わたしが最初に模型の小屋をつくったのは1995年、阪神淡路大震災があった年の夏だった。この年はまたオウムの地下鉄サリン事件も勃発した年で、国中がなにかと騒々しかった。当時わたしはまだ商売をやっていたので、上九一色村のサ…
THREE DIMENSIONAL MINIATURE ARTISAN
わたしが最初に模型の小屋をつくったのは1995年、阪神淡路大震災があった年の夏だった。この年はまたオウムの地下鉄サリン事件も勃発した年で、国中がなにかと騒々しかった。当時わたしはまだ商売をやっていたので、上九一色村のサ…
3月に青山で「私の劇場」と題する合同展を開催した。(詳細は2003年3月6日・3月26日・4月1日の、計3回にわたってこの欄に掲載した。) この合同展のキュレーターを勤めていただいた宇野亜喜良(うの・あきら)氏は196…
今日は拙作「真岡駅」(STATION)に付いてのはなしをしたい。 真岡は「もおか」と読む。ここには、むかし芳賀という殿様が住んでいたそうで、私がその直系の子孫だという説がある。だから真岡市は、栃木県の「芳賀群」というと…
「天上大風」(てんじょうたいふう)という名前の月刊誌が、この春創刊され、創刊号が先月(3月)26日に、全国で一斉に発売になった。初版が確か35万部(もしかすると45万部だったかも)印刷すると聞いたので、たいへんな数だと…
またまた合同展のはなしで、すいません。 (詳細は2003年3月6日付けのトークスを参照のこと) 先日、東京新聞にわれわれの合同展「私の劇場」の告知記事が載った。だからもう一回だけ、紹介させていただくことにする。 下は、…
子供のころ、商店街の裏手には原っぱがあり、小さな芝居小屋が建っていた。客席は、地面にゴザ敷きだったが、年数回そこに旅芸人の一座がやってきて、チャンバラの劇を演じた。奥には一応安物の舞台が付いていて、顔を真っ白に塗りたく…
高名なフィギュア(人形)作家に矢沢俊吾(やざわ・しゅんご)という方がおられる。彼の造るフィギュアは、一流の造形雑誌あたりでは、ちょくちょくとその表紙を飾っているので、ご存知の読者も多いと思う。まことにナイスなキャラとグ…