お願い

 来年の2月12日から18日まで、有楽町の東京交通会館において、わたしと「渋谷クラフト倶楽部」の合同展(以下単に「エキシビション」)が開催されます。
 下の写真は前回の合同展のときのようすです。写真に写っているのはわたしの作品の展示ゾーンですが、ほかにも倶楽部作品のゾーンもあり、このときは全体で約90点の作品が展示されました。今回もこれとほぼ同規模の催しになるはずです。
 ついてはこのエキシビションを宣伝するために「取材のお願い」と題する報道資料(PDFファイル)を作成いたしました。
 これをお読みのみなさんの中でテレビ局や新聞社や雑誌社にお勤めの方、もしくはそのようなお知り合いはいらっしゃいませんでしょうか。いらしたら是非この報道資料を配ってほしいのです。テレビ局と新聞社へは開催の直前(2月初旬)に配ってください。しかし雑誌社へ配るのは今がちょうどよい時期です。またネット環境へも今後どしどし発信してゆきたいと考えておりますので、どうかご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
 なお本件に関するお問い合わせは直接HAGAまでどうぞ。

2011年10月/東京交通会館にて

2011年10月22日

映画「エンディングノート」を観ました。

 内容はみなさんももうご存知だと思う。砂田知昭という一家の主がある日突然ガン宣告を受け、やがて亡くなるまでの悲喜こもごもを、氏の次女麻美さんが記録したドキュメンタリー映画である。
 けっきょく砂田氏はキリスト教の洗礼を受けたのち、家族全員に見守られながら天国へと旅立って行くのだが、なんとまあうらやましい方なんだろうと思った。無縁社会といわれている昨今、一体何パーセントの人がこのような幸福な最期を迎えられるのか。
 映画の中で彼は
 「ぼくは自分を幸福な人間だと思っている…」
 と、ごく自然にしゃべっていた。突然の病に侵され、もうすぐ死ななきゃならんというのに、だ。その砂田氏の存在感がバツグンの映画である。いかなる名優をもってしてもこの役(?)だけは本人に敵わぬだろうと思った。
 死をつづっているというのに、なぜか見終わったあとハッピーな気分になれる映画である。
 ——–みなさんも是非!
 (新宿ピカデリー他で絶賛公開中です。)

映画エンディングノート公式HP : HYPERLINK http://www.ending-note.com/
エンディングノートのtwitter : HYPERLINK http://twitter.com/ending_note
砂田麻美さんのTwitter : HYPERLINK http://twitter.com/mmsnd

2011年10月8日

旧横浜駅のはなし

 むかしの横浜駅をあらわした立体作品の制作依頼を受けている。完成の暁には現横浜駅の一角に半永久的に展示されるという作品だ。(このことは8月27日付けの当欄でも一回お伝えしたことがある)。
 いいはなしである。
 だがどんなものをつくったらよいのか、まだ完全には決まっていない。
 設置スペースは幅約1200mm長さ約1600mm高さ約1300mm、この中に依頼されているような大型駅をホームまでを含めて全部つくろうとすると、どうしても縮尺率を高めねばならず、するとぺたっと平べったい作品になってしまう。どこかの鉄道模型レイアウトとあんまりかわらないようなものが出来上がってしまうのだ。
 これではどうも迫力がない。
 そこで、いろいろと試行錯誤を重ねた結果、アートインボックス型の半立体作品にしたらよかろうという結論にいたった。これならば縮尺率を低く抑えることができるので、ある程度高くそびえた建物(駅本屋)をつくることができる。
 ところがだ。本作の設置場所は地下広場のほぼ真ん中である。アートインボックス型にするのはいいが、その場合、作品の裏側をどう見せるのかという問題が発生、仕方なく裏側にももうひとつ、なにか別の作品をつくる方向で現在検討中。
 ま、そんなわけで、表の作品についてはだいたい決まり(下のパースのようなもの)、クライアントからOKをいただいたが、裏がまだ決まっていない。

左右の丸い円柱は地下街の柱です

2011年10月15日

近況①「北海道ツアーのこと」

 いささか古ネタになるが、9月の11日と12日、当クラブのメンバー数名とともに北海道は滝川市にあるスギちゃんのゴージャス工房を見に行った。(スギちゃんとは、うちの倶楽部の北海道担当官の名前だ)。帰った直後、ツイッターのほうに写真を載せたので、それでいいと思っていたらこっちにも掲載せよとの声が。そこで遅ればせながら、下にそのときの写真一枚を掲載。
 下のメンバー8名でまずは富良野に向かい、それから滝川のスギちゃん工房を見て、近所の居酒屋で毛ガニを食べ、そのあとは美人ママがいるスナックでカラオケを歌い、そしてそのあとは…。

