表題の作品は現在写真のようになっている。
この部屋は障子面と襖(ふすま)面とで囲われていて、どちらかというと障子面が中心だ。だから障子から先につくろうとしてサンの太さを測ってみたらたったの9ミリ、実物が、である。12分の1にすると0.75ミリ、アナログ方式でつくるのは無理と判断し、障子はいまレーザーカットで制作するべく業者に依頼している。
しょうがないのでフスマ面を先につくり、障子のあがりを待っているところ。
下の写真のフスマは、大きな柄を絵の具で描いて、縮小コピーにかけ、ボール紙に貼ってつくった。
鴨居の絵もだいたいおんなじ。畳はいつものように東急ハンズで買ってきた特殊な紙を品ベニヤに巻き付けて制作。
と、このへんのテクは10月から自由が丘で始める「あるマンガ家の住居制作教室」で詳しく説明するつもり。
ご興味のある方は是非ご参加ください。
——–詳しくは前回の当欄に。
近況②「モースの店」ドーハへ到着!
紆余曲折を経て「エドワード・モースの店」が、とうとうドーハへ到着した。
現在、通関手続きのため現地の税関に保管されているそうだが、依頼主アフマド・アルタニ氏の元へはまだ届いていないらしい。
以上の情報は9月10日に本件の運送業者からもたらされたが、昨日(11日)ふたたびおなじ業者からメールがあり、「代理店曰く、ご指定の電話番号にかけてもなかなかアフマド氏につながらないとのことです。ほかの電話番号かメールアドレス等をご教示いただけますでしょうか…」などと言ってきた。
また別の人からは「アフマド氏の元へはすでに税関から連絡があり、近々当人が回収に向かうつもりらしい…」(11日)というメールが届くなど、情報がさくそうしている。
そろそろ当人から「届いた!」というメールがあってもよさそうだが、まだなんにも言ってこない。
2014年9月13日