。
 下がその写真だが、よくもまあ集めたものである。
 「何点あるの?」って訊いたら
 「一度も数えたことがないので、わからない」
 だそうだ。

 *店名:Noe CAFÉ (ノエ・キャフェ)
 *住所:東京都練馬区平和台3-14-1 電話070-6670-4979
 *営業時間:午前11時~午後6時(水曜&土曜定休)

 ——–ドールハウスファンはぜひ一度行ってみるべし。海外の作家さんの作品も多数収集されています。

Noe CAFÉ


2013年6月29日

宣伝のお願い

 少し先ですが、8月末に有楽町でエキシビション(はがいちよう&渋谷クラフト倶楽部展)を開催いたします。(詳細は左のインデックス「展示会情報」で。)
 前回は新聞雑誌等で幅広く展情報が告知され、おかげさまで過去展中最高の客の入りでしたので、今年もそうなるよう、ただいま懸命に宣伝を仕込んでいるところです。
 雑誌で取り上げていただくには、遅くとも2ヶ月前までにはお願いしておかないと、掲載が間に合いません。かといってあまり早すぎても忘れられてしまうので、いまがちょうどぴったりの時期です。
 つきましては、これをお読みのみなさんのなかで、新聞雑誌等のメディア関係にお勤めの方、またはそういった関係者にツテをお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか。
 ぜひ宣伝してほしいのです。
 ご連絡いただければ、ただちにプレスリリース用の「報道資料」(PDFファイル)をお送りすることができます。
 すでに月刊美術誌やアーマーモデリング誌など、雑誌数社がお取り上げくださると言ってくれましたが、もちろん多ければ多いほどよいのです。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

去年の有楽町展のようす


2013年6月22日

ペンギン作品のこと

 「ペンギン作品」(アートインボックス)の制作依頼を受けていることを、お知らせしたことがあった。(3月7日付け当欄を参照のこと)。
 その後ひまを見つけてはポチポチつくりつづけ、現状では下のようになっている。
 納期は8月末なので、どうにか間に合うとは思うが、まだまだやることはいっぱいだ。
 考えてみれば、過去わたしは大小合わせて計6個のペンギン作品をつくった。本作の依頼主から頼まれたものが3個。教室でつくったものが3個。そしてこれが7個目のペンギン作品となる。真ん中が髭ペンギン兵という構図はぜんぶ一緒だが、今回の壁画絵は皇帝ペンギンである。(前作はアデリーペンギンだった)。
 これが最後のペンギン作品になるかと思いきや、クライアントからはあと10個ぐらいつくってほしいと言われているので、もしかしたら死ぬまでつくりつづけることになるのかもしれない。

ペンギン作品/1/12


2013年6月15日

ミニチュアショー終了

 浜松町のミニチュアショーは無事終了いたしました。
 ご来場いただいたみなさまに御礼を申し上げます。
 期間中いろいろな方にお声をかけていただいたが、2日目に㈱海洋堂代表取締役の宮脇修一さんがお見えになり、トキワ荘のはなしをされたのには驚いた。つまり宮脇氏はわたしがトキワ荘の作者であることを知っているのだ。
 当欄の読者ならご存知と思うが、宮脇氏はワンフェスの主催者であり、今日のフィギュアブームを作り出した張本人である。
 一緒に写真を撮りましょうと言ったら快く応じてくださり、下のような記念写真を撮った。

右が宮脇修一氏で左は㈱静岡クリエイトの山田明子さん。


2013年6月12日