ずぶぬれです

 ただいま10月12日の午後6時、大型で非常に強い台風19号が関東に接近中で、今夜から明日未明にかけて激しい風雨が予想されている。さいわい風はまだたいしたことないが、先ほどから猛烈な雨が、我がスタジオのチープなトタン屋根を叩いている。雨は屋根の傾斜に沿って川のように流れて、ちょうどスタジオの出口の真上に集められ、そこから一気に、まるで華厳の滝のように、ドドドーッと地面へ落下している。したがって出口の足元付近が滝壺のようになっていて、落ちた水の跳ね上がりが半端じゃない。跳ね上がった水は扉の下の隙間からジワリと室内に入り込み(下の写真)、奥にある私の机の足元にまで到達している。こんな日にトイレに行くのは大変だ。なにしろ華厳の滝の下を通って、向かわねばならず、瞬時にずぶぬれになってしまう。
 本来なら本日は、午後4時から、「木造スチラクチャー教室②」の開催日だったが、台風のため急遽とりやめとし、いまのんびりと本稿を書いている。実はあしたも講座(アートインボックス講座②)があって、どうしようかと思案していたが、明日はどうやら晴天らしいので、予定通り開講することができそうだ。
 世間の皆さんの被害が少ないことを祈る。

床の雨水を電灯の熱で乾燥させようと
無駄な抵抗をしているところ

2019年10月15日

模型の家、紙の城

 模型雑誌の編集者ウタダトシアキ氏にはむかし随分とお世話になった。そのころ彼は神田の出版社に勤めていて、はるばる八王子の自宅から通っていた。しかし数年前に親の介護のために会社を辞め、いまは介護のかたわら自宅で小説を書いている。
 そのウタダ氏から8月にメールがあった。
 『以前小説を書いているとお話ししましたが、最近書いた小説がこのたび宝島社の「このミステリーがすごい=大賞」の一次選考を通過しました。「模型の家、紙の城」というタイトルの、ジオラマやミニチュアハウスがモチーフの推理小説です。登場人物のひとりは勝手に芳賀さんをモデルにさせていただきましたm(_ _)m——後略———。』
 「なに!? 俺がモデルなの‥」と内心ズッコケたが、そのことには触れず、ごく普通に激励の返事を書いた。
 それから約2ヶ月経った今月の2日
 『こんにちはウタダです。お陰様で「大賞」受賞いたしました。応援をありがとうございました。これでやっと小説家デビューが果たせます。』
 えええ———— っ!!!である。
 すぐさま検索してみると、大賞の賞金は、な、なんと1千200万円!!!!!!!!
 当人の受賞コメントや、小説のあらすじなども載っていて、それらを読むと愚生をモデルにしたと思われる模型作家なる人物が結構重要な役割で登場するらしい。だが本は来年2月発売なので、それまでは読めない。
 はやく読みたーい!
 http://konomys.jp/information

ウタダ氏は、ウタダトシ、ヒルマロウなど、いくつかのペンネームを
使っているが、本名はウタダトシアキです。
(元「SMH」編集長)

2019年10月6日

デカルト通り48番地

9月初旬に当欄で募集をかけた「デカルト通り48番地」(1/12)の第一回目の制作講座が、きのう午前11時からはじまった。
 募集したのが生徒展(有楽町展)の直後だったので「作品展を見た」という新規の方々から多数ご応募をいただいた。しかし本講座にはかなり難しい内容が含まれ、且つ持ち運び困難なほど大きな作品であるため、どう考えても新規の方々には向かないと判断し、泣く泣くお断りしてしまった。せっかくご応募いただいたのに誠に申し訳ありませんでした。そのうちもっと手軽な作品をはじめますので、どうかしばらくお待ち下さい。
 かくして結局古株(?)ばかりの、たった3名でのスタートとなった。(下の写真)。
 この日は初回なので電動ノコギリでガーガーたくさんの木を切った。たちまちスタジオ中がおが屑だらけとなり、3人とも全身におが屑を浴びてしまったが、古株はまったくたじろぐことなく、無事に初回が終了。
 午前11時から始まって午後3時に終了するという、主婦向きの、軽い1日教室のようなこのスタイル。このケースでは3人か4人ぐらいの生徒数がちょうどよいと思った。