左からスギちゃん、ビック伊藤のおとっつぁん、
佐野名人、みつぴーデラックス、時計屋のイケブッつぁん、らるからるか、
たえこねーちゃん、&いちようちゃん

近況②月刊「はるかプラス」最終号

 27年間続いた雑誌の最終号の最終ページがぼくの記事だった。連載していた「カリスマ模型師芳賀一洋の世界」もこれで最後。今号では伊東屋初代・伊藤勝太郎の店を紹介した。
 以下記事より。
 東京銀座の老舗文具店「伊東屋」は西暦2004年に創業百年をむかえた。これを記念して創業店舗の模型展示物を制作することとなり、わたしがその仕事を依頼された。
 なにしろ伊東屋は文具店である。おびただしい量のミニチュア文具が必要だった。しかもそれらすべてが明治期のものでなくてはならず、最初はさっぱりかたちがわからなかった。それでも2003年秋にはどうにか調査を終了し、ただちに制作をスタート、翌年春にはご覧のような作品が完成、同年秋に日比谷の帝国ホテルで開催された創業百年祭の式典会場に陳列された。
 現在この作品は㈱伊東屋の本店会長室に展示されている。縮尺12分の1。
 ——以上が記事だった。
 ところでこの雑誌の担当者西山朋樹さんはオタク度満点の模型ファン。雑誌が休刊になったことにより彼ともお別れせねばと思っていた。ところがである。これからは一生徒としてお付き合いしたいという嬉しいお申し出があり、この10月から始まる自由が丘教室「初心者クラス」に通うことになった。
 ミイラ取りがミイラになったのだ。

月刊「悠+」(はるかプラス)10月号より
発行:(株)ぎょうせい

2011年10月1日

近況①「maruchanのこと」

 うちの娘、芳賀千尋が駒込で「ちょこっとキャフェギャラリー/maruchan」という店をやっている。去年火事になったおんぼろアパートの二階を改装してつくったネコの額(ひたい)ほどの店だ。そこにほんの数点の拙作を展示し、プチいちよう展的な、ちょこっとスモールなエキシビションを開催いたします。9月20日がオープンで、10月7日がクローズです。
 御用とお急ぎでない方は一度のぞいてやってください。娘はだいたい店にいるそうです。
 なお場所や、営業時間や休日のことなど、詳細は下記URLをご覧ください。
 http://maruike-house.com/maruchan

maruchan

近況②「英国の雑誌」

 半年ほど前、イギリスの雑誌のエディターから突然のメールがあった。ぼくの作品をフューチャーしたいという。うれしいはなしである。そのあとメールでのインタビューを受けたりして、ルンルン気分になっていた。しかしそれから6ヶ月、なんにも言ってこないので、いつのまにかそのことはすっかり忘れてしまった。そしたら先週英国からひょっこり郵便物が届き、あけてみたら雑誌である。計4ページにわたってぼくの記事が載っていた。英国の雑誌に掲載されるのは初めてのこと。
 ——-うれしいなあ。

The Dolls’ House Magazine October 2011 Issue 161
GMC Publications

2011年9月18日

近況①「工作教室のこと」

 ほぼ2年ぶりに、10月から「初心者クラス」を開催いたします。
 土曜日の午後6時から8時という時間帯で、月2回開催します。最初につくるものは「秋の小屋」(下の写真)で、この作品を一期6回(3ヶ月)で完成させます。
 以後順にむずかしい課題へとステップアップしてゆきます。

 受講料:3150円(1回2時間で)
 材料代:1260円(1回分)
 入会金:10500円(初回のみ)
 (以上消費税込みの値段です)

 参加希望者は当サイトウェブマスターまでご連絡ください。追って開催場所(目黒区自由が丘の予定)や、正確な日程等をお知らせいたします。
 ご意見やご質問も受け付けております。
 —-どうぞよろしく。

80分の1/秋の小屋

近況②「「ブラウン・テイストさんのこと」

 先月横浜高島屋で催事(ドールハウスの世界展)に参加したとき、はるばる岐阜からやってきた佐橋良広さんと親しくなりました。彼は「ブラウン・テイスト」という名前で、マンハッタンのダウンタウンをおもわせる情景をつくっているのですが、これが非常にしぶいのでぜひ彼のホームページをご覧ください。
http://browntaste.ehoh.net/

ブラウン・テイストさんの作品

2011年9月15日

イエサブのこと

 ぼくのショーケースが置いてある「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」がラジオ会館をおん出され、別のビルに移って3ヶ月。移った直後は客数が激減し、真っ青になったが、最近徐々にむかしの客足がもどりつつあるようだ。だが以前の売り上げには、まだ微妙に届かず、スタッフ一同がいろいろと苦労をしている。
 そこでみなさんも是非一度行ってほしいのです。店を入ってすぐ左側の壁に「芳賀一洋のミニチュアコレクション」という作品&ミニチュアパーツがいっぱい入ったショーケースがあり、いまは比較的よい品物がそろっています。
 「行ったが場所がわからんかった」
 いまだにそんなことをおっしゃる人がいるので、下に地図をつけました。
 ——–これでわかるでしょ?
 どうぞよろしく。

イエローサブマリン秋葉原スケールショップ
千代田区外神田1-11-5秋葉原スーパービル8階
http://www.yellowsubmarine.co.jp/shop/shop-045.htm

2011年9月3日