ただいま拙展開催中

 前回お知らせした東京有楽町での拙展はただいま開催中です。4月4日まで。最終日のみ午後7時閉場になります。詳しくは前回の小欄をご覧いただきまして是非ご来場ください。芳賀は毎日だいたい会場におります。
 それと読売新聞ですが、3月27日の夕刊に下のような記事が掲載されました。てっきり東京版と思っていたら、なんと全国版でした。素晴らしい記事をお書きくださった読売の河西大智記者に御礼を申し上げます。


2009年4月2日

お知らせ

 3月29日からの一週間、有楽町交通会館で下記エキシビションを開催いたします。

 タイトル: 芳賀一洋&渋谷クラフト倶楽部展
 会場: 東京交通会館 B1F ゴールドサロン
     JR山手線・有楽町駅前
 住所: 東京都千代田区有楽町2-10-1
 電話: 03-3215-7933(会場直通)
 会期: 2009年3月29日(日)~4月4日(土)
 時間: 午前11時~午後8時(3月29日のみ午後1時開場)
 —–3月29日午後6時より会場でオープニングパーティーを行います。参加費無料。どなたでもご自由にどうぞ。

 拙作約30点に加えて、ぼくの工作教室を受講している生徒およびOB氏らの作品約40点もあわせて展示する、かなり大規模な催しです。
 ご来場のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 ところで3月14日、教室に新聞記者が取材に訪れた。「最近ジオラマづくりに熱中する中高年が増えている」というテーマで記事を書くという。確かにぼくの教室には中高年が多い。記事掲載は3月28日の読売新聞夕刊、東京版の予定、あくまでも予定、だそうだ。  ご興味のある方はチェックしてください。

読売新聞の取材
右上にカメラマンが


2009年3月26日

タカさんの木

 またタカさんから画像がとどきました。
 こんどは木です。
 去年の暮れ、千石の教室で木のつくりかたを説明したことがあります。これに参加していたタカさんはその後すっかり木にはまってしまったそうです。
 それにしてもよく出来ている…。

フクイ・タカアキさんの木
幹の太さ:約15ミリ/高さ:約15センチ


2009年3月14日

遊郭の座敷

 お伝えしていた「遊郭の座敷」がやっと完成した。
 この作品は巣鴨にある「市松人形館」からの依頼で制作。よって近い将来ここに市松さん作による人形が加えられて完全完成にいたる。したがってこの段階ではただ人形の舞台が出来上がっただけと言うべきかもしれない。が、いずれにせよぼくの仕事はすべて終わった。
 むかし江戸吉原には「角海老楼」(かどえびろう)という遊郭があったそうだ。何回も火災に遭うがその都度立ち直り、昭和33年、売春禁止法が施行されるまで、吉原最大の遊郭として君臨。近年は「角海老ジム」(ボクシング)や「角海老宝石」など、風俗産業以外にも商売の幅を広げ、かたちをかえて今日も脈々と生き続けている。
 本作は完全完成後、その角海老さんに納入する予定だという。なので制作にあたっては角海老的ムードを表現することに腐心し、手を動かしている時間よりも考えたり調べたり探したりの時間のほうがよっぽと多かったと思う。以前、明治村へ出かけたと記したことがあったが、それも調査のためだった。例えば提灯(ちょうちん)の吊るしかたひとつとってもいろいろあり、ぼくらにはそういうことがよくわからない。仕方なく浅草あたりを見て廻ったり、欄間の制作に悩んだときには埼玉の彫刻師のお宅へお邪魔したこともあった。全体としてある種の「雅」(みやび)を醸すものでなければならず、まさにそれがすべて。結果としてぼくの作品の中ではもっともボロ度が低いものとなった。
 そのうちセクションでも設けて、市松さん作による人形を置いたものも含め、たくさんの写真を掲載したいと思う。

「遊郭の座敷」


2009年3月8日

芳賀コーナーのこと

 「え? 銀座に東急ハンズって、あるんですか…」
 自分のコーナーの場所を説明しようとすると、ときどきそんなリアクションが返ってくる。
 あるんですよ。ほら下の写真、右が有楽町のマルイで、その左下に緑色に輝くハンズのロゴが見えるでしょ。銀座ハンズはプランタンのとなり、マロニエゲートというビルの5階から9階に入ってる。その9階、自転車売り場の横に、ちっちゃな芳賀コーナーがあるのです。それと、秋葉原ラジオ会館7階の「イエローサブマリン」という店の中にも、こっちはショーケース一台がまるっきり芳賀グッズというリッチなコーナーがあります。詳しくは左のインデックスから「その他の情報」をクリックし、ご覧下さい。
 以上ふたつのスポットへは商品補給も兼ねて週一回必ず見廻っている。
 朝10時ごろ、ラッシュが去ったあとの国電で有楽町へと向かい、まずは銀座ハンズへ。それから秋葉原へと向かうが、この仕事、適度にゆるくてわりかし気分がいい。なので、ときには週二回ることも。小さな作品やミニチュアパーツなど、いろいろと並べてありますので、みなさんも是非一度廻ってみてくださいね。

たそがれの有楽町


2009年3月1日

てわざ展終了

 下の写真は先週三越で開催された「ざ・てわざ展」ギャラリートークのようす。
 左から五番目がぼく。ぼく以外の方々は全員美大出身の有名画家の先生たち。自慢じゃないが、ぼくはむかし東京芸大を受験して落ちた経験がある。その後ずっとしがない商売をやっていて、やがて商売にも失敗し、ダブルハコテンを食らった身。仕方なく48歳になってもう一度「画家のようなもの」を目指すが、これはあまりの悪手にあきれ果て一発逆転ヤケクソで国士無双を狙ったようなもの。それが60歳になった今、こうして芸大出身の先生方と一緒に並んですわっていることに感無量。
 ニッパチの2月で未曾有の大不況。しかも百貨店の大苦戦が伝えられているさ中での本展は大成功を収め、連日予想をはるかに上回る来客があった。ある数百万円の絵に対し複数の購入希望者があらわれ結局抽選になったという信じられない現象もあったと聞く。
 —–ご来場いただいたみなさまに御礼を申し上げます。

2月21日「ざ・てわざ展」会場にて


2009年2月25日

石ノ森章太郎の机

 石ノ森章太郎の机って作品、知ってますよね。このたびその作品のためのセクションを新設し、たくさんの写真をアップいたしましたので、あとで是非ご覧ください。
 ——-作品ギャラリーの表紙ページ右下のポッチから入れます。
 この作品には本当は書きかけの原稿を置きたかった。しかし時間との関係で果たせぬまま納入。その後うちの倶楽部の本職マンガ家坂井恵理さんに「プロっぽい下書き原稿」を書いてもらい、後日納入先である萬画館まで届け、机の上に置いた。ところがセクションでの写真は納入前に撮ったため恵理さんの原稿は写っていない。
 ——エリさん、ごめんなさい。
 でもね、下の写真を見てね。ちゃんと置いてあるでしょ。


2009年2月7日