コミュニティーバス

 4月27日から、家の前を「田端循環ルート」というコミュニティーバスが運行するようになりました。
 このバスはJR田端駅前から例えば午後3時など各時間帯ジャストに出発し、次は3時20分、その次は3時40分、そしてその次は4時という具合に20分おきに出ています(平日土日とも)。乗車して約2分で最寄りのバス停「富士見橋エコー広場館」に到着します。料金は一回100円。田端駅におけるバス停は北口「田端文士村記念館」前にあります。またJR駒込駅・南口ロータリー・マクドナルド前にもバス停があって、ここから「エコー広場館」までだと12分かかります。駒込からの発車時間は各時間帯の10分と30分と50分で、やはり20分おきです。
http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/inform/278/atts/027870/attachment/attachment_2.pdf
 と、まあ、本日は模型とは関係ないバスネタでした。たまにぼくの工房で勉強会を開催している渋谷クラフト倶楽部のみなさんにとっても便利だろうと考え、あえて掲載いたしました。放課後の「飲み屋」への移動にも使えます。そのほかにも遅ればせながら田端・駒込の両駅に待望のエレベータがついたり、また今春には、モノレール「日暮里舎人ライナー」が開通するなど、身近なトランスポテーションが突然便利になりました。

前回お知らせした「渋谷クラフト倶楽部」の作品展示
(デザインフェスタ会場にて)


2008年5月20日

デザインフェスタのこと

ぼくの教室のみなさん「渋谷クラフト倶楽部」が、今週末東京ビッグサイトで開催される「デザインフェスタ・vol.27」に参加します。5月17日(土)と18日(日)の二日間、ブースは西ホールC-517です。それと、最近の生徒さん(藤田由紀子さん)も、5月17日のみ、「鍵の穴展」(C-0160,C-0161)というグループで作品を展示するそうです。
 是非お出かけください。
 ぼくも見に行くつもりです。

http://www.designfesta.com/jp/df/event/index.html


2008年5月13日

朝日商店

 田端新町三丁目に「朝日商店」(03-3800-3603)という機械工具の古道具屋がある。
 天気の良い日に、道を尋ねるために自転車で立ち寄った。店内は約20坪。足元には所狭ましと中古コンプレッサーが置いてあり、天井からは中古丸ノコや中古ジグソーなどがどっさりぶら下がっている。通路はやたらと狭く、人の気配がない。
 —–だれも居ないのかな?
 しょうがないから帰ろうとした矢先に、いらっしゃいませ、という声がした。声の主はアタマに白いタオルを巻き、こざっぱりとしたグレーの作業着姿。30歳代半ばとおぼしき好青年。
 「中澤という道具屋を探しているのですが…」
 尋ねると、中澤さんは100メートル先ですと、とても親切に教えてくれた。教えた先は同業者である。なのに、なんとまあ感じのいい対応だろうと、なにかを買ってやりたい気分になり、ヤスリの棚に手を伸ばし、中古の金ヤスリを三本手に取った。横を見るとドリルのキリも置いてある。ついでにそれも買う気になって、値段を見てビックリ。太さ0.5ミリのドリルのキリが、な、なんと10本400円!!
 新品が、である。
 (東急ハンズでは一本490円。)
 この店ではドリルのキリはすべて10本ずつのケースに入った状態で売っていて、バラ売りはしていない。そして太さ0.5ミリから1.8ミリまでが、すべて1ケース400円だそう。それ以上の太さだと更に安くなる。
 「な、なんで、こんなに安いの?」
 一応尋ねたが、出来るだけお安いお値段でお客様にご提供いたしたいと思いまして…などと、ツマラナイご回答。問題は品質だが別段悪くないと思う。
 オススメである。

