パルコ時代のクラス会

 むかしはしょっちゅう売り込みに出かけた。
その日はひばりが丘のパルコへ出かけて、拙展をやらないかと掛け合っていた。するとパルコの担当者から「あなた、カルチャー教室の講師をやる気はありませんか?」と突然逆提案され、思わぬ説明を受けることとなった。
聞くとパルコと毎日新聞が共同出資した「パルコ毎日新聞カルチャーシティ」という成人向けの学校が、渋谷パルコの上層階にあり、そこでいま講師を探しているという。
ま、体よく催事を断られたわけだが、講師って肩書に引かれてその話に乗り、ボクは1997年の7月に、そこの雇われ講師となった。
名づけられた講座名は「芳賀一洋の木造ストラクチャー制作教室」。
最初は少なかった生徒数も徐々に増えて、やがては渋谷の「毎カル」全100クラス中ナンバー2の人気講座となった。
(ちなみに一位は「秋川リサのビーズ教室」だった)。
結局パルコには2003年3月までの6年間お世話になり、そのあとボクの教室は自宅スタジオへと移った。
そんなわけで、パルコを辞めて今年でちょうど10年だ。
過日、当時の生徒氏らが、そのころ放課後に立ち寄ったなつかしの居酒屋「山家」(やまが)に集合し、しばし昔ばなしに花を咲かせた。
——-以下は当日集まったメンバー。
(順不同、敬称略)
セキネ・ユウコ
イナバ・ミチコ
マキノ・ユキフミ
サノ・キョウシロウ
ナカガワ・トクサブロウ
マガラ・アキヒロ
サカタ・シンイチ
トミヅカ・シゲオ
タヤマ・マユミ
ムカイ・ウチュウ
ハガ・イチヨウ
ヤマシタ・ヒロシ
サイトウ・ヒロシ
ヤマノ・ジュンイチロウ
イワクラ・トモクニ
ワタナベ・イタル
タガミ・タエコ
タカタニ・トシアキ
★パルコ時代の生徒さんらに加えて、自宅スタジオ時代の生徒さんたちも来てくれました。

10月19日「山家」(渋谷)にて。


2013年11月3日

近況①「新学期が始まりました」

 長い秋休みが終わり、26日の土曜日午後6時から、自由が丘教室での新学期が始まりました。生徒が集まるのか、最初は非常に心配していましたが、ふたを開けてみたら総勢16名もの皆さんに参加をいただき、まずはにぎやかな船出となりました。(下の写真)。
今期の制作課題は「午後の鹿骨」(1/80)。これから約1年の旅の始まりです。

近況②「とれいん」に。

ひさしぶりに「とれいん」に掲載されました。
この雑誌では1996年に「シブーイ機関庫をつくる」で、また2001年には「実録制作記・旧国鉄真岡駅」で、掲載されたことがあり、それ以来約12年ぶりのことです。
雑誌が届き、わくわく気分で表紙をめくると、1ページ目に、な、なんと拙作「白い石炭商人」が、どアップで。(下の写真)。てっちゃんむきの雑誌にこんなものを載せちゃって、いいんじゃろうか。
本文は8月に開催された「はがいちよう展&渋谷クラフト倶楽部展」のレポートだったが、まことにタイムリー。ただいま開催中の静岡展の良い宣伝になると思う。
とれいんのみなさん、ありがとう!

「とれいん」2013年11月号
発行:㈱エリエイ


2013年10月27日

展延長のこと

 開催中の静岡展(ミニチュアの家展)ですが、好評につき少し延長されることになりました。当初11月4日までとお伝えしましたが、2週間延長され17日までです。
 (展詳細は9月12日付当欄をご覧ください)。
 確認はしていませんが、現地テレビ「静岡放送」では私の写真入りスポットCMが流れているそうですし、9月27日付の静岡新聞には私の活動が紹介され、本展の開催情報が掲載されました。これとほぼ同様の記事が神奈川新聞や、愛媛新聞、東奥日報、秋田魁新報、岩手日報、南日本新聞、高知新聞、四国新聞など、全国津々浦々の新聞にも掲載されたそうです。偶然それを見た四国のファンから「新聞に出ていた」と知らせがあり、宅急便で現物を送ってくれました。
 下がその写真です。
 なんだかすごいことになっています。

9月24日の四国新聞


2013年10月19日

黒染め液のこと

 前々から黒染め液はマッハがよいと言っていた。
 (黒染め液とは真鍮などの金属を黒く染めるための薬品のことです。)
 この薬品に関しては、各種各様の商品が、現在いろいろな店で売っているが、反応の速度や色合いにおいてマッハの製品を凌ぐものはなかった。
 だがどういうわけか2008年ごろ、これが発売中止になってしまう。その直前、わたしは10ビンほどまとめて買っておいたからよかったが、とても生徒の皆さんに分けるほどの余裕はなく、困っていた。
 そしたらである。つい最近、ある方からの情報により、マッハ製とまったくおなじ液体を大量に入手することができた。
 下がその写真です。
 真剣に調べたが、これは紛れもなくマッハの染め液です。
 そこでですが、この液をマッハと同じ値段(1瓶100cc・1500円・送料別)でお分けいたします。ご入用の方は直接Hagaまでご連絡ください。
 いい色がでますよ~。