つくろうとしている作品はパリ下町に実在したパン屋。
参考にしたパン屋の撮影地がデカルト通り48番地だったことから、
そのままそれを作品題名とした。

2019年10月1日

消費税10%に

 むかし商売をやっていたころから消費税率の変更(増税)は大キライだった。余分な税金を取られることよりは、いちいち品物の値札を付け替えるのが超面倒だからだ。内税方式とか外税方式とか、いろいろあるようだが、考えるのが面倒なので、いつも真面目に値段を変えてきた。
 例えばわたしのイエサブの棚を考えていただきたい。あそこには大小の作品や、書籍などがたくさん並んでいて、もちろんぜんぶ値段表示してある。それらをいちいち取り替えねばならず、まだやってはいないが、死ぬほどうんざりしている。また、当サイトに掲載してある工作教室の受講料や、書籍等の値段を、すでに一律に変更した。みなさまには余分なご負担をおかけすることになり、まことに申し訳ありませんが、どうかご理解を賜りますように。

内容と写真は関係ありません

2019年9月23日

ブーランジェリー終了

 約2年つづいた「小型アートインボックス/ブーランジェリー制作講座」が先週最終回を迎え、参加していた8名が揃って卒業しました。
 卒業生のみなさん、長いあいだご静聴をありがとうございました。
 このグループでつくっていたのは小さなパン屋ですが、大きさが手頃なので過去数回課題作として取り上げ、今回で確か5回目(5作目)のはず。卒業したみなさんの他にも、現在、台湾のヤンさんや、ヤンさんとは別の日本人二人組(このごろあんまり来ていないが‥)も、おんなじ作品をつくっているので、いまわたしのまわりにはパン屋の仕掛品がごろごろしている。そこえもってきて「わたしもパン屋をつくりたい!」とおっしゃっている新規の方が数名いらっしゃり、どうしようかと悩んでいる。
 まあ、そのうちにまたつくりますので、希望者は、ときどき当欄をチェックしてください。はじめるときには必ずここで参加者を募集いたしますので。また、これとは別に、大型のパン屋(題名:デカルト通り48番地)の制作講座が今月29日からスタートすることになっていますが、こちらはまだ参加可能です。ヤル気のある方はお早めにご連絡ください。(詳細は前回の当欄に。)
 ———することがなくなると困ると思って、このごろ教室を増やしてます(汗)。

第5次ブーランジェリー制作教室/最終回の写真

2019年9月14日

お知らせ

 ノエカフェオーナー氏からのご要望により、わたしの駒込スタジオにて、9/29日から写真の作品(1/12)の制作教室をはじめます。

 *「デカルト通り48番地」制作教室
 *月一回日曜日に開催/初回は9/29日午前11時~午後3時
  (初回終了後に参加者の都合を聞いて次回の日程を決めます)
 *完成までに要する日数は不明です。
 *参加費一回10000円(消費税込み)
 *木材等は支給しますがガラスやタイルなど特殊な品は自己調達してください。

 かなり大きな作品(200 x 740 x 810 mm)ですが、その割にスタジオが狭いので、少人数しか受け入れられません。たいへんな工作ですが、参加希望者がいらっしゃればお申し出ください。質問があれば遠慮なくどうぞ。なお日曜日は会場周辺に無料で止められるパーキングスベースがあります。

デカルト通り48番地

2019年9月7日

ご来場をありがとう!

 第15回/渋谷クラフト倶楽部展が終了いたしました。
 常駐していたわけではありませんので断言できませんが、今回はなかなか盛況だったと思う。ご来場いただいたみなさんに御礼を申し上げます。
 1997年当時、渋谷パルコの8Fにあったカルチャー教室からお呼びがかかり、以後22年間にわたって、工作教室の講師をつづけています。といっても渋谷の教室はとっくになくなり、そのあとは駒込の自分のスタジオや、自由が丘の会場を借りたりしながら、現在6グループ計50人の生徒さんたちのお相手をしています。彼ら現役生徒に加えてその何倍ものOBの方々もいらっしゃり、彼らが長年つくり貯めてきた作品の数々が各自の家の押し入れにいっぱい詰まっているのだそうだ。たまにはそれらを引っぱり出して、一挙に展示しようという、今回の「渋谷クラフト倶楽部展」(現役&OBたちによる作品展)だった。
 そうして並べられた計110点もの作品たち。
 芸術作品があったり、ゴジラがあったり、油絵があったり、鉄道模型レイアウトや、ドールハウスがあったり、等々、コンセプトはぜんぜん統一されておらず、点々バラバラながら、その「混沌」が面白いと感じているビジターが多かったように思う。「とても面白かった。こんど教室を見学したい。ICHIYOH Galleryに行ってみたい」という趣旨の連絡がすでに数本入っている。
 出展者のみなさん、そして本展の幹事役を勤めてくれた当クラブ会長の山野順一朗氏に感謝し、その労をねぎらいたいと思います。
 ——–お疲れさまでした。

第15回/渋谷クラフト倶楽部展
@ゴールドサロン

2019年9月1日