同行者募集中!

 少し先の話ですが4月21日から23日まで、米シカゴでミニチュアのショウが開催されます。過去に何回かわたしもディーラーとして出場したことのあるショウですが、今年は行かないつもりでいたところ、米国のナンシー・フローセスさんから、どうしても来てほしいと言われ、つい最近、行くことに決めました。
 ナンシーさんは、以前わたしが制作した作品、「馬具店/カール・フローセス・ストアー」のオーナーの方ですが、彼女はその作品を4月のシカゴショウの会場に陳列するつもりだそうでして、その晴れ姿を制作者である私に、どうしても見届けてほしいらしいのです。
 まあそんな訳で、買い物がてら、2年ぶりに出かけることにしました。
 数あるミニチュアショウの中でもシカゴのショウは世界最大といわれ、うちのクラブからは古橋いさこさん、正影智子さん(元生徒)らが、ディーラーとして出場が予定されているのですが、今回わたしはディーラーではありません。
ですからシカゴには3泊もすれば十分と考えています。
 ホテル代が3泊で4万、飛行機代が往復で12万、プラス食費がかかりますが、どなたか同行を希望される方はいらっしゃいませんでしょうか?
 ミニチュア好きには絶対のお薦めイベントです。

 4月21日(金):成田発
 4月21日(金):シカゴ着→ホテルにチェックイン→ショウ見物
 4月22日(土):ショー見物→シカゴ泊
 4月23日(日):ショー見物→シカゴ泊
 4月24日(月): ホテルをチェックアウト→シカゴ空港発
 4月25日(火):成田着

 同行希望者は直接HAGAまで連絡をください。
 質問があれば遠慮なくどうぞ。

右がナンシーさんです
@シカゴ


2017年2月26日

放送ライブラリーのこと

 1/29日付け当欄で、フジテレビの球体展望室で開催中の「北の国から展」についてお知らせしました。同展には拙作「石の家」(1/15)が展示され、3月5日まで開催されるという内容でしたが、一部に誤りがありました。確かに「北の国から展」は3月5日までやっていますが、拙作の展示は2月19日までです。
 お間違いのないようにしてください。
 そのあと「石の家」は横浜の「放送ライブラリー」で開催される企画展会場に移され、そちらにディスプレーされますので、よかったらお出かけください。
 詳細は以下です。

 展名:フジテレビセットデザインのヒミツ展~伝説のドラマから人気バラエティまで
 会場:「放送ライブラリー」9階展示ホール
http://www.bpcj.or.jp/
 会期:2月24日~4月9日(毎週月曜休館・月曜が祝日の場合は火曜日休館)

石の家@球体展望室


2017年2月19日

久しぶりの九州

 熊本のやぶうちさんから依頼されて制作中だったアートインボックス作品(白い石炭商人)がやっと完成し、先日熊本までお届けにあがった。(本件に関しては2016/2/7、9/17、12/25にも記事があります)。
 現地熊本まで、一体どうやってブツを運ぶのか?
 車やら飛行機やら運送便やら、あらゆる手段を検討した結果、結局新幹線で運んだ。
 とは言うものの、作品収納用木箱の高さは1メートル、重さ25キロ、表面がバサバサの荒木でできている。一応JRの手荷物規定の範囲内に収まってはいるが、そんな武骨な代物を、今どきだれも電車では運ばない。ホームの人々の視線を一身に受けながら、どっこいしょッとのぞみのデッキに積み込んだ。
 やれやれ、である。
 あとはいたって順調に推移し、めでたく納品を終え、一年ぶりにやぶうちさんご夫妻と再会し、はらはらと小雪舞い散る秘境の温泉宿で一緒に食事をするなど、久しぶりの九州を満喫した。
 作品をとても気に入って下さり、お世話になり、その上すっかりご馳走になってしまったやぶうちさんご夫妻に、心より感謝を申し上げます。

やぶうちさんご夫妻と


2017年2月12日

白石さんのこと

 自由が丘教室の白石和良さんが、暮れの29日、午後6時ごろ、私のスタジオで突然倒れました。あとでわかったことですが脳内出血でした。ただちに救急車で東十条の病院へ担ぎ込まれ、白石さんは今もこの病院に入院しています。幸い出血はすでに止まり、生命の危機は去り、しゃべることも考えることもできますが、残念ながら彼の体の左半分がほとんど動きません。
 当初はまことに痛々しい状態で、面会は歓迎していない様子でした。ひとには知らせてほしくないとつぶやいていました。
 それから約一か月がたち、体のほうは相変わらずですが、表情はぐっと明るくなりました。ときどき笑顔も見られるようになりました。直近に見舞った折には「みんなの顔を見ると嬉しい。元気が出る。」という言葉を聞くことが出来ましたので、このタイミングで、彼の状況を、みなさんにお知らせした次第です。
 その日もそうであったように、彼はしょっちゅう私のスタジオにいましたし、私のエキシビションの折にはよく手伝ってくれましたので、彼のことを知っている読者は多いと思います。一度見舞いたいという方がいらっしゃれば連絡をください。今は東十条の「明理会中央病院」に居ますが、近々病院を移ると聞いていますので。

白石さん(左)と


2017年2月5日

石の家 展示のこと

 フジテレビから以下のメールがありました。

 はが様
 お世話になっております。
 北の国からを担当しております、腰蔵と申します。
 1月28日から3月5日まで、球体展望室にて北の国から35周年を記念し「北の国から・・・伝えたいこと」というイベントを実施致します。
 北の国から資料館にあった、写真、小道具、倉本聰氏の書を始めとした展示、および石の家のセットを再現したフォトスポットも展示しており、以前はが様にご制作いただいた石の家も一緒に展示させていただきます。

