ギルドショー

 この週末にはギルドショーがあります。わたしは出場しませんがミニチュア好きには絶対おすすめです。

 タイトル:第15回 ジャパンギルドミニチュアショー
 会場:東京/浜松町 都立産業貿易センター2F
 日程:11月29日(土)~30日(日)
 時間:29日11:00~16:30/30日10:00~16:00
 入場料:1000円
 URL:http://www.japan-guild.org/show.html

 上は浜松町ですが、その二駅隣の有楽町ではいまわれわれのグループ展をやってます。ギルドの帰りにはぜひこちらへもお立ち寄りください。
(グループ展詳細は前々回の当欄に…。)


2014年11月29日

トリックオブジェ展開催中!

 表題のグループ展が20日から始まっています。初日にはオープニングパーティーがありましたが、冷たい雨にもかかわらず大盛況でした。わたしの他にうちのクラブからは山脇隆、矢沢俊吾、上野シゲユキの三氏が作品を並べていますので、是非ご来場ください。12月6日までです。
 ところで、その会場であるスパンアートギャラリーから高倉健の献花台まではたったの200メートル。献花台の横には「ぽっぽ屋」などのポスターをあしらった「高倉健ディスプレーウィンドウ」があって、ケンさんが使ったという台本も置いてあります。(丸の内TOEI前)。
 というわけで、この際は昭和の大スターを偲んだあと、トリックオブジェを見るってのもよいんじゃないんでしょうか。
———展詳細は前回の当欄に。

献花台はもう取り払われているだろうが
ディスプレーウィンドウはまだあるはず


2014年11月22日

トリックオブジェの世界

 20日から銀座で開催される「トリックオブジェの世界」というグループ展に参加し、最新作「静(しず)の部屋」(下の写真)を含めた2点を展示いたします。

 タイトル:トリックオブジェの世界
 会場: スパンアートギャラリー
 住所:中央区銀座2-2-18 電話03-5524-3060
 URL:http://www.span-art.co.jp/
 会期:2014年11月20日~12月6日(日曜休廊)
 11:00~19:00(最終日17:00まで)

 わたしの他に、上野シゲユキ、内林武史、菊池拓史、北見隆、木村龍、桑原弘明、緋衣汝香優里、百武明、マンタム、矢沢俊吾、山脇隆、荒木博志——以上敬称略—–の各氏が作品を展示いたしますので、是非お出かけください。

「静(しず)の部屋」(1/12)


2014年11月15日

グループ展開催のこと

 トーキングヘッズ叢書という雑誌(アトリエサード刊)に「はがいちようの世界」という小さな連載ページを持っていて、今回そこに下のような記事を書いた。
 <あるマンガ家の部屋(住居)>
 前号ではトキワ荘における石ノ森章太郎の部屋を紹介したが、今号はその第二弾!
 トキワ荘をつくった当時、それを見たいという人が続出した。しかし作品は石巻の「萬画館」へ行ってしまい簡単には見ることが出来ない。しょうがないのでもうひとつ、トキワ荘によく似た作品をつくった。本作は誰か特定のマンガ家の部屋ではなく、昭和30年代を生きた名もなきマンガ家が暮らしたであろう架空の部屋(住居)を、想像によって立体化したものである。縮尺15分の1。
 この作品は「スパンアートギャラリー」(中央区銀座2-2-18/電話03-5524-3060)で開催される「トリックオブジェの世界展」(11月20日~12月6日/日曜休廊/11時~19時/最終日17時まで)に展示される予定です。
 (以上トーキングヘッズ誌より)
 ——–というわけで、こんど銀座で作品展が開催されます。そこに「あるマンガ家の部屋」という作品を展示いたしますので、よかったらお出かけください。本展は計13名の造形作家たちによるグループ展で、わたしはこの他にあと一点別のなにかを展示する予定です。
 (更なる詳細は左のインデックス「展示会情報」にも。)