2013年10月14日

馬具店のこと

 2010年に米ナンシー・フローセスさんからの依頼でカール・フローセス・ストアーという「馬具店」を制作したことがある(縮尺1/12)。これを見た中東のアフマド・アルタニ氏から「おんなじものをつくってほしい」という依頼があり、わたしはこの秋ふたたび馬具店をつくっている。
 (このことに関しては2月23日付の当欄にも記載があります。)
 似たようなものをつくればよいのだから、かんたんそうにみえるだろうが、それがそうでもない。というのは、以前つくった馬具店はアートインボックス型だったが、今回依頼されているのは、屋根までを含めた建物全体としての馬具店だ。一面だけをつくればよいアートインボックスと違って、上も下も後ろも横もぜ~んぶつくらねばならず、仕事の量が格段と多いのだ。また屋根があるってことは当然地面もなくてはならず、非常にでっかい作品になることが予想される。
 以前「トキワ荘」や「石の家」のときにも屋根までつくったが、これらは15分の1だった。12分の1サイズで屋根までつくるのは今回がはじめてである。慎重には慎重を期すためにまずは作品の模型(1/24)をつくり、いまは全体形状の検討をしている。
 納期は来年2月だが、もしかしたら少し遅れるかもしれない。
 ——–ま、ゆっくり行きます。

写真は作品の模型(1/24)です。


2013年10月6日

近況①「静岡展開催中!」

 毎回お伝えしている「静岡展」(ミニチュアの家展)。
 客は来ているのか、心配していたところ、会場の山田明子プロデューサーから下のようなメールが届いた。

 さて、その後、ミニチュアの家展は好調です。週末は200人を超すお客様がお出で下さいました。有料催事ですから、ありがたいことです。
 先ほども、チラシを取りに会場に行きましたら、ご夫婦のお客様の男性の方が、
 「あ~も~言葉にならないぐらいすごいねぇ~」
 と、奧様相手に言い続けて大感激していらっしゃいました。芳賀先生のコーナーでです。嬉しかったです。
 (以上、原文のまま)

 ——–山田さんありがとう!
 ミニチュアの家展は、JR静岡駅より徒歩1分、「静岡ホビースクェアー」にて絶賛開催中です。是非お出かけください。
 (詳細は9/12日付当欄「近況①」をご覧ください。)

展初日「ギャラリートーク」の様子

近況②「赤いライトにチェンジ」

 7月末に完成したペンギン作品、題名「ペンギン兵が立つ店」。
 有楽町展会場入り口に展示してあったのでご覧になった方も多いと思う。だがこのときは作品内部にグリーンのライトを点けていた。その後気が変わり、納品の前日に赤いライトにチェンジ。するとグッとよくなり、やっと写真を撮る気になった。
 撮った写真をアートインボックスセクションにアップいたしました。
 ——-あとでぜひご覧になってください。

ペンギン兵が立つ店(1/80)

近況③「自由が丘教室のこと」

 一昨年10月にスタートした第二次自由が丘教室は、9月21日にめでたく最終回を迎え、記念の写真を撮った。
(この日は3名欠席につき、下の写真は全員ではありません。)
 本来ならばこれで皆さん「卒業」の予定でしたが、盛況につき、あと一期だけ、大学院的コースを追加することにいたしました。取り組む新メニューは「午後の鹿骨」(1/80)。ちょっとややっこしい課題ですが、参加希望者はご連絡ください。(このメニューについての詳しい情報は9/12日付当欄「近況②」をご覧ください。)
 初回開催日は10月26日ですので、まだ間に合います。

@自由が丘教室


2013年9月29日

近況①「静岡展開催中!」

 静岡ホビースクェアーでの拙展(ミニチュアの家展)が9月14日からスタートしています。ぼくのスペースは約50坪ありますので、ひさしぶりのビッグエキシビションです。
(詳細は前回の当欄をご覧ください。)
 このたびの会場は全体で約100坪あり、拙作のほかに、小島隆雄さん、木村浩之さん、美海きょうこさんら3名の作家さんたちが、それぞれの作品を展示しています。
 小島さんは名古屋の方で、木村さんと美海さんは沼津の方です。いままではあまりお付き合いがありませんでしたが、おかげですっかり懇意になりました。みなさん素晴らしい作品を展示しておりますので、ぜひお出かけになってください。
 11月4日(祝月)まで、です。

左から小島隆雄さん、蓮沢ちせさん、はがいちようさん、木村浩之さん、
美海きょうこさんら、作家さんたちと。

近況②「雑誌での掲載のこと」

 先月開催された有楽町展の折には、みなさんのご協力のおかげで、下記の雑誌等で宣伝していただきました。

 月刊「鉄道模型趣味」(機芸出版社刊)2013年9月号で
 月刊「とれいん」(㈱エリエイ刊)2013年9月号で
 季刊「トーキングヘッズ叢書」(アトリエサード刊)2013年8月6日発売の第55号で
 ラジオ「FM世田谷/カフェ・アラモード」2013年8月20日の放送で
 月刊「アーマーモデリング」(大日本絵画刊)2013年9月号で
 月刊「RM MODELS」(ネコバブリッシング刊) 2013年9月号で
 月刊「モデル・カーズ」(ネコバブリッシング刊) 2013年9月号で
 月刊「モデルアート」(モデルアート社刊) 2013年9月号で

 知る限り上の8件ですが、ほかにもございましたらお知らせください。発売号のことなど、上記記載に間違いがありましたらお知らせください。
 これとは別に、エキシビションの最中に「とれいん」と「モデル・カーズ」の2社から取材を受けましたので、この2誌では後日あらためて誌面にて紹介をいただけるはずです。
 また「鉄道模型趣味」を見たという共同通信社の記者から連絡があり、エキシビションの終了後に取材を受けました。こちらは後日全国の新聞各紙で紹介されるそうです。
 ——–ご協力をいただいたみなさんに御礼を申し上げます。

トーキングヘッズ叢書/第55号


2013年9月21日