 ——とのことです。
 球体展望室とは、お台場にあるフジテレビ本社の25階、展望室「はちたま」のこと。
 そこで久しぶりに拙作「石の家」が見られるそうです。
 よかったらお出かけください。

石の家(1/12)


2017年1月29日

魅惑のドールハウス展

 日本ドールハウス協会会長の相澤和子さんからピンク色のチラシがドサッと届いた。(下の写真)。

 タイトル:魅惑のドールハウス展
 会場:そごう美術館(そごう横浜店6F)
 日程:2017年1月20日~31日
 時間:午前10時~午後8時
 主催:そごう美術館 協力:日本ドールハウス協会
 入館料:大人1,000円

 箱根ドールハウス美術館の所蔵品である英国のドールハウスや、関連のミニチュアグッズなど、計約50点を展示し、その魅力を余すところなく伝える催しで、うちのクラブ(渋谷クラフト倶楽部)の遠藤大樹くんの新作も見られるそうです。
 ドールハウス好きのみなさん、是非お出かけください。
 無料招待券があります。希望者はお申し出を。


2017年1月21日

キットさんありがとう!

 暑い夏の日に、近所の知り合いに連れられて、彼女はふらりとぼくの作業場へ入ってきた。そしてアメリカ人独特のおもしろい日本語をあやつり、日本に住んで25年になること、名前はキット。ジャパンタイムスの記者をしていることなどを説明してくれた。ただちにギャラリーへ案内すると、スゴイ!スゴイ!を連発し、パシャパシャ写真を撮り始めた。キットは新聞記者であると同時にプロのカメラマンだそうだ。どうりでカメラがやたらとでかかった。
 てっきり取材だと思い、待ち構えていると
 「わたし、あした急にフロリダにかえることになりました。秋になったらまたきますので、よろしくおねがいします」
 と、突然告げ、変わった形の名刺を一枚置いて、あっさり帰ってしまった。
 やがて秋になり、師走になり、彼女のことはすっかり忘れていた。
 そんな12月の中旬、「あなた、ワタシのこと、おぼえていますか?」というメールが舞い込み、師走の15日、キットが本当に、ふたたびやってきた。
 「きのうのよる、麻布十番で、おサケのみすぎたよ、あたまフラフラだよ」
 などと言いながら、ぼくのところでみっちり取材して帰り、そして後日、自分が書いたという新聞記事を送ってくれた。
 (下の写真)
 けっこう長い文章でぼくの仕事を紹介してくれ、ギャラリーのこともちゃんと宣伝してくれたおかげで、年末には「新聞を見た!」という来訪者がポロポロ訪れ、それは年明けまで続いた。
 ——–キットさんありがとう!
 (下がその記事です)

Finding the workshop of 68-years-old Ichiyoh Haga is a bit tricky, but worth the hunt. Inside his studio, once a car garage, I find Haga and his apprentice, Mayumi Tayama, hard at work.
Mayumi is making teeny window frames no larger than her thumb, and Haga is fashioning a bucket smaller than a thimble. Cut from a large paper clamp, and painstakingly soldered and filed, the tiny bucket is destined to be a prop in one of the fantastical creations that Haga is famous for building.
“People call what I do ‘miniatures,’ ” he says, “but there must be a better word for it. What I do is a form of art.”
To prove it to me, Haga escorts me to the building next door, and unlocks his personal gallery (entry fee 100 yen for adults, 10 yen for children). Inside, displayed on easels, is a serious of romantic Parisian shop fronts, done in extraordinarily realistic detail, and all fashioned by hand at approximately 1/12 scale. Each of Haga’s “Art in A box” series measures roughly 60-by-80 centimeters in size, but peering into each box’s depths, artistically spot lit and rendered with breathtaking authenticity, is like seeing into a delicate past. Each work is empty of people, but bears the patina of aging and Haga’s palpable empathy for the bits and pieces that make up our human lives. None of the works are based entirely on an actual shop or street, yet the viewer is imbued with a powerful sense of nostalgia for what never really existed. “The scenes are from my imagination,” Haga says. “Sometimes at night, I cannot figure out what the next details will be… but then I dream them, and wake up to make them real.”
Haga leaves to me examine the series on my own, and I’m mesmerized by the details: the perfect baguettes and the flickering light in an early morning boulangerie the mop propped in the corner of a cafe, the art gallery with real miniature paintings inside. Gradually, I get it. These aren’t just models or miniatures, but 3-D evocations of an interior vision, as artistic as Giorgio De Chirico’s or Maurice Utrillo’s paintings of street scenes.
With a background in the fashion business, Haga only started creating his works at age 48.
“The economic bubble burst and, as a diversion, I made a model of a small train station,” he says.
People immediately noticed his talent, and before long, Haga had commissions from places such as Ito-ya, who had him recreate their 1930s stationery store from blurry photographs, and Nicorette, which had him make a miniature Japanese tavern for a TV commercial.
“When I did the Micorette job,” Haga says, with a laugh, “I actually quit smoking.”
I spend over an hour watching Haga finish the teeny bucket he was working on. Deftly wielding needle-nose pliers, soldering tips, torches, files and, finally, dunking the bucket in a “poisonlike” chemical bath for aging, Haga sets up the perfect tiny replica. It’s Lilliputian perfection
The afternoon is turning a slightly blue shade outside, so I decide to call it a day. Thanking Haga-san, I bow farewell. His workshop, full of tools, neat wooden cabinets and industrial lighting fixtures overhead, would make an awesome artwork, I think.

ジャパンタイムス/2016,12,25日号


2017年1月15日