トーキングヘッズ叢書/第60号


2014年11月9日

「風に吹かれて」のこと

 「風に吹かれて」という作品(1/80)を知っていますか?
 この作品が今年の春、運送中に壊れてしまった。
 作品の中央に聳えていたホッパーが地面から外れて吹っ飛び、クレーンがねじれ、電柱が折れ、電線が切れて、ヤードに停泊中だったトロッコ2台がバラバラに砕け散り…エトセトラ、エトセトラ、まるでゴジラが通過した跡のよう。(本件については5月5日付けの小欄にも記事があります。)
 実を言うと、こんな作品見たくもない…と、展示中は出来るだけ目を合わせないようにし、いつもイヤイヤ陳列していた。しかし壊れたとなるとはなしは別、出来の悪い息子が交通事故で重傷を負ったような気分である。急にかわいそうになり、いつしかもう一度元気な姿を眺めたいと思うようになってきた。
 しょうがないので修理することに決め、先日倉庫からひっぱり出してきて、作業場の片隅に据えた。(下の写真)。中央のホッパは消えてなくなり、二基あったクレーンも一基しかついていない。これはこれでクールな情景と言えなくもないが、一応元通りにするべく老骨に鞭打って、ひと頑張りするつもりである。
 とりあえずは破損したクレーンからいじりはじめたが、一体いつ完成するのか、皆目見当もつかない。

中央に聳えていたホッパーが
きれいさっぱりなくなっていることをご確認ください。


2014年11月1日

同行者募集!

 少し先の話ですが来年4月に米シカゴで開催されるミニチュアショーにディーラーとしてエントリーする予定です。つきましてはその同行者を募集しています。

 タイトル:シカゴ・インターナショナル2015
 会場:ホテル・シカゴ・マリオット・オヘア
 住所:8535 W. Higgins Rd. Chicago, Ilinois 60631 U.S.A.
 電話:800-228-9290 or 773-693-4444
 プレビューショー:2015年4月17日(金)午前10時~午後5時
 ショー:2015年4月18日(土)午前9時~午後5時
 ショー:2015年4月19日(日)午前11時~午後4時
 主催:トム・ビショップ・プロダクション
http://www.bishopshow.com/chiinfo.htm

 数ある世界のミニチュアショーの中でもシカゴのショーは質量ともに最大規模と言われ、うちのクラブからはわたしのほかに古橋いさこさんや中川さえさんらの出場が予定されています。
 ショー自体は3日間ですが、セットアップを含めて現地「マリオット・シカゴ・オヘア」に5泊する予定です。ホテル代が5泊で約6万、飛行機代往復約10万、プラス食費がかかりますが、同行を希望する方はいらっしゃいませんでしょうか?
 いまのところ私の生徒2名が名乗りをあげていますが、別段生徒でなくってもかまいません。希望者はお早めにお申し出ください。 質問があれば遠慮なくHAGAまでどうぞ。

2013年シカゴで


2014年10月26日

「映画に使う模型の部屋」其の五

 映画に使う模型の部屋はきのう完成した。
 当初は9月末までに仕上げる予定だったが撮影が遅れたため、こちらもそれに合わせてスローダウン、余裕のフィニッシュとなった。(下の写真。題名「静(しず)の部屋」)
 家具類の制作をふるはしいさこさんに、書籍類を田山まゆみさんに、障子の桟のレーザーカットを星野正明さんにお願いした。以上の3名は3名とも元生徒だが、このたびは目を見張るような活躍を見せてくれた。
 今月に入ってから、担当者から突然に
 「お忙しいかと存じますが、もし可能なら、静の部屋に〝ミシン〟と〝金魚鉢〟を追加で置いていただくことはできるでしょうか? 静のキャラクターは〝洋裁が得意〟な〝北原白秋好きの文学少女〟という設定ですので。もし可能であれば…。」などという面倒なメールが届いたときには一瞬あせったが、ミシンは偶然格好の品(プラモデル)が手元にあり、金魚と金魚鉢はその道の名人小林美幸さんに制作をお願いすることで一件落着。全体的にはなかなかの仕上りになったと思う。
 来春公開予定の「セシウムと少女」という映画(ふゅ~じょんぷろだくと制作)に登場する主人公の祖母「静」が17才の時に暮らしていた部屋という設定だ。時代背景は1942年。まさに太平洋戦争が始まったばかりのころである。暗い時代である。ものがなかった時代である。だからあんまりごちゃごちゃといろんなものを置かないようにし、できるだけ質素な雰囲気を醸すよう努めた。
 納品は来週だ。
 撮影も来週だそうだ。

「静の部屋(1/12)」
金魚鉢はキャビネットの上に、ミシンはフレームから
外れた場所(左手前)に置いてあります。


2014年10月19日