雑誌「悠+(はるか・プラス)」での連載3回目、6月号が発売されている。
初回が「トキワ荘」で、次が「居酒屋」と、2回つづけて和ものだったので、今回は洋ものでいくことに。
—–下はその記事から。
「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」、
写真は、1997年に制作した「錠前屋のルネはレジスタンスの仲間」というアートインボックス作品(縮尺12分の1)である。
アートインボックスとは、平たい箱の中に壁や建物といったディティールを立体的につくりこんだ3D作品のこと。1996年、新宿伊勢丹で開催した拙展の折、担当者から、画廊の壁面に飾れるような立体作品をつくってほしいといわれ、つくりはじめた。ロケーションをパリと限定し、時代背景を第二次大戦直後と決め、シリーズで制作している。
なお、本日ここに紹介した作品は、荻須高徳画伯描くところの「鍵屋(パリ)」という絵を、できるだけ原画に忠実に立体化したものである。
2010年5月29日