下の写真、なんだかわかりますか?
そうです。復元された実物大のトキワ荘です。正式名称「トキワ荘マンガミュージアム」。模型ばっかりを見てきた目には異常にデカく映った。
以前この物件の壁の色にケチをつけたことがあったが、この日は窓枠の色に疑問を感じた。むかしの交番によく使われていたこの色を水浅葱(みずあさぎ)というらしいが、区からの依頼で本件の模型をつくっていた当時、窓枠は白にするよう担当者から指示を受けた。だがこのアパートが建ったのは昭和27年。その時代に白い窓枠はちょっと考えにくく、確認のため、わたしは元トキワ荘在住の漫画家水野英子先生とトキワ荘の元大家天野喜秀氏に電話で問いあわせてみた。そしたら彼らも白だと口を揃えておっしゃる。ならば仕方がない。白い窓枠での作品を制作し、区に納入した経緯がある。それがなんでいまさら水浅葱(みずあさぎ)になったのか。(白よりはるかに壁色にマッチしているとは思うが‥。)
ちなみにこのトキワ荘マンガミュージアム、本来ならあさっての日曜日(22日)にオープンの予定だった。しかしこのご時世である。4月以降へと延期になってしまった。仕方がないので数日前にちらっと見に行って、とりあえず外側からの写真を撮ってきた。