店の外(手前)にもどっさりコンプレッサーが…


2008年5月5日

盗っ人リバーの馬具店

 シカゴのミニチュアショーへ出かけたことは、このあいだここに述べた。現地ではいくつかの収穫があったが、その中のひとつに馬具店のはなしがある。
 見ただけではわからないと思うが、下の写真は馬具店(Harness Shop)の外観だ。馬の首輪や、馬と馬をつなぐための金具や、家財道具一式をつめて幌馬車へ持ち込むための巨大な旅行用トランクなど、西部開拓時代の人々が新天地を求めて西へ西へと向かうために必要なさまざまな物品を取り扱っていた。写真の下に「Carl Froseth Store in Thief River」(盗っ人リバーのカール・フローセス・ストアー)と書いてある。そのカール・フローセスさんのひ孫にあたるケント・フローセス氏から、このたびシカゴで、この店の模型化(1:12)を依頼された。実際はケント氏の奥さんであるナンシー・フローセスさんから頼まれたわけだが、2009年年末までに仕上げるという条件で、現金うん千ドルの手付金を、ホテルのロビーで手わたされた。旅行者が所持するにはちょっとした大金である。受け取ったときには、さすがにドギマギした。
 ま、そんなわけで、ぼくのアタマの中身は、徐々にウエスタンモードに入りつつある。
 とはいっても店の外観を示す写真は下に掲載した、まことに不鮮明な一枚のみ。ディティールがほとんどわからない。しかしそのほうが自由に、気に入ったようにつくることができると考えればむしろ好都合。なまじっか鮮明な写真を見せられたりすると、ここか違うあそこが違うとなりがちで、やっかいなものである。
 ま、この件に関しては、おいおいまたお伝えしたい。

左側の窓の真ん中に馬の首輪が…


2008年4月30日

染め液のこと

 内輪のはなしですが、ぼくの教室のみなさんは「染め液」という、金属を黒く染めるための特殊な液体を常に使用しております。この液は東急ハンズなどで、いままでは簡単に入手できましたが、いろいろな事情から最近では入手困難になりつつあるようです。数名の生徒諸氏から「探したがどこにも売っていない」という声を聞き、調べてみますと、扱いをやめてしまった店があったり、売ってはくれるのですが印鑑が必要だったりなど、かなり面倒になっているようです。知り合いの模型屋のおっさんに尋ねると、そのうちみんなが扱いを取りやめるのではないか、とのこと。
 それは困るのです。
 染め液は小生の商売道具。ならば、なくなる前にまとめて入手せねばと、このたびある程度の量を確保いたしました。
 というわけでして、染め液を探しても入手できなかった方は、直接ぼくかあるいは当サイトウェブマスター宛でもかまいません、メールをいただければ小分けいたしますので、ご遠慮なくお申し出ください。値段は250ミリリットル入り一瓶が税込1500円(送料別)です。

赤いちゃんちゃんこのお祝いに
生徒のみなさんから特別製いいちこをいただきました。
ありがとう!!


