あけましておめでとうございます

 正月なので、なにかそれらしい写真はないだろうかと探したところ、見つかったのが下の一枚。冬の埠頭である。
 一年前のお正月、下落合の山ちゃんと石ノ森萬画館(宮城県石巻市)までトキワ荘のメンテナンスにでかけたことがあった。屋根の瓦がはがれそうになっていたり、長年の埃が堆積していたり、あちこちメンテナンスせねばならぬことがあったからだ。ひと通りの道具がいるのでドライブがてら車で出かけた。なにしろ風光明媚なところである。日本三景の松島や塩釜漁港など、見ないで走るのはもったいないと、仙台から先は高速を降りてぶらぶら一般道を行くことに。冬のお天道様はどんよりと田舎道を照らし、時刻はそろそろ正午に近かった。そんなとき突然視界がひらけ崖の下に塩釜の港が見えた。
 「おお、海だ!」
 とか言って吸い寄せられるように海に近づき、車を止めると目の前に船が。
 そこで山ちゃんがパチリと撮ったのが下の写真。
 「いい~写真だねえ~」と感動し、直後にぼくもまったくおんなじアングルから、おなじ写真を撮ったが、なぜか山ちゃんのものには遠く及ばなかったという一枚である。
 —–本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

写真:やましたひろし


2010年1月1日

近況①「馬具店完成」

 先月21日、制作中の馬具店内部の写真をここに紹介した。
その時点では奥の壁が総ミラー張りだったため「奥行き感」は十分に感じられたものの、反面寒々しく、そのためわたしは段々と不満を覚えるようになってきた。要はクールでカッコ良すぎるのだ。それで写真のあと、奥をミラーではなく普通の壁につくり変えることにした。すると壁にはまた馬具を吊るさねばならず、新たに20点ほどの首輪とベルトが必要になった。加えてトランクも5個追加生産するなど、ミラーを廃したことによってすっかり奥行き感が失せた室内に、ごっそりと品物を突っ込むことに。結果、室内の密集度は増し、だいぶん野暮ったくはなったが、それがかえってアーリーな時代の雰囲気にぴったりとハマった。わたしは大満足し、これをもって「完成」を宣言。
 ところでこの作品は米ミネアポリス在住のクライアント氏からの依頼で制作。今年の年末までに仕上げる約束だった。そして完成したら氏が東京まで見に来ることになっていたのだが、本当に見に来るのだろうか…。

「盗っ人リバーの馬具店」
(縮尺12分の1)

近況②「リノ部屋」のこと

 ミサワホームが運営するウェブマガジン「リノ部屋」、その「ピープル」というコーナーの最新トピックとして、今回ぼくの活動が取り上げられた。下がそのウェブアドレスであるが、この記事における馬具店の写真は、まだ奥にミラーが張ってあったころのもの。なので店の奥のほうがやけにクールで、透き通っているように感じられる。
 —–リノ部屋:http://renoveya.com/contents/people/interview/915

「リノ部屋」より

近況③「赤坂のホテルで」

 年末年始、赤坂で開催されるイベントに参加します。

 タイトル:「アートクラフトの祭典」
 会場:グランドプリンスホテル赤坂・五色の間
 住所:東京都千代田区紀尾井町1-2 電話03-3234-1111(代表)
 URL:http://www.princehotels.co.jp/akasaka/
 日程:2009年12月31日/午後1~午後6時
    2010年1月1日/午前10時~午後6時
       1月2日/午前10時~午後6時
       1月3日/午前10時~午後5時

 期間中「芳賀一洋の世界」というブースに数点の拙作を展示する予定です。ぼくは大体会場におりますので、初詣がてら、よかったら是非お出かけください。

下のほうに芳賀のアートインボックスが掲載されている。
小さくて見えないか…。


2009年12月26日

近況①「シブクラの忘年会」

 ぼくの教室の現役生・卒業生たちの集まり「渋谷クラフト倶楽部」の忘年会が、先日あった。会場はいつもの駒込磯太郎。下の写真、白いトレーナーでぐたっとしているのはフィギュア作家の矢沢さん、右はエコーモデルの阿部社長、左は等々力のおみつ、と男ばっかり写っているが、当日は女性も10名参加し、大盛況だった。
 それと12月19日(土)ですが、この日は千石教室の最終日。したがって放課後は打ち上げ的流れにむかうことが予想されます。この流れに合流したいとお考えの方は、当日午後6時半、直接教室までお越し下さい。
 ——どうぞよろしく。

