下に掲載した写真は、梱包した状態での「盗っ人リバーの馬具店」である。箱の大きさは790㎜×920㎜×860㎜、重量約80キロ、㈱西濃運輸が発送の直前に撮影し送ってくれた。 そして5月11日の朝、開け方についての簡単な指示書を同封の上、発送した。 行き先は米ミネソタ州ミネアポリス、この作品の依頼主、ナンシー・フローセスさんのお宅である。そしたら翌日の夜中の12時に、もう「到着」というメールが。 ずいぶんとはやいものである。 「すごく興奮しています。 あした開けるつもりです。」 と、あったので、すぐにまた次のメールが来るものと思っていた。 ところがである。それから3週間。ミネソタからは、まったくなんの連絡もなく、もしかしたら、どこかがこわれていたのかもしれないと考え、日に日に心配の度合いが深まっていった。そんな矢先、先週ひさしぶりに下のようなメールがとどいた。
Ichiyoh–the shop came through in PERFECT condition and your directions were so good–my sons and my neighbor (he was in awe of your work) had it uncrated and up with lights in half an hour–Kent will not see it until Monday and I will email you then–it is fantastic and we all are going to enjoy your art–always something new and special each time we look at it–all for now–Nancy Froseth
「完璧な状態で到着」という冒頭の一行を読んで心底ほっとした。指示書が役に立ったこと、ほんの30分でセットアップが完了したことなどが簡潔な言葉で告げられ、作品については“ファンタスティック”とほめてある。こっちの英語べたを知ってのことか、彼女からのメールはいつも短い。 ちなみにこの馬具店は「カール・フローセス・ストアー」という名前である。そのカール・フローセスさんは、ナンシーさんの御主人ケント・フローセス氏のご先祖だ。したがってこの作品は、奥さんから御主人へのプレゼントだそうだ。だから手紙には、ケントは月曜日まで作品を見ることができません、なんてことも書いてある。 なにはともあれ、彼女はいたく作品を気に入ったようである。 よかった。よかった。
近況②「浜松町のミニチュアショー」
6月12日と13日、東京浜松町でミニチュアのショーが開催されます。
タイトル:第12回東京インターナショナルミニチュアショウ 会場:都立産業貿易センター浜松町館5階 JR浜松町駅北口下車歩5分 東京都港区海岸1-7-8(TEL03-3434-4242) 開催日:2010年6月12日(土)午前10時~午後5時 2010年6月13日(日)午前10時~午後4時 当日券:\1500/1日券 前売り券:\1200/1日券・\2000/2日券
このショーに、毎回ぼくは小規模ながら参加している。 今回も作品1点を展示の予定。しかし会場全体では計85軒ものミニチュア業者がブースをならべるそうなので、ファンには絶対おすすめである。 HAGAは13日の午前中会場におります。 —–どうぞよろしく。
近況③「ハンズ退陣のこと」
2008年2月から続いていた東急ハンズ銀座店9階の「Hagaコーナー」ですが、まことに残念ながら、このたび退陣いたしました。その日取りは、奇しくもハトヤマ退陣表明とおなじ6月2日。ま、それは、あんまりカンケーないか。しかし、こっちの在位は2年と4ヶ月。ハトヤマさんより長かった。な~んてことを比べたってしょうがねえ。 最終日の夕刻、下落合の山ちゃんと出かけ、退陣業務をおこないました。 ——国民のみなさん、ありがとう!
退陣業務に取り組む山ちゃん
2010年6月6日