おととしの夏、はるばるニューヨークから工作を習いにやって来たチーフン・スタークという生徒がいた。その夏彼は約一ヶ月、駒方橋のたもとにある安宿に連泊し、そこから毎日ママチャリをこいでぼくの工房まで通って来ていた。当欄で何回か紹介したことがあるし、千石の教室にも連れて行ったことがあるので、知っている人も多いと思う。アーチテクトでありアーティストであり、アメリカ人のくせにやたらと小津映画に詳しいというかわったキャラだった。
そのチーフンさんからきのう久しぶりにメールがあった。
メールには最近彼がアーティストとして参加したエキシビションの会場ようすを撮った写真がたくさん添付されていたので、「ぼくの日記に掲載してもよいか?」と尋ねたら、是非に…とのことである。
下がそのエキシビションにおけるチーフンさんのウォールだ。
会場はニューヨークのマディソン・スクェアーガーデンのすぐ近所、アーティクチュアル・オフィスギャラリーというところだそうだ。
なかなかクールでしょ。
2011年7月9日