人が来た!

 22日の午後、今月はじめて来客があった。その客才谷遼氏は、本当は10日に訪れる予定だったが、その直前に小生が発熱してしまいこれがドタキャンになっていた。それから10日ほどがたったころ、体調が良ければ是非お会いしたいという再度の連絡があったので、それならばとおいでいただくことになった。当日は部屋をキレイに掃除して、余分な箱やガラクタを片づけて、できるだけ互いの距離が保てるように椅子をならべ、消毒用アルコールを用意した。
 才谷さんは中堅出版社の名物社長で、同時にラピタ阿佐ヶ谷のオーナーであり、なおかつ映画監督である。コロナごときにビビったりするキャラではない。当日はノーマスク、ユージング山の手線で、二人の若手社員を従えて堂々とわがボロスタジオに入ってきた。天気の良い日だったので部屋の扉は開けっ放しだ。
 最初は一同行儀よく一定の距離を保って座っていたが、そのうちはなしが盛り上がると、いつしか才谷氏は椅子から立ち上がり、わたしの目の前でじゃんじゃんしゃべった。で、しゃべったことの内容は「とりあえず㊙︎です」とのことなので今ここではお伝えできない。しかしこの一ヶ月、だれかと会ってなにかをしゃべるなんてことはまったくなかっただけに、なんとも記憶に残る、特殊な一日となった。
 ちなみにであるが、小生は9日の午後から夜にかけて37.2度の微熱が出たが、パブロンといいちことマイスリーを一緒にまぜて飲んで寝たところ、翌日は平熱に戻り、以後きょうまでなんの異変もない。
 なおPCR検査は受けていません。

左が才谷さん。
キョリが微妙であるが‥。
机の上、手前にあるのはアルコール消毒液。