千駄木慕情

 先週「千駄木慕情」という作品を作った。ストラクチャー作品の場合、僕はたいがい荒涼とした未開の地といったシチュエーションで作ることが多いが、この作品は東京下町の塗料屋という設定で、ベースの直径がたった13センチという非常に小さな作品だ。5年ほど前にも同様のものを一度こしらえたことがあるが、このときはすぐに売れてしまい、「また作らないのですか?」などと、たまに言われていた作品である。またすぐに売れてしまうと困るので、今回はとりあえず「非売品」として、そのうちイエローサブマリンの棚に並べるつもりだが、当サイト、ストラクチャーセクションにも「A Paint Store at Sendagi」として掲載したので、ぜひご覧いただきたい。

千駄木慕情


2006年8月5日