本来ならば新年の祝辞を述べねばならぬところですが、昨年4月に92歳の母が亡くなり、我が家はただいま喪中です。その後8月には長男一家に初孫が誕生していますので、そんなに悲しい気分ではありませんが、喪中ハガキきを出した本人が、自分のブログで「おめでとう」と言うのもへんなので、ここではそれを言わないことにします。
かれこれ40年近く前に、父が亡くなったときにも喪中ハガキを出しました。当時はそれで十分に用が足りましたので正月に誰もおめでとうとは言ってきませんでした。ところが今回はメールやソーシャルネットワークを通じて大勢の方々から「Happy New Year!」との祝辞が届き、説明が面倒なのでついそのまま同じ文言を返しています。
なし崩し的喪中崩壊現象です。
こうして日本の文化や伝統が少しずつ崩れていくんですね。門松はめっきり見かけなくなり、凧揚げも、羽根つきも誰もやりません。子供たちはスマホでゲームでもやっているのでしょう。年賀状の売り上げも年々減っていると聞きます。
近所の悪ガキと竹馬でかけっこをやったころの正月が懐かしいです。
——-本年もどうぞよろしく。
2014年1月4日