毎年1月1日の夕刻になると妹の一家がやってくる。
私の妹洋子とご主人伸一郎氏と長女絢子ちゃんの三人だ。
伸一郎氏はむかしから写真が趣味なので毎年元旦には我々の集合写真を撮ってくれていて、もう30年ちかくも続いている。その2005年版が下だが、右から丹羽伸一郎氏、丹羽洋子、丹羽絢子ちゃん、いちよう、長女千尋、母上、長男貴行、そして家内芳賀敏子の計8人が「石の家」の前で笑っている。
この日わたしは朝6時から仕事をしていた。
そしたら午後5時に妹一家が訪れたのでそこでいったん仕事を中断し、
「先に、写真を撮っちゃいましょう‥」
ということでゾロゾロっとみんなが作品のうしろにならび、まずは下の写真を撮ったのだった。例年は食事のあとに写真を撮っていたが、それだと顔がだらけると思い今年は食事前(酒前)にした。わっはっはと笑っているのは、少しでも明るい年にしようと念じてのことで、この笑いを世界平和に役立てようという深い思惑があってのことだ。そして石の家の作品はご覧のような状態で、完成にはまだ若干の時間がかかりそうである。
以前のトークスでは2004年年末完成予定とお伝えしたが、その後テレビ局の人から1月中旬以降に納入してほしいと言われ、ガタンとペースが落ちたのだ。でも月末には拙展(生徒諸氏との合同展)がひとつ控えているので、なんとか1月15日までには完成させ、即納入したいと思っている。今回の作品はかなりデカイので、これが置いてあるあいだは他の仕事がまったく出来ないからだ。
―――本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2005年1月4日