ミッションと体重の関係

 最近めっきり太ってしまい、ただいま非常にこまっている。
 私の身長は178センチだが、先週ハカリに乗るととうとう「84kg」になっていた。大昔は54キロでガリガリだったが、当時もいまとおんなじ身長だった。それが30代では60キロ台になり、その後40代の後半から現在に至るまでは、ずっと70キロ台前半の数字をキープしていた。そして80キロに近づきそうになると多少はダイエットして73キロ程度にまで落とすというのが、昨今のペースだった。やり方は、朝昼の食事をへらす(あるいは食べない)という単純なもので、続けているとそうは太らない。昔からだいたいこの方法で自己水準をキープしていたのだが、以前ならば、これでなんら問題はなかった。ところがここ数年、腹がへるとパタッとパワーが落ちるという現象が顕著に現れるようになり、重要な仕事があるときだけは、できるだけ食べざる得なくなったのだ。だから伊東屋ミッションが始まった昨年の暮れ以降、食事制限をいったん解除し「腹がへったらすぐに食べる」という特別対応で、このミッションに望んでいた。そして、終わったら、ただデブだけが残った、というわけだ。
 太るといっても私の場合腹が出っ張るだけである。腹が出ると脊椎を圧迫するので、もともと腰痛もちの私は、痛くて背骨がまっすぐに伸びなくなる。と同時に歩行が極端におっくうになってくるのだ。最寄り駅までは7~8分だが、たったそれだけを歩くのにも腰と足がしびれ、途中で一回休まないと辿り着けないというありさまが昨今の状況である。しょうがないので、ここ数日必死に空腹に耐えてダイエットに励んだおかげで3キロ減り、なんとか81キロにしたが、するとやっと少しは歩けるようになってきた。まだまだあと7~8キロは、緊急にへらさねばならぬのだが‥‥。

 *伊東屋が消えてかわりにデブ残る
 *駅までの道のり遠しあえぐ息
 *ラーメンとビール恋しや初夏の午後

スマートだったころ
1970年代


2004年5月31日