近況①「忘年会のこと」

 12月5日はうちの倶楽部の忘年会だった。
 この日は日曜日だったのでアートインボックスの教室があって、それを片付けたあと、大急ぎで駒込の「磯太郎」へ。若いころは海老蔵みたいに朝まで飲んだ。しかし酒量は年々減る一方。しかも酒席でのことを忘れちまう傾向が最近顕著で、どんな会合だったのか、ほとんど覚えていない。そのあとは調子に乗って二次会へもでかけたのだが、さいわい誰からもなぐられなかった。
 そして翌日はゲーリークーパーに。

渋谷クラフト倶楽部忘年会
写真:わたなべいたる

近況②「生徒展のこと」

 翌朝ぼくがゲリークーパーだったとき、生徒のみなさんは元気に宇都宮へとむかい、現在開催中の「生徒展」の設営を行ったらしい。そのなかのひとり、コピーライターの羽賀さんがクラブ員に宛てて下のような一文を書いた。

 昨日の6日、設営のお手伝いに行ってきた感想です。
 全部みるには1日がかり、皆さまにとっての「ディズニーランド」間違いナシ!
 大量出品の吉田さんや佐野作品を中心に山野事務局長のアートインボックス(パン屋)、山下浩さんの機関庫、山脇ゴジラさんのモンパルナスの灯、1月から芳賀教室で予定されている「あるマンガ家の住居」など、また倶楽部フレンドの方の作品まで、私のような最近の倶楽部会員には初めて目にする精力的かつ見事な作品が約150点。ストラクチャーとアートインボックスだけでなく、ドールハウスあり、ポートレートあり、シャドーボックスあり、怪獣あり、油彩画あり、彫刻画あり、エロあり、これでもかこれでもかと目白押しです。こんなテーマパークは諸条件を考えると恐らくもう2度と無いと思われます。ぜひ皆さんお出かけください。会場は南宇都宮駅ですが電車の中でモバゲーでもしてれば着いちゃいますから。
 芳賀先生の会場は作品を体系的に捉えられ、圧倒的なクオリティで見る者を釘づけ。初期作品「ベランダのムード」なども鑑賞できる貴重な機会です。これで珈琲つき1000円は決して高く有りません。2回は行かなきゃ。
 ◎〆の言葉「上手な人は、ハナからウマい」
 失礼しました(羽賀)

 ———というわけで現在宇都宮で「生徒展」と「芳賀展」を同時開催中!
 (詳細は左のインデックス「展示会情報」で。)

生徒展会場「ギャラリー悠日」にて

近況③「作品のこと」

 10月9日の当欄で「アジェのパリ」の二作目をつくっているとお伝えした。
 その後まったく時間がとれず長いこと中座していたが、宇都宮展の搬入が一段落したいま、やっと少しだけ手を加えることができた。下にその一部分を掲載したが、もしかしたらこれは傑作ではないかと気をよくしている。
 正月までにはなんとか完成させ、年明け早々宇都宮のエキシビション会場に展示する予定。あくまでも予定ではあるが…。


2010年12月11日