12月12日(土)
写真:Itaru Watanave

近況②「どの赤がいいの?」

 場所はフジテレビの湾岸スタジオ。右の人物は実物「石の家」をつくった㈱フジテレビの梅田正則プロデューサー。後ろに拙作「石の家」が見える。屋根の赤を濃くしてほしいという依頼で今年の4月、局にお伺いし、その仕事をやっているときの写真である。
 「どの赤がいいの?」
 「こんなところじゃないの…」
 なんて会話が聞こえてくるような、なかなかいい写真だ。いつか紹介したいと考えていたが適当なタイミングがなく、とうとう今日になってしまった。ふたりはまったくの同い年。年収と頭の出来に差はあるが、わりと仲良しである。

写真: Hiroshi Yamashita


2009年12月18日

近況①「How to Make Realistic Landscape」

 前々回お伝えしたエコーモデルの阿部社長に続き今度は東京藝大の木津文哉教授が、小生のおんぼろ工房で、先日約2時間、集中講義をおこなった。演題は「How to Make Realistic Landscape」。
——以下、当日のギャラリー。

 エコーモデルの阿部社長
 フィギュア作家の矢沢さん
 フラメンコのなべちゃん
 イケメンのゆうちゃん
 勝ち組のしんちゃん
 コピーライターの羽賀さん
 TMSのじゅんちゃん
 長妻議員っぽい三宅さん
 むかしの刑事っぽい斉藤さん
 世界を駆ける宇宙さん
 余裕ライフの高谷さん
 ドールハウスの相澤さん
 ビショップショーのふるはしさん
 沼津のキシモトさん
 ユザワヤ講師の山口さん
 シブクラ会長のみっこちゃん
 等々力のおみつ
 インテリアコーディネーターのミキちゃん
 ままやのまゆみちゃん
 アラサーのらるかちゃん
 ホスピタルの吉田さん
 下落合の山ちゃん
 マンガ家のエリちゃん
 ゴジラ作家の山脇さん
 時計屋のイケブチさん
 元祖湘南ボーイ佐野さん
 お目目パッチリなぎさちゃん
 エッチ人形のシゲちゃん
 おヒゲがしぶいいちようちゃん

 以上29名に木津教授を加えると総勢30名。芳賀工房始まって以来の大人数である。そのうち「パート2」もやるそうだが、まあとにかくコアなコンテンツだった。
 木津先生、お疲れさまでした。
 そして次回も、どうぞよろしく…。

12月5日/自習クラスにて
http://www.gei-shin.co.jp/comunity/04/index.html

近況②「ある彫刻師の作業場」

 去年の12月、当時は遊廓の座敷をつくっていた。ところがどうしても欄間がうまく彫れない。悩んだ末、仕方がないので欄間部分だけを外注でまかなおうと、ある彫刻師のお宅へとお願いにあがったことがあった。しかし残念ながら予算との関係で、その彫刻師高橋進さんのご協力を仰ぐことはできなかった。だがこの日は氏作による本物の彫刻作品群に感動したり、伝統的破風屋根の構造や角度についてのレクチャーを受けたりと、まことに有意義な一日となった。そして帰りしな、庭の片隅に建つ美しい作業場へ一歩足を踏み入れた瞬間クラッときた。そこはまるでフィレンツェかボローニャあたりのバイオリン工房のようだったのだ。
 「ぜひ写真に撮りたい…」
 申し出ると、こころよくご許可いただき、撮った写真は必ず小欄で紹介することを約束し、おいとました。しかし紹介のタイミングがないまま、それからとうとう一年が経ってしまった。
 なので本日は、この日の約束を果たすべく、遅ればせながら高橋工房の写真一枚と、氏のホームページを、あわせて下に紹介する。

美術彫刻/高橋進
http://members3.jcom.home.ne.jp/nyosui/

近況③「北米横断の写真」

木津教授のコアな講演があった日のこと。
「これ、遅くなりましたが北米横断のときの写真です…」
と、勝ち組のしんちゃんからCDを渡された。彼と北米を横断したのは今年5月のことだから、確かに遅いCDである。が、せっかくなのでその中から一枚チョイスすることに。
——-下がその一枚だ。
多分ユタ州あたりの山岳地帯だろう。
うしろの車は横断に使った「Jeep」である。

2009年5月
勝ち組のしんちゃんと


2009年12月12日

ただいま生徒募集中!