2008年4月20日

シカゴのミニチュアショーへ行ってきた

今回、行きはよいよい帰りはこわいのちょうど真逆を体験。
 行きは、自家製特大トランク2個といいちこのポケット瓶4本が入った小さな黒いバッグの計3個が、シカゴオヘア空港で見事紛失するというとんでもないスタート。
 シカゴ到着は4月3日午後4時9分。入国審査を済ませ、受託手荷物返却場のターンテーブルの前へと進んだ。ところがいつまで待っても自分の荷物だけが出てこない。恐る恐る尋ねると、荷は間違いなく到着しているという。見つかったら連絡するからホテルで待ちなさいと、紛失したバッグの番号を記した証明書をわたされた。仕方なくショー会場であるホテルへと向かう。タクシーで約15分、ほどなくホテルマリオットオヘアへと到着。そこで今度はクレジットカードまでもが紛失していることに気がつき愕然とした。
 「カードがないのなら宿泊費はいま全額現金で支払ってほしい…」
 チェックインカウンターで言われ、到着早々異国の地で、財布の中身がたったの250ドル(約2万円)に。しかもクレジットカードもない。その上トランクもないのだから売上金の見込みもたたぬ。大事なショーにも穴を開けてしまうという最悪の事態。
 ショーのプレビューは翌4日(金)午後5時半からのスタートである。
 そんなわけで到着早々から翌日の午後まで、マイバッグ奪回作戦に従事せざる得ず、その日は深夜まで空港への問い合わせを続けた。そして翌4日は2回空港まで出向いた。そして2度目に行ったとき、空港のとある場所に保管されていた特大トランク2個を発見、証明書を見せて取り戻す。見事奪還に成功したトランク2個を自分のブースへ運んだときには期せずして周囲から拍手がわき起こった。それはプレビュー開始直前のことだった。
 そしてショーの最終日、4月6日(日)午後、ホテルのマネジャーがぼくのブースにやってきて、いまだに見つかっていなかったいいちこ入りの、最後のバッグが見つかったことを知らせてくれた。
 やがてすべてのショーが終了し、会場のあと片づけを済ませて自分の部屋へ戻ると、なつかしい小さな黒いバッグが置いてあった。さっそく中からいいちこを取り出し、カンパーイ! その上そのバッグからは紛失していたVISAカードまでもが出てきた。なんとまあ嬉しいことよ。しかも翌日は帰国である。グラス片手にルンルン気分での荷造りとあいなった。特大トランクの2個はすでに1個に減っていた。マシな品物はおおかた売れてしまった、ということである…。
 いやあ~おもしろかった。
 —–なお、このたびのバッグ騒動では以下の方々の多大なるご協力をいただきました。
 リリパットランドのマーティーさん、ロスの弁護士ティム・オベンスキーさん、そしてショーの主催者であるトム・ビショップさん、以上お三方には本当にお世話になりました。心より御礼を申し上げます。

2008年4月14日

白い石炭商人

 最近つくったアートインボックスに「白い石炭商人」(原題名・AU BOUGNAT BLANC)という作品がある。第二次大戦後のパリに実在したキャフェバーを、わりと忠実に模型化したもの。看板に大きく「AU BOUGNAT BLANC」と書いてある。下が実物の写真だが、作品のほうはアートインボックスセクションに、すでに掲載してある。だいぶん前に完成していたので、もっと早くお知らせしたかったが看板の意味がわからず、調べていて遅くなった。
 さて、「白い石炭商人」(AU BOUGNAT BLANC)とは?
 知り合いのフランス語通数名に問い合わせたが、いまひとつピンとくる答えが返ってこなかった。そうこうするうちに、アニー・デュボワさんというベルギー在住のミニチュアリストを思いだし、ひさしぶりに彼女に、問い合わせのメールを打ってみた。
 ベルギーはフランス語圏である。
 そしてやっと納得のいく答えが見つかった。
 実は、ぼくからの問いに対しデュボアさん自身も正解がわからず、仕方なく彼女は、知り合いのフランス人女性に問い合わせたそうである。
 下がその回答だ。
 ——-AUは冠詞で、BOUGNATは石炭商人のこと。そしてBLANCは白なので「AU BOUGNAT BLANC」は「白い石炭商人」という意味です。概して彼らは大酒飲みだったので、彼らの名前はいつしか大衆が好む安酒のことを指すようになりました。すなわち「AU BOUGNAT BLANC」とは、白ワインにリッカー酒を混ぜたアルコール飲料の名前です——-。
 な~るほど、目からウロコである。白い石炭商人とは、なんと酒の名前だったのだ。だからキャフェバーの看板になっている。まあ日本でいえば、浅草の「電気ブラン」みたいなもの。ただ石炭商人が白いのか、あるいは彼らが扱っていた石炭が白いのかは依然としてわからない。そのどっちにせよ白ワインにリッカー酒を混ぜたものならば「白い(無色透明な)酒」であることは間違いなさそう。
 というわけで、最新作「白い石炭商人」(AU BOUGNAT BLANC)を、あとで是非ご覧いただきたい。

「AU BOUGNAT BLANC」
発音はオ・ブニャ・ブラン


2008年4月8日