千石教室からの生徒、藤井ひろみさんが最近メキメキと実力を発揮している。去年彼女が制作した「倉庫カフェ」(1/80)は、拙作「午後の鹿骨」の改良版だったが、古い鐵工所をオシャレなカフェに変えちゃったという発想もさることながら、随所にひろみ節的加工が施された、工作力あふれる名作だった。(2017/6/4日付当欄に記事があります)。そしてこの夏には、アートインボックス型の、「花にうずもれた玄関(1/12)」をつくったところ、大反響があり、完成後ゆっくり眺めている間もなく、ヤフオクで売れてしまった。
さすが1万人に迫るホロアーを誇るひろみさん、つくってから売れるまでの速度がすごかった。しかもかなりの高額で。
おどろいた小生は
「あのね、ぼくのドアーも、花でうずめたいんだけど‥」
と、彼女に、おそるおそる頼んでみた。
長年のアートインボックス教室でつくったドアーがたくさんあるのだが、デザインがほとんど同じなので、催事等で並べる場合にははなはだバリエーションに欠けるからである。実は11月に神戸で個展を開催する予定があって、それらドアーを並べるつもりだが、そこに一点でもひろみ節が加われば、強いインパクトになるだろうと考えた。
頼んでから一週間後。
彼女のインスタに下の写真が載った。壁とドアーはHaga製だが、ひろみ製の花々がバッチリ決まり、売れそうなフェロモンをムンムン発散している。
ひろみさんありがとう!!!
カンペキです。
2018年10月21日