 芳賀の工作教室では来年1月から、新たに「初心者クラス」を開設することになり、ただいま生徒を募集中です。このような募集は数年に一回のことですので、是非この機会に、ふるってご応募ください。

 会場:JR田端駅付近(予定)
 開催:月2回(土曜午後6時~8時)
 制作課題:「秋の小屋」(下の写真)
 ——-写真の作品が計6回(一期)で完成します。
 受講料:2625円/一回2時間で
 材料代:1050円/一回分が
 入会金:10500円/初回のみ

 参加をご希望の方はお早めにご連絡をください。詳しい日程や正確な開催場所については参加人数を掌握したのちに決定し、追ってお知らせいたします。また本件に関しての質問がある方、更なる情報をお知りになりたい方々は、ご遠慮なくお問合せください。
 どうぞよろしく。

初心者クラス/制作課題
「秋の小屋」
大きさ:26mmX33mmX40mm(建物のみ)


2009年12月05日

近況①「月刊美術のこと」

「月刊美術」という美術絵画系の雑誌において、6月号、7月号、そして12月号と、本年度は3回も拙作が紹介された。いつも“立体的な絵”というつもりで作品をつくっている身としては、こういう雑誌で紹介されることは格別にうれしい。
とはいうものの今回掲載された作品はあんまりたいしたものではなかった。(下の写真)。もちろん最初はもっと別のものを薦めた。しかしどうしても下の写真を使いたいという編集部からの強いご要望があって、12月号特集「あの日に帰りたい」の扉ページに、この作品が使われることになった。校舎、駅舎、レトロ建築といった絵がたくさん掲載されている特集なので、小欄をお読みの方ならば多分気に入るはず。
一度ご覧になってください。
ただいま書店にあります。

月刊美術12月号より
発売:実業之日本社/発行:サン・アート

近況②「郷土資料館のこと」

いま豊島区の郷土資料館で「トキワ荘のヒーローたち/マンガにかけた青春」という企画展をやっている。期待しないで行ってみたら実におもしろかった。トキワ荘もだけれど、それとは直接関係のない戦後の闇市や、長崎アトリエ村の模型に目が点になってしまったのだ。これらの模型はいつでも見られるそうだが、どうせならトキワ荘展(12月5日まで)と一緒にご覧になったらいかがかと思う。
下の写真は模型ですよ。

模型作品/長崎アトリエ村
http://www.city.toshima.lg.jp/bunka/shiryokan/

近況③「アブナイ催し」

ぼくの机でなにやらしゃべっている人物をご存知だろうか。
思わず「ひぇっ——-!!!」って、ひれ伏してしまいたくなったなら、あなたはかなりのオタクといえる。なにを隠そう、こちらはエコーモデルの阿部敏幸さまといって、模型界における水戸黄門のようなお方である。その阿部黄門さまが、ぼくの教室の生徒諸氏を相手に、模型についてのウンチクを熱く語り、あとはみんなで酒を飲むという、ちょっとアブナイ催しが、先日開催された。

11月14日/自習クラスにて


2009年11月28日

馬具店内部

 写真はただいま制作中の馬具店内部である。
 高い位置にズラっと馬の首輪が並び、その下に馬のベルトが吊るされている。これらホースグッズをつくったのはTMSのじゅんちゃん。以前はただのじゅんちゃんだったが、去年彼は、名門TMS誌に「スレート屋根の機関庫」なる秀作を発表し、以後名前の前にTMSが付くようになった。世の模型てっちゃんたちのド肝を抜いた人物であるからして、御 存知の向きも多いのではないか。本作は、最初っからそんな彼との二人三脚で取り組んでいる。

「盗っ人リバーの馬具店」


2009